融けるデザイン ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論 [Kindle]

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著者 : 渡邊恵太
  • ビー・エヌ・エヌ新社 (2015年2月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (161ページ)

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融けるデザイン ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論の感想・レビュー・書評

  • 「自己帰属感」とゆうキーワード、UIの検討には必要であることを納得した。
    作るものが利用者にとって「透明」であるように作っていこう。

  • UI/UXをデザインすることの本質的な意味を独特の視点から丁寧に解説している本。

    大筋としては、

    ・コンピュータは何者にでもなれる「メタメディア」とでも呼ぶべき存在
    ・そこではメタファーによるデザイン(現実世界のリアルな模倣)ではなく体験そのものをメタメディアによって新たにデザインすることが可能であり、それこそが重要である
    ・道具は「自己帰属感」を帯びた時に「透明化」し、体の一部となる
    ・自己帰属感は「自分と環境の間の関係」によって作られる
    ・人間の認知・知性は、脳や心によって作られるのではなく、「人と環境」というシステムの中で作られると考えることができる

    といったところが主題と思われる。

    マウスカーソルを使った実験が紹介されており、それが非常に興味深い。マウスカーソルのダミーが大量にうごめいている中でも、自分の操作したマウスカーソルは瞬時に発見することができるのだそう。これが自己帰属感。

    また面白いことに、マウスとカーソルの連動に少し時間的な遅延を入れるだけで、ダミーカーソルの中から自分のカーソルを見つけることが急激に難しくなる。自己帰属感が失われればマウスカーソルは体の一部ではなくなるということ。

    同様に、機械を使って自分で自分をくすぐる実験では、通常時には自分で自分をくすぐっても、くすぐったくないが、機械の動作に300ms以上の遅延を入れるとくすぐったさを感じるらしい。これも自己帰属感を失い、他人からくすぐられているのと同じ感覚になることが原因。面白い。

  • コンピュータといえば、机に向かって使うものだった。
    それが今はポケットの中すら飛び出して、環境そのものに散りばめられようとしている。
    日常に融け込んでいく万能機械、私たちはそれをどのようにデザインしていけば良いのか。

    コンピュータはメタメディアと定義できる。
    他のメディアが「テレビ=観るもの」「ラジオ=聴くもの」・・と定義される中で、
    コンピュータは何でもできる・メディアを包括するメディアだからだ。
    何でもできるがゆえに何をして良いか分からないという初期段階において、
    コンピュータ上には現実世界のメタファが適用された。
    ゴミ箱があり、フォルダがあり、ファイルがある:GUIの誕生である。
    しかし本来、コンピュータは現実には存在しないモノすら実現できる場所だ。
    コンピュータが十分に浸透・技術発展によりやりたいことが実現できるようになった現在、
    UIについてはメタファを利用しないフラットデザインへと変わり、
    Twitterという現実世界にはない概念のサービスが出てきている。
    この黎明期に考えなくてはならないのは、どのような指針でモノを設計するのかということだ。
    本屋で「デザイン」に関する本が平積みされているのも、
    コンピュータの万能性を引き出すために必要なノウハウを得ようとする流れのひとつだろうと思う。
    本書はその中でも読むべき!と安心しておススメできる一冊(個人意見)。
    「技術的にはすごいのかもしれないけど、おもしろくない」
    そういうものを創らないために、手に取るならこの本だと思う。

  • これからのデザインは、問題解決の効率さではなく、自己帰属感が設計のポイントになる。当たり前のことだが、丁寧に話を展開してるので、すんなりと頭に入ってくる。ユーザーに無理矢理、使わせるのではなく、ユーザーの生活の流れを変えないで、無意識に便利にするようなサービスをつくることを心がけないといけないと思った。

  • 1アイテムが1つの役割を担っていた時代から、メタメディアとしてコンピュータが人間の生活に溶け込む時代へ変化した。

    その結果、道具と人間の境界(インターフェース)が重要になった。身体の延長として道具が存在しているかどうかが重要になった。

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