アンフォーゲタブル [新聞社シリーズ] (幻冬舎ルチル文庫) [Kindle]

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  • 幻冬舎コミックス
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感想・レビュー・書評

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  • 新聞社シリーズ4作目。
    新聞社シリーズで一番好きです。
    初っ端急展開で始まり、互いの思惑やらがある中惹かれていく。でもその想いは……。

    前半はどんな関係になっていくのだろうと普通にわくわくしながら読んでいたのですが、途中から「おや……?何か不穏な空気が……」となり、中盤の急展開。そこからはもうジェットコースターで、最後までべしょべしょ泣きました。
    ミステリーやサスペンスといった「謎」の要素が好きな人には刺さると思います。私がそうです。あれはずるい。あれはずるいって……。

  • 新聞社シリーズ全体的にそうだったのですがBL的に萌えたかどうかはともかく、ストーリーが巧みでとても面白く読ませていただきました。今作は特に後半、有村が姿を消した以降は衝撃展開で、どうなるんだろうとじりじりしながら読み進めました…まさか17年経過しちゃうとは思わず。
    17年愛ってすごい。そりゃあ、あんな事件があったらお互いイヤでも忘れられないよね。自分の周辺から相手の痕跡を残さず消さなければいけなかったのだから尚更、相手への気持ちが浮き彫りになってしまったのかも知れないけれど。

    新聞社シリーズは、どの作品も攻めがとてもすきでした。ステノフラフィカの西口もだけど、今作の和久井はの優しい性質がとても好ましかったです。ちゃんと弱くて、でも逃げないところ。

  • こんなに時間が流れてたっけ・・・みたいな感想(笑)。

    ずっと好きだった、というのは、現実には独りよがりな感じがするが・・・二人ともがそうだったなら純愛?
    と意味もなくつぶやいてみる(爆笑)。

  • めちゃくちゃ面白くて「相変わらずものすごく情緒的で、まったくつっこむスキがないし、笑いも挟んでくる」と思っていたんだけど、話の大筋はだいたいis in you。それに気づいても「あーよかった!」と思う程にいい。

    全然関係ないけど、こういう話を読むといつも、我妻草灯が「バカだな立夏。会えないほうがずっと思い出すのに」って言ったことを思い出す。あまりBLっぽくない気がしたんだけど、100%腐女子の感想なのでBLっぽくない話が好きな人がどう思うのかはわからない。

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著者プロフィール

2007年作家デビュー。以後主にBL作品を執筆。「イエスかノーか半分か」シリーズは20年にアニメ映画化もされている。21年、一般文芸初の単行本『スモールワールズ』が直木賞候補、山田風太郎賞候補に。同書収録の短編「ピクニック」は日本推理作家協会賞短編部門候補になる。著書に『パラソルでパラシュート』『砂嵐に星屑』『光のとこにいてね』など。

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