からかい上手の高木さん(2) (ゲッサン少年サンデーコミックス) [Kindle]

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  • 小学館
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  • 稲葉光史『からかい上手の(元)高木さん』(小学館)は、山本崇一朗『からかい上手の高木さん』のスピンオフ漫画である。大人になった高木さんを描く。高木さんは結婚して名字が変わり、娘が産まれた。名字が変わったため、(元)高木さんである。
    高木さんのその後が幸福な展開になっていることは喜ばしい。『からかい上手の高木さん』がラブコメならば、『からかい上手の(元)高木さん』はホームコメディになる。
    漫画としては『からかい上手の高木さん』のような強烈に突っ込みたくなる笑いは乏しい。本家あってのスピンオフと感じた。第2巻ではカーテンに隠れるなど『からかい上手の高木さん』のエピソードを下敷きにする話が目立つ。『からかい上手の高木さん』の力を再確認した。
    第2巻の第1話「つんつん」は中学生時代の話である。この頃のやり取りの方がやはり面白い。この話のからかい対決の結末は漫画本編ではなく、余白のイラストにある。これが笑える。
    『からかい上手の(元)高木さん』の特徴として小さな娘が親を振り回すことがある。しかし、母親は振り回されない。やはり高木さんは強い。
    小さな娘が大人を振り回す点は、あずまきよひこ『よつばと!』に重なる。『よつばと!』では周囲の大人との交流で話が広がっていく。逆に脇役が主人公を翻弄するパターンもある(林田力「『よつばと!』第11巻、脇役が主人公を翻弄する逆パターンも」リアルライブ2011年12月1日)。
    これに対して『からかい上手の(元)高木さん』は家族内で完結する。西片夫婦と娘の三人で物語が進む。家族物はご近所さんなど新たなキャラクターを登場させ、彼らをレギュラー化させて話を膨らましていくことが定番である。その対極である。親子三人だけの世界で物語を完結させるストイックさに驚嘆する。西片の職場の様子は第2巻でも分からない。仕事を家庭に持ち込まない。昭和の仕事人間は完全に過去のものになった。
    登場人物を広げないストイックさは『からかい上手の高木さん』からの傾向である。思春期ならば互いに西片くんや高木さんのことばかり考えていても面白いが、社会人となると現実感が乏しくなる。
    民間経済人的な意味での生活感を感じにくい。たとえ専業主婦であっても消費者としての生活感を描くことはできる。ここは東急不動産だまし売り裁判原告として声を大にして言いたい。滅私奉公の仕事中毒は時代遅れであるが、マイホーム主義も昭和的である。個人の個性が見えない点で裏表の関係にある。

  • 巻末にパイロット版収録。読み切りで1度だけ載ったというこの頃は高木さんがキッとした顔立ちだし西片も陰キャ臭強いデザインだったのね。

  • 蜀崎ェュ縲ゅ♀縺セ縺代?逵滄?縺輔s繧ゅ°繧上>縺??縲

  • 雨宿り・テスト勉強・テスト返却・手紙・掃除当番・二人乗り・腕ずもう・夢・番外編 席替え
    ほぼアニメの通りな巻。良かった。

  • 青春だなぁ。
    巻末の番外編は、連載になる前の読み切り作品。ストーリーは、まさにかあたからかい上手の高木さん」だけど、キャラクターがある意味「普通」。やっぱり、連載の可愛らしい高木さんがいいですね。

  • Kindle期間限定無料版にて。
    以前1巻無料だったが今回は2巻まで無料。
    西方君鈍すぎる。
    そして高木さん可愛すぎる。
    これで惚れないわけないだろ。
    それにしても自習の多い学校だな(笑)

  • 全くほんとにほのぼの笑えるいい漫画。

  • にしかたくん羨ましい。。。。

  • なんというか、かわいいです。
    微笑ましい。

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