いなくなれ、群青(新潮文庫nex) 階段島 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • (2022/297)直前の記憶を失って、「捨てられた人の島」だという階段島にいた高校生の七草。意外と階段島での暮らしは平穏で悪くなかったのに、幼馴染と言っていい不器用な真っ直ぐさの真辺が島に現れたことで一変する。ピュア系の恋愛メインに、島の謎解きが絡んでくる。若干回りくどい高校生思考が気に障ってしまい、シリーズ物のようだけど次も読むかという気になれないなぁ。

  • つまらなくはないのですが、主人公たちに人間味がなさすぎてちょっと微妙…
    それも意味があるといえばそうなのですが、唐突に明かされて淡々と進んでいく印象が強い

  •  久しぶりに世界観が好きな本に出会えた!シリーズあるらしいので次も読む~♪♪意味のわからない(失礼)というか、小難しい解釈の話を読み解いていくの好き。

     
    「捨てられた」人の街。そこに真辺が現れたことで、現実世界の「僕」と「真辺」が一緒にいたいと望んで悲観主義と理想主義を捨てたのだろうと推測できる。私もこう思われる存在でありたいなと共に、いなくなれ群青というタイトルが急に沁みてきて泣きそうになった。ピストルスターと、群青色と、いなくなれ、群青、繋がったとき読み進めてよかったなと思った。

  • 妥協できない少女と妥協してきた少年が、なくしもの島、階段島で青春する?ボーイミーツガール(再会だけど)的なお話


    文章が綺麗で読みやすく、止まらず読み進んでしまった
    主人公の煮えきらないような、諦めたような姿勢にも煩わしさを感じない
    どことなくジブリを連想するような設定
    相反するような退廃的な雰囲気

    少しづつ明かしていく島の秘密
    それに伴い生じていく喪失感
    読み終わった後は、群青てこんな感じかな、という気持ち良い感覚が残る


    残念なのは、階段島シリーズ第一弾(第一作?)と裏表紙に書かれていたこと
    それがなければまっとよかったのに

著者プロフィール

徳島県出身。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)に始まる「階段島」シリーズなどがある。

「2023年 『昨日星を探した言い訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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