マシュマロを、もう一つ: セルフ・マネジメントのヒント集 R-style Selection [Kindle]

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  • R-style
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感想・レビュー・書評

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  • いまの私に響く感じ。ちょうどいいかも。

  • 【総評】
    ライフハック系の有名なブロガーである倉下さんの本です。本というか自身のブログの中から「セルフ・マネジメント」に関するものをまとめた一冊ですね。読み放題です。
    ブログまとめ本というのは残念なものも多いですが、この本はなかなか面白かったですよ。
    http://rashita.net/blog/

    この倉下さんという人はモノの見方が少々斜め系なのですね。それで「こうやればうまくいくからこうしなさい!」みたいな書き方ではなくて、一般にいわれている成功法則みたいなものを少々疑っている感じ。そのうえでちょっとでも良いやり方はないかなあと自問している感じ。そのう考察の過程が感じられて僕には興味深かったです。
    【トリガーワード】
    ☆タスクリストに書く項目について
    ・「やったほうがいいかもと自分が考えているもの」がリストの中に混ざってしまうと「それをやろうか、どうか」という判断が混じりこみます。するとリストが持ってる強制力みたいなものが少しずつ失われていきます。」

    ●どのみち時間的に出来ることは限られているのだから、やろうとすることは絞ろうということですね。ついついToDoリストにあれもこれもと書いてしまいますが、そうすると「本当にやりたい事」さえ埋没してしまい、結局何も出来なくなるという事ですね。

    ☆面倒なことには利子がつく
    ・今日「ちょっと面倒」を感じたことは、先送りするとより面倒さが増えるのです。単に明日以降の自分にパスをしているつもりでしょうが、実はそこに利子が派生しているのです。

    ●はい。確かに「明日野郎は馬鹿野郎」ですね(笑)

    ☆面倒の正体
    ・多くの場合において面倒と感じているのは「何かをすることそのもの」ではなく「その何かに着手すること」である。やり始めることが面倒そうに感じるから、それが代表性を帯びて、行為自体が面倒に感じられてしまう。

    ●やり始めてしまえば、なんでもないなあ、更にやってみると面白いなあと思ってしますことって多いですよね。これはあれですよ、怠け者の脳のせいですよ。省エネ至上主義の脳みそさんの術中にはまってるということですよ。

    ☆時間を区切る
    ・まずは時間を「区切る」ことだ。それも明確に。「だいたい」はよくない。線をひくことで、変化することはたくさんある。

    ☆エネルギーは体力だけではない。
    ・エネルギーにはフィジカルな「体力」と呼べるものとメンタルな「認知資源」と呼べるものがある。認知的に忙しいとき(認知的努力をたくさん必要とする状況)には、セルフコントロール力が低下してしまう。

    ☆自分との戦いという場合の自分は相当強い
    ・弱い自分と闘うという表現があるが、その自分というのは実は相当手強い。むしろ強い。衝動や欲望は本能であり、人間の生物的な野生の発露です。人が「野生の力」と聞いてイメージするのは、ストロングでしょうか、それともウィークでしょうか。明らかに前者です。克己のバトルフィールドで闘う相手は、そういう奴なのです。

    ●言葉遊びみたいだけど、たしかに弱い自分って打ち勝つ!ってときの弱い自分は意固地ですよね(笑)これはなかなかのパラダイムの変換(笑)

    ☆自分の仕事をする
    ・「これは俺の仕事じゃねえなあ」と感じたことからは距離をとるようにしています。たとえば何かイライラしたり、むかついたものに遭遇したとします。心の内側ではそれについて一言申したい気分が湧いてきます。それを批判することが私のしごとならば良いのですが、実際はそうではない。だからそういうことに時間と労力を使うくらいなら、面白い文章をひとつでも多くこしらえる、それが「自分の仕事」をする、という意味するところです。

    ●そうですねー。考えてみれば「自分の仕事」じゃないことがタスクリストの中にいっぱい並んでるんじゃないのかな???これではうあまくいくものもいかない。気をつけよう。

    ☆目標を達成できず劣等感を抱く勘違い
    ・目標はあくまで目印です。それは現実ではありません。目印やプランは概念上の存在であって、今あなたが生きている場所が現実です。目標が達成できないから、現実の自分が劣等感を抱く、というのは勘違いです。今の自分を無視し、貶めることとイコールです。土台とスタートは今の自分なのです。目標を見つめすぎると、それを見過ごしてしまいます。

    ●目標を達成できない自分を肯定して慰めるということではないですね。いちいち落ち込んでるのは冷静に考えると「変!」ということですね。あくまで今の自分が現実なんだよと。そこからどうするか?落ち込んでる暇あればそこから考えなくちゃですね。
    2016/10/30 16:10

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著者プロフィール

●倉下 忠憲(くらした・ただのり)
1980年、京都生まれ。ブログ「R-style」「コンビニブログ」主宰。24時間仕事が動き続けているコンビニ業界で働きながら、マネジメントや効率よい仕事のやり方・時間管理・タスク管理についての研究を実地的に進める。現在はブログや有料メルマガを運営するフリーランスのライター兼コンビニアドバイザー。著書に『EVERNOTE「超」仕事術』『クラウド時代のハイブリッド手帳術』(共にC&R研究所刊)、『Facebook×Twitterで実践するセルフブランディング』(ソシム)などがある。TwitterのIDは"rashita2"。
・ブログ「R-style」
https://rashita.net/blog/
・ブログ「コンビニブログ」
http://rashita.jugem.jp/

「2022年 『目にやさしい大活字 Scrapbox情報整理術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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