- Amazon.co.jp ・電子書籍 (190ページ)
感想・レビュー・書評
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就活がうまくいかない平凡な大学生がヤクザの抗争に出くわして、そのままヤクザを匿うことになるところから始まる。
このヤクザが毎回美味そうな料理を作りつつ、主人公の大学生やお友達の就活事情、また、ヤクザの抗争自体も展開していく。
自分が料理好きなこともあり、レシピにとても興味が湧く。
ストーリーも決して軽く扱われているわけではなく、続きが気になる。
何より、料理とストーリーがいい感じに織り混ざっていて、読んでいて(聴いていて)小気味が良くていい。
あっという間に読了。
このまま全シリーズいってしまいます!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
〇〇食堂、〇〇居酒屋などグルメ小説を少なからず読んできたけれど、この作品が1番真似できそうな料理を紹介してくれて、作品のストーリーにも引き込まれた。
驚くような展開も用意されていて素晴らしい作品。 -
サラッと読んだ感じですが、美味しそうな感じでした。
いくつかは作ってみたいなと思いました。 -
Audibleで。文庫で読んだけど忘れてる(^^ゞかまバター作りたい。
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『好きではじめたって、それを仕事にすればつらいことのほうが多い。好きでもないのにやれるほど、この仕事は甘くないよ。。
考え方1つで性格が変わる。。』 -
深夜に読むのは禁止。夜食が食べたくなる本。
シンプルな料理も多いため作って食べようという気になりやすい。 -
ドラマを見て原作を読んでみた。
就活中の大学生が部屋にヤクザをかくまう羽目になったが、そのヤクザは食にこだわる男だった…
料理に関してしかしゃべらない無口なヤクザと暮らしてその料理を食べるうちに、適当に投げやりに生きてきた主人公が徐々に成長してゆく、という話。
小説としてはかなりあっさりしているが、料理の蘊蓄は面白い。これを読んでいくつか作ってみたけど美味しかったし。もう少しストーリーを掘り下げてあればもっとよかったと思う。 -
「孤独のグルメ」以来だろうか、小説もマンガも料理や食事をするという行為に主題を置いたものが雨後の筍状態だ。個人的には、料理や食事のシーンはあくまで渋い脇役として主題の面白さを引き立てるべき存在で、料理そのものが前面に出てくるとしらける。
この「侠飯」も、就職や将来に悩む青春群像やミステリー的な要素が脇役で、料理が主題というのがなんだかなあという感じ。
まあ、暇つぶしには程よい。