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- / ISBN・EAN: 4988101183685
感想・レビュー・書評
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劇場視聴
原作が大好きなので、公開前からとても楽しみにしていました。それ故に期待し過ぎていたのか、全体的に少し物足りなさを感じてしまいました。ストーリーも変更されている部分も結構ありました。しかしそれは映画なので原作未読の方にも優しい設定といいますか、短時間で繋がるように纏めたんだなという印象です。
安達祐実さんの演技は、公開前から話題になっていただけあって捨て身で演じているのがすごく伝わってきて衝撃的でした。濡れ場はもちろんですが、花魁道中のシーンはとても美しかったですし、何より私は終盤で独り悲しみに打ちひしがれて泣くシーンが本当に素晴らしかったと思います。女優安達祐実の実力を思い知らされました。そして津田寛治さん、もうあの演技が出来るのは津田さんしかいないだろうと思わせる程の怪演っぷりが素晴らしい。見事に吉田屋を演じていました。
『花宵道中』なので描写はなくて当たり前かもしれませんが、個人的には、霧里と半次郎の関係性と過去があったからこその吉田屋事件、というのがとても需要だと思っているので、あのような感じで事件が起こるならもう少し半次郎の過去が垣間見えるシーンがあってもよかったのになぁと感じました。うーん、でも主役はあくまで朝霧なのであれはあれでいいのかな。そのあたりはぜひ原作未読の方には映画だけでなく小説も読んでいただきたいと思う点ですね。
それから私は遊女の中では八津が一番好きなのですが、設定がかなり原作と違う印象を受けて正直がっかりしました。原作の八津は、何も知らないが故に朝霧に対して発する言葉が朝霧を追い詰めていたりするのですが、映画の八津は分かっていて責めているような節があり。と、原作愛故にとにかく良くも悪くも比べてしまうのを否めないので、純粋に映画だけを視聴された方の感想も気になるところです。
安達祐実さんの演技と女優魂をプラスして☆3.5詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
よくある感じの話。
先が読める…。
ただこれは悪口じゃない。
多分この手の話の定石なんだろうなぁ。
この縛りの中で演ずる人がどうみせるか…。
安達祐実は素晴らしかった。
どんな表情の時も寂しさや悲しさが見える。
目がいいんだと思う。 -
安達祐実は、芸達者ですね。
表情が 実にいいね。
顔の表情と身体と肉体の表情が アンバランスなのが
いいのかもしれない。
ロリコン趣味なのかな。
成熟した 女に見えないのが 安達祐実のよさか。
そして、なんといっても 津田寛治。
朝霧を 舌でなめる 時の表情が 何とも言えぬ。怪演。
半次郎と 朝霧に飛び交う 視線をさとって、
その間を 打ち破ろうとする。
座敷で そんなことしてよかったのだろうか。
肌に 花が咲く 理由が 幼いころにあった。
ふーむ。
少し、幻想的すぎる。
高岡早紀の花魁道中も いいが、
安達祐実の花魁道中も なかなかいいね。 -
この映画単体としては「これはこれで楽しかった」です。
数年ぶりに漫画も読み直しましたが、漫画の方は「作りすぎていない、吉原でのありふれた話」感がします。
映画の方は「ドラマチックにしたい」という気持ちが強いのかな?、良くも悪くも少しわざとらしいというか、作りすぎている印象を受けました。
主役の安達祐実はロリっぽく感じつつも色気もあり、チグハグな感じが斬新でした。こういう点も漫画の雰囲気とは全然違いますね。
好みの問題だと思いますが、大げさな映画版よりも、漫画の「吉原での見た事があるような話」の中で感じる切なさの方が自然で好みです。 -
なんとも言えない。
辛すぎる。なんだ、この世界〜。
死んで一緒になるか。
いっそ、逃げるか。
昔だから、捕まらないよ!
‥‥ダメか。
女郎で幸せになれた人いるのかなぁぁ
ため息、絶望、涙。
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原作を知らないので、よくある設定だなと。
安達祐実は童顔でこういう役が似合う。美しい日本的エロス。 -
安達祐実の表情が素晴らしかった。