64(ロクヨン)(下) D県警シリーズ (文春文庫) [Kindle]

著者 :
  • 文藝春秋
3.92
  • (26)
  • (47)
  • (27)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 282
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (388ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • D県警広報官が主役の警察小説。時効が1年に迫る少女誘拐殺人事件を軸に話しが進む。記者クラブとの軋轢、刑事部と警務部の対立等々、問題山積の中、己の真を見つめながら物語は展開する。

  • 昭和64年は7日間しかなかった。その時の事件だから64。クライマーズ・ハイは記者が主人公だったので、広報官目線もとても面白かった。警察内部の争い、広報官の仕事、テレビドラマとは違ってリアリティがあって、警察を見る目が変わる。ドラマや映画にもなっているのであ是非見てみたい。

  • 2019.8.19
    大作だった。
    特に後半の盛り上がりはすごかった!
    この人の描く仕事人は本当に格好いいなぁ。
    雨宮さんの執念に胸が熱くなりました。

  • 下巻。64事件の真相、広報官の意地など様々明かされていく。

  • 警察の内部事情とか内部抗争のことばかりで,事件が脇に追いやられている感が否めず,読み終えた後に脱力してしまった。警察組織に構造的問題があるのはもうよく分かっているので,そこばかりを強調されても憂鬱になるだけ。展開にダイナミックさがなく,重苦しい。この著者の作品はいくつか読んでいるが,ちょっと期待と違った。

著者プロフィール

1957年東京生まれ。新聞記者、フリーライターを経て、1998年「陰の季節」で松本清張賞を受賞し、デビュー。2000年、第2作「動機」で、日本推理作家協会賞を受賞。2002年、『半落ち』が各ベストテンの1位を獲得、ベストセラーとなる。その後、『顔』、『クライマーズ・ハイ』、『看守眼』『臨場』『深追い』など、立て続けに話題作を刊行。7年の空白を経て、2012年『64』を刊行し、「このミステリーがすごい!」「週刊文春」などミステリーベストテンの1位に。そして、英国推理作家協会賞インターナショナル・ダガー賞(翻訳部門)の最終候補5作に選出される。また、ドイツ・ミステリー大賞海外部門第1位にも選ばれ、国際的な評価も高い。他の著書に、『真相』『影踏み』『震度ゼロ』『ルパンの消息』『ノースライト』など多数。

横山秀夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×