蝶のみちゆき [Kindle]

著者 :
  • リイド社
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感想 : 7
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感想・レビュー・書評

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  • 出戻りながら人気の花魁・几帳は客を選ばない。それがやっかみの元にもなるが、几帳には几帳の事情があり、覚悟がある。花魁は夢を見せるもの、だけど、花魁は夢を見てはならぬのか。そんなことを思ってみる。少しだけズルくて、少しだけ弱い姉さん。誰よりも優しくて、強くて、身の程を知っていて。そんな女性が、もしかしたら実際にいたのかもしれないし、ただの夢物語なのかもしれない。

  • 「一ぺん沈めば本当の苦海は廓の外」
    ホスト狂いで街娼する女の子たちもそんな気持ちなのだろうか?
    廓に拘束されているわけではないのに、足抜けできないのは「本当に辛い事」を考えずにすむように、宴に興じ続けなければならないのだろうか?
    そんな事を考えてしまった。

  • 202201/

  •  タダ読み( ´ ▽ ` )ノ
     1巻完結( ´ ▽ ` )ノ

     幕末の長崎・丸山の人気太夫・几帳には、誰にも言えないとある秘密があった……ってお話( ´ ▽ ` )ノ

     何というか、全編心地よい切なさが漂っていて、とても雰囲気のいい作品( ´ ▽ ` )ノ
     時代考証が徹底していて、細部の細部までとても丁寧に描きこまれている。いかにも女性作者さんらしい優しい絵柄に心温まる( ´ ▽ ` )ノ
     語り口もばつぐんに上手い( ´ ▽ ` )ノ
     長崎弁はところどころさっぱり分からなかったけど(>_<)
     たまチャンカワイイ( ´ ▽ ` )ノ
    (同作者「ニュクスの角灯」の中で彼女のその後が描かれている)
    2021/01/28
    #1689

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