物語る私たち [DVD]

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アーティスト : マイケル・ポーリー 
  • ブロードウェイ (2015年4月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4944285027641

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物語る私たち [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 家族の間で長年ジョークとして語られていたサラだけ父親が違うという話、それが本当だった。
    役者や脚本の才能があったのに、家族を養うため堅実な職に就いた父と、結婚していたが、舞台上の彼に惚れて一緒になった母。華やかな母は物静かで自分の求めるものを与えてくれない彼を愛していたけど、愛されていないと感じ、もの足りなかった。
    サラを40代で産んで病気で亡くなった。父とサラはその頃、二人きりでお互いを支えに生きて、強い絆があった。だけど、18歳の時知ってしまった事実を父には言えないと思ったけど、やはり脚本家だった実の父がそのたぐいまれなる経験を本にしたいと言い出し、父に打ち明ける決心をする。
    母の最初の意に沿わない結婚の結果サラには義父兄弟(離婚の時カナダで最初に親権を失った例として新聞にも載った)2人、本当の兄弟だと思っていた兄弟が2人、叔父や母の知り合いや実の父、母と関係のあった人などにインタビューしていく。

    こんな家族の秘密とも言うべきことを、と最初は誰もが疑問に思うだろう。だけど、脚本家、監督、俳優ならではの表現したい、現実にこんな出来事に出会ってしまった奇跡を、という気持ちが最後にはとても良くわかる。
    みんな、このことでお互いを恨んだりしていない、というのがいいのかもしれない。
    時間が経っているからこそ、複雑な気持ちも母のことも理解したいと思える。
    自身の衝撃的な出来事からなんとか母を知りたいという思い、だけどやがて父を愛しているという思いが伝わって来る良いドキュメンタリーだった。

  • サラ・ポーリーの自伝ドキュメンタリー映画。
    サラの母親であるダイアンはサラが11歳の時に亡くなっていた。幼い頃から兄弟姉妹の中で一人だけ父親に似ていないサラは、父の子じゃないんじゃないかと、ジョークを言われていた。そんなサラが自分の出生の真相を求め、家族や母の友人、さらには仕事仲間などにインタビューし母ダイアンの過去を探っていく。

    この家族にとっては物凄く重大なことのはずなのに淡々と、ホントに淡々とストーリーは進んでいく。そして淡々としているが故に皆それぞれの話がじわじわ染みこむように心に入ってくる。
    何と言っても父のマイケル。真相を知った時、落ち込みつつもオールOKと言ってのけるサラのすべてを包み込むような愛情にグッときた。

    そして終盤、この映画の編集において「沢山の人に話を聞けば曖昧な記憶から真相がボヤける。真実を知っている自分の話が一番核心を突いている」と言うハリーだがサラはそうしなかった。真実は確かにひとつだが、曖昧であったとしてもそれぞれの語り手の記憶に残るダイアンはその語った人にとっての真実である。そして何よりもダイアンが皆に愛されていたという真実がこれによってよく分かった。

    4.3点

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