紙の月 DVD スタンダード・エディション

監督 : 吉田大八 
出演 : 宮沢りえ  池松壮亮  大島優子  田辺誠一 
  • ポニーキャニオン
3.32
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  • (14)
本棚登録 : 904
感想 : 197
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013254985

感想・レビュー・書評

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  • Netflix

  • 2014年作品@BSプレミアム
    桐島、部活やめるってよの吉田大八監督

    最後に宮沢りえが、「一緒にきますか」って言うの、良かった。走る姿もステキだった。
    でも、美人とか綺麗とかより年とったな…というのが実感でしたごめんなさい!だってポスターが一番綺麗なんだもん。
    どんどん綺麗になっていくのかと思ってたけど、誤差のレベルだった。もっと美貌にメリハリがあれば……と!高望みだったかな。

    ああいう鈍感で苛つく男役、ほんと似合うよ田辺誠一。あと助平親父!って思ってた石橋蓮司が意外にも良い人というのは面白かった。
    大島優子が上司との関係を洗いざらい話したのも、公務員とゴールインっていう道筋ができてたからなんだろうね、なんてしたたかなイイトコどり!こういう女おるおる。

  • お客さんから預かったお金を拝借してすぐ返すところから落ちて行くまでがとても早かった。
    でももともと自分のお金じゃなくともそのお金が誰かのためになることの何がダメなんだろうと考える人だったからこその落ちぶりだったんだな。
    夫は周りから見たらとてもいい夫にうつると思うが、妻の気持ちを全然わかっていないし、
    そんな中、出会ったお客さんの孫に気持ちが動き、男の為にいけないお金にまで手を出すが最後は浮気をされ踏んだり蹴ったり。
    最後のシーンがせめてもの救い。

  • 夫婦仲も決していいとは言えない。銀行員の仕事も単調。そんな中である青年に出会ったことがきっかけで、主人公は詐欺・横領に手を染めていく。
    宮沢りえと池松壮亮の濃密なラブシーンもありながら、彼女は薄幸な女性を見事に演じていた。少ーしずつ犯罪の規模がでかくなり、いつバレてもおかしくない状況になっても、池松壮亮演じるヒモ彼氏に捨てられても、無我夢中で現金という紙切れに振り回される主人公はもはや惨めであった。

  • 【お金】とは「オッカネー」(怖い)から由来された言葉だそうで(諸説あり)ソレを目の前にすると人が変わってしまう「おっかねー」から来ているとか。
    特に「誰かの為に」というお金は善意や良心が絡んで来るので猶更ヤッカイ。
    昔、自分もお金を前にする仕事をしていた時に思って居た事なのですが大島優子さん演じる相川恵子が「お金を前にすると可笑しくなっちゃいそう」と言う台詞は共感でした。
    それから、決算時の粉飾決済も【ありがち】な事。

    ただ、宮沢さん演じる梅澤梨花が何であんな何も無い大学生と恋愛しなきゃいけなかったのか理解不能。
    この映画は事実に脚色していると思うけれど、
    実際はどうだったんだろう?とチョット映画とは別の真実を知りたくなりました。
    観た人達のレヴューを読むと原作のほうがリアルだったと多く書いてあったので原作を読みたい。
    そして原作は、あの角田光代氏。
    読む前から「うわぁ~」って気持ちです。

  • 小林聡美、良かった。
    ラストはファンタジー的でしたが上手くまとめたな、という印象。

  • 銀行で働く人妻が、情夫にかまけてお金を着服してしまうお話。宮沢りえって話し方可愛いんだなぁ〜。ちょっと、から始まって、だんだん感覚が麻痺していって、気づいたら戻れない。少しずつ狂っていく、だめになっていく、だから狂っていることに気づかない。まわりのひともほんの少しの狂気が見え隠れしていい味だしてた。

  • GYAOにて。もちろん全ての作品が「正義は勝つ!」で終わる必要はないわけだけど、この作品についてはきっちりと責任を取らせて落ちるところまで落ちる形で終わらせて欲しかった。

    ラストに出てくる顔に傷のある人がもし写真の少年と同一人物だとするならば、彼に出会ったことにはどんな意味があるのだろう?
    単に生きてて良かった?
    それとも自分の募金のおかげで生き延びることができたのだから父親の財布から金を抜き取ったのは正しかった?
    自分が横領し、この地へ逃走したからこそ出会えたんだ、だから横領したのもそれほど悪くない?って無理やり正当化?

    同じように真面目に生きてきた梅澤と隅が、一線を越えた側の自由や愚かさと踏みとどまった側の不自由や守ることができた職場の地位、というかんじで表裏一体に描かれていたのが互いを際立たせていて良かった。

  • 評判通り。

    何がいいのか自分でもなかなかわかりませんでしたが、普通の主婦がこれだけの人間になりうる怖さが印象的でした。

    役者たちがいいので、普通の会話を心から楽しむことができました。

  • 原作は未読です。 ドラマも観ていません。
    役者陣の演技は圧巻で、つい引き込まれますが、それにしても 梨花さんが突拍子もない行動をとりがちなので、 共感できるようにして欲しかった気もします。
    光太でも関係も突拍子もなく突然進んでしまった感じがありました。
    旦那さんも確かにデリカシーがなく見ててイラッとはするのですが、モラハラ夫で酷い人と
    言い切るには愛情が薄くても悪い人ではない感じがしてしまい、登場人物がみんな魅力を感じられないという印象になってしまいました。

    光太が学費がないから大学をやめる、学費のために借金があると聞いて、孫に金を貸してくれない祖父から預かった200万円が手元にあって、というときに迷いが生じるのはまぁわかるかなという気はします。そこで実際に手を染めるか染めないかには大きな差があるでしょう。
    いざやってしまった後、300万円が手元にあったときにこれで補填すれば、と思うのかと思いきや、そこからずるずると着服を進めるのはちょっとよくわかりませんでした。スイートに連泊して、金額を目にしてぎょとした割にはもう抑えることができない理由がいまいちピンときません。
    だんだんと感覚が狂っていく様子はリアルには感じました。
    ここでやめておけばにまだ何とかなったのに、というのは、傍から見ているからこそ思えることでしょう。
    光太と楽しそうにしている梨花は本当にキュートな笑顔でついつい見入ってしまいました。
    映画のオリジナルキャラである大島優子さんと小林聡美さんは共に良いキャラだなと思いました。時代設定も良いです。スマホが手元になく、プリンターが必ず各家庭にあってクオリティも良いとまでは言えない時代だからこそ、チープなちらしや証書でも信じられてしまうのかもしれないと思えます。

    過去のシーンが最後に挿入されたことによって、結局この人は最初からこういう人だったのだ、人に施すことが好きで、人の金を盗むことに罪悪感が薄い人だったのだという理由付けになってしまい、チープさが増したようで自分としては残念です。

    まだ直接ストーリーとは関係ないことではありますが、度々印象的に流れていた讃美歌106番の「荒野のはてに」 の「グローリア」のメロディラインはドレドシラ シドシラソ ラシラソファソドド と「リア」が同じ音程だと思うのですが、「ロリ」が同じ音程で歌われていて、どうしても気になってしまいました。カトリックの場合は音程が違うのでしょうか。自分が馴染んでいるものと違うので歌われる度にそっちに気が取られてしまいました。

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