神さまの言うとおり DVD 通常版

監督 : 三池崇史 
出演 : 福士蒼汰  山崎紘菜  染谷将太  優希美青  大森南朋  リリー・フランキー  神木隆之介 
  • 東宝
2.58
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104096524

感想・レビュー・書評

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  • 2014年 日本 116分
    監督:三池崇史
    原作:金城宗幸・藤村緋二『神さまの言うとおり』
    出演:福士蒼汰/山崎紘菜/神木隆之介/染谷将太/村上虹郎/入江甚儀/優希美青/大森南朋/リリー・フランキー

    授業中に突然教室に現れた謎のダルマが「だるまさんが転んだ」を始めて、失格した生徒はどんどん首を飛ばされ死んでしまう。阿鼻叫喚の教室で、ダルマの背中のスイッチを押せばこのゲームが止まることに気づいた佐竹(染谷将太)と高畑瞬(福士蒼汰)は、協力してスイッチを押すことに成功するが…。

    原作コミックは未読。荒唐無稽な脱出サバイバルデスゲーム系。突如世界中に現れた謎の立方体(宇宙人なのか神なのか)によって世界中の高校生が奇妙な試練にさらされ、生き残った者だけが選抜され次のゲームに進み、最後に生き残った者が「神の子」となる。

    とにかく最初から最後まで「???」だらけ。原作通りなのかもしれないが、世界中で同時多発的に同じことが起こっていてそれが各地で中継されているという大風呂敷を広げてしまったことで逆に実写ではチープ感が出てしまった。漂流教室にしてもバトルロワイヤルにしても、1クラスだけだから成立した面もあったと思う。こちら日本中の高校生が対象のようだけど、生き残るのはなぜか同じ学校からばかり。過酷なゲームをくぐりぬけてきた選ばれし高校生のはずなのに、主人公の仲間以外は雑魚感が否めない。

    肉体派、頭脳派など、戦い方の個性もなく、主人公(福士蒼汰)、その幼馴染ヒロイン(山崎紘菜)、バトロワにおける桐山的な狂気の殺人鬼キャラ(神木隆之介)以外は没個性。なぜ主人公があのように知力体力とも優れているのかの設定もとくになく、もとは退屈したやる気のない高校生なだけ。

    ゲームの内容が和風なのは国によって違うのかもしれないけど、だとしたらダルマ→招き猫→こけし→シロクマ→と和ものアイテムでしりとりしてきたラストがマトリョーシカっていきなりロシアな謎。世界中で起こっている事件なのに最後に思わせぶりに登場する「神」っぽい男(リリーさん)が日本人なのもなんだかねえ。最後になぜか地球を救うために奮起する引きこもりおじさん(大森南朋)も伏線として意味をなさない。

    そして無駄に惨殺されていく豪華イケメンキャスト(笑)一応主人公に回想してもらえる染谷将太はまだマシだったけど、血のにじむような特訓をしてきたのはこの日のためだったとか言って瞬殺されちゃうバスケ部エース役の村上虹郎とかもはやギャグ。ねずみの全身タイツを着せられてシリアスな演技を要求される福士蒼汰には同情しかない…。神木くんは安定の上手さだったけど、こういう狂気の美形は神木くんに演らせとけばいいでしょっていう作り手の手抜き感と他の作品でもこういうのやってたなっていう既視感。

    三池崇史のわりにグロ描写はライトかつチープなのでホラーとしても怖がれない。ダルマ、巨大招き猫、空中浮遊するこけしなど、実写だとやっぱり笑えてしまう。退屈せずに最後まで見ることはできるけど、見終わっても何も残らなかった…。

  • 漫画の方のレビューを書いたときにあれだけ怖い怖いと言っていたにもかかわらず、どうしても映画の方も観たくなって鑑賞。
    ただし、深夜にひとりで観たので、怖そうなシーンなどは半目で観ました。

    結果、半目のせいかどうかは判別不可能ですが、そこまで怖くなかったです。ビー玉のせいなのかな。

    映画オリジナルのしろくまとマトリョーシカも、そこまで怖くなく、しかも、映画の筋にもあまり関係なく…。マトリョーシカの中の人がジバニャンなのは、個人的に製作陣GJ!とガッツポーズでしたが。

    もっとグロテスクなら怖かったのかもしれませんが、それだと私のようなホラー映画チキンには難易度が高すぎますし、この程度がマスアピールとしては正解なのかもしれません。

    福士蒼汰の「チュー!」は不覚にも萌えました。あの短時間でよくあれに着替えられたなという感動も含めて。

  • 登場人物達の無慈悲な殺され方が衝撃的。それだけの映画。
    良い原作に乗って、適当にタレント集めて、適当に映画作りました。おしまい。

    パニくる学生達はいとも簡単に あれよ、あれよと殺されていき、
    観てるこちらはもう少し頭使えんもんかな、と苛立ちがつのり、
    最後に苛立ちがスッキリするでもなく、何も解決しないまま終わってしまった。

    リリーフランキーと大森南朋は絶対物語の核心を担っていた筈なのに
    何も説明されず、何も活かされていない。ある意味 無慈悲な殺され方だ。。。
    カットされたシーンがあるのだろうか?

    神木隆之介だけが存在感を示した。他の役者は苛立たせるだけの損な役回りだったと思う。

  • 高校生に唐突に与えられた理不尽な試練。

    「だるまさんが転んだ」
    に成功しなければ、殺されてしまう・・・という。

    でてくる仕掛人が、
    だるま、まねきねこ、こけし・・・etc
    なので、子供じみているといえば、子供じみている。
    そこを狂気と取るか、
    そのまま、子供っぽいと取るか・・・

    私としては、狂気性はあまり感じられなかったな。

    でも、death or alive の駆け引きは面白かった。
    誰が助かるのか!?
    って考えたりね。

    私は、あの二人が助かって満足。

    世界はどこまでも不条理。

  • 期待していませんでしたが、思っていたよりは楽しめました。まぁキャストがみんな若いので演技は大根です。期待するまでもありません…どうしても作品自体に深みが足りなくなるのは否めませんが、エフェクトやCGなどにちゃんとお金を使えているので思いの外よく出来ていて飽きないで見終えられました。スポンサーがしっかりしていてバジェットが相応に出ていたんでしょうね。
    やはり神木君と染谷君は役者さんとしての存在感ありました。後の人は…アイドルかエキストラ…てなところでしょうか。もうちょっと頑張れ邦画!

  • 冒頭の10分はとにかく面白い。「いきなりフルスロットルかよ!」とびっくり仰天。ことに、あの子がまさか死ぬとは思わなかったので、特に。その次のイベントも面白かったのだが、そこから先が失速してしまいましたね。これは原作に問題があるのかどうか分かりませんが、ここまで命を懸けてきたのに言葉遊びというか、理屈オチみたいな話になってしまうのは残念無念でありました。またエンディングに関しても「何、その中途半端な種明かしは!?」と拍子抜けがしてしまいましたね。本当に、冒頭10分間は最高だったのになぁ。

  • はいはい、なるほどねって感じでした。
    話の内容的には好きそうだったので、興味はあったんですが映画館まで行かなくてもいいかなぁってレベル。
    神木隆之介が好きなので、もはやそれ目当てで最後まで見てました。
    原作も続いてるとかで、続編あるのかな?
    それを見込んでなのか、すっきりしなかったですねー。
    でも神木きゅんのバイオレンス演技は最高でした!やっぱ好きだー♪

    あーいう、頭脳戦はからっきしなので、
    もしあたしがその場にいたらすぐ死んでますね。笑

    知ってる俳優と、知らない俳優がいましたが、どれが死ぬか想像つかなかったのはいいかもー

    続編でるなら、終わり方きになるなぁ。

    ちなみに、あのオタクはなんの演出だったんだろ?元族っぽい感じだったが。

  • 染谷将太演じるひねくれた青年や、バスケットボールに命かけた男、やたらと知識の高さをひけらかす男など、物語に深く関わるのかと思いきや、結構アッサリと次々に死んでいく。登場人物各々を十分活かしきれておらず、もったいないと感じた。大森南朋やリリー・フランキーの登場も果たして必要だったのか。続編を示唆してるようだが、さして興味を沸かせる程でもない。
    また終盤の神木演じる男にチェーンを巻くくだりは、いつの間にそんなことをしたのかが疑問。普通気付くだろ、あんなに巻かれたら。あと白い立方体から出てきた主人公らを地上の人々が笑顔で「神の子」と称えるシーン。…はぁ!?皆、あの殺害シーンとかをなんかの媒体で見てたんじゃないの?称賛よりも無事に帰ってきたことについてまず安堵でしょ?世間の人々が無邪気に笑っているのが不気味としか思えなかった。

    とにかく久々にはっきりと1点をつける。それほど酷かった。

  • 【原作】
    「神さまの言うとおり」
    原作:金城宗幸
    作画:藤村緋二

  • 別途

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