ニンフォマニアック Vol.1/Vol.2 2枚組(Vol.1&Vol.2) [DVD]

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監督 : ラース・フォン・トリアー 
出演 : シャルロット・ゲンズブール  ステラン・スカルスガルド  クリスチャン・スレイター  ウィレム・デフォー 
  • バップ (2015年4月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021143684

ニンフォマニアック Vol.1/Vol.2 2枚組(Vol.1&Vol.2) [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • ラース・フォン・トリアーの映画、はじめてでした。
    どう観たらいいのかわからないけどわたしにはコメディにみえた。なんかすごい滑稽だった。黒人の兄弟のところとか、不倫旦那を追いかけてアパートに来ちゃった家族のところとか、笑える。少女時代のジョーが美人さん。あとから出てくるPも可愛らしい。
    あとあのモザイク、要るのか?あそこまで見せておいて、モザイクの意味はなに。逆にうざいし、映画っていうアートじゃなくて商業的なポルノみたいだった。
    そうそう映画の内容とは関係ないけど、あのムチ男がリトルダンサーのビリー・エリオットだったと知って、ショックを受けた。笑 

  • NYMPHOMANIAC: VOL. I/VOL. Ⅱ
    2013年 デンマーク+ドイツ+フランス+ベルギー+イギリス Vol.1:117分/Vol.2:123分
    監督:ラース・フォン・トリアー
    出演:シャルロット・ゲンズブール/ステラン・スカルスガルド/ステイシー・マーティン/シャイア・ラブーフ/クリスチャン・スレイター/ジェイミー・ベル/ユマ・サーマン/ウィレム・デフォー/ミア・ゴス/ジャン=マルク・バール/ウド・キア
    http://www.nymphomaniac.jp/

    文芸坐で1,2ぶっ続けで見てきました。ラース・フォン・トリアーは前作の「メランコリア」がイマイチだったので、今回のもどうだかなと警戒していたら、大変面白かったです。面白いという言葉は語弊があるかもしれないけれど。完全に鬱だったメランコリアに比べて、初期のブラックユーモアが戻ってきた感じ(個人的に今でも一番好きなラース・フォン・トリアーは「キングダム」)。色情狂の女性が自分の性の遍歴を告白する過激な内容ではありますが、意外にもエログロよりも、ここまでいくといっそギャグだよなあというコミカルな側面のほうが印象に残るので見ていて気持ちが重くならないんですよね。

    主人公ジョー(シャルロット・ゲンズブール)は「色情狂」ではありますが、軽い言葉で言ってしまえば「セックスおたく」とでも言いましょうか、人間だれしも持っている何かのこだわり、アニメおたくだったりアイドルおたくだったりと大差ない、マニアックな探究心がたまたま性的欲望に集約されてしまったというだけで、特殊な人間というわけではないのだと思わされるし、独自の哲学(というかマイルール)を持っている彼女のブレなさはいっそ潔いくらい。

    とくにVol.1は、導入部、血まみれで道端に横たわるジョーを童貞おじさんセリグマンが発見するオープニングでドイツのインダストリアル系メタルバンド(?)ラムシュタインの曲が使われていたりしてすごくかっこいいし、10~20代の回想シーンをシャルロット・ゲンズブール本人ではなくステイシー・マーティンという若手の女優さんが演じていることもあり、若さと勢いがあるので悲壮感が少ないです。ステイシーはシャルロット同様、少年のようにスレンダーな体型、色情狂といっても本人がお色気むんむんフェロモン系じゃないので、全裸でがんがんやりまくっていても、あまりいやらしさは感じません。

    さらにVol.1で傑作だったのは「ミセスH」のエピソード(※ジョーが回想する人物のほとんどはイニシャルで呼ばれている)。ユマ・サーマンが、夫をジョーに奪われ、3人の子供を連れて乗り込んでくる妻役を怪演していて、かなり笑えます(悪趣味に)。ジョーが誘惑した黒人の兄弟が喧嘩を始める場面なんかも、ボカシは入ってるものの、とても説明できないすごい構図で、もはや笑うしかありません。

    ジョーの最愛の父が亡くなる章はすべて映像がモノクロで、その悲しみを紛らわすためにもやはりセックスという手段しかもたないジョーの孤独と絶望が浮き彫りになります。余談ですがこのお父さん役の俳優の名前がどうしても思い出せなくて、若いころを絶対知ってる・・・でも名前が出てこない・・・!とエンドロールまでモヤモヤしてたんですが、クリスチャン・スレーターでした(笑)トゥルー・ロマンスやインタビュー・ウィズ・ヴァンパイアの頃で時間が止まってたので、そうかあの彼がもうお父さん役か、そら自分も年取るわ、と妙にしんみり。

    「リトル·オルガン·スクール」の章ではバッハのコラール「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」が主題として使われていて、つい最近観た『イーダ』のエンディングもこの曲だったので、みんなバッハ(というよりタルコフスキー)が大好きなんですね。他にもセルグマンの部屋に飾られているイコンが「ルブリョフ風」だというセリフがあったり、メランコリアでも随所に感じましたが、トリアー監督のタルコフスキーリスペクトは相変わらず。

    Vol.2になるといよいよ回想シーンもシャルロット本人になり、年齢を重ねた分露出シーンも若干痛ましく、不感症からSMに走り、最愛の夫ジェロームと赤ん坊を置き去りにしても自分の欲望優先なジョーの生き様に、さすがに観客も笑えず少々疑問を抱き始めてしまう。一旦はカウンセリングを受けて禁断症状に耐えるも、結局開き直って裏社会で生きる道を選ぶジョー。いかにも裏社会のボスっぽいウィレム・デフォーから仕事をもらい、借金取り立てにいそしむ日々。(そういえばジャン=マルク・バールがどこに出演してたのか全然わからなかったんだけど、どうやら借金取り仲間の一人だったらしい)

    Vol.1に比べて、さすがにこちらはだんだん笑えない展開になってゆき、やがて仕事のためとはいえ可愛がっていた娘Pに裏切られ、物語冒頭の道端に転がるジョーの場面まで、なぜそうなったかのエピソードが語られます。しかし、ジェロームにはジョーを憎む理由があったけれど、Pの豹変っぷりは酷かったなあ。

    すべて語り終え、一種のカタルシスを得たジョー、セリグマンはこの段階ではセラピストのような役割を果たしたのだけれど、ここでだたのいい話では終わらせないのが、ラース・フォン・トリアー。最後の最後に、まさかのオチがつき、すべて台無しに(笑)でもそれでガッカリするというよりは、うん、たぶんそうなると思ってた、だってラース・フォン・トリアーだもんね、と観客に思わせてしまう妙な説得力があり。ジミヘンの「Hey Joe」を、ベックのプロデュースでシャルロット自ら歌うエンディングでは、もう好きにすればいい、と、むしろ清々しい気持ちになっています(笑)

    性的に過激な描写はたくさんありますが、煽情的な要素はあまりなく、むしろ焼肉食べ放題のあと「当分肉は食べたくない」と思うのと同じ感覚で、むこう1年分くらいのそういうシーンを見たので「もう当分結構です」な気分のほうが強いです(笑)でもけして「食べなきゃ(見なきゃ)良かった」という不快さの残る映画ではなかったし、自分の生き様に迷いのないジョーの姿に、むしろちょっと元気でました。

  • えろえろかと思ったら意外と真面目。
    真面目かと思ったら意外と笑える。

    シャルロット・ゲンズブールの告白に絶妙な合いの手を入れるスウェーデンの国民的俳優ステラン・スカルスガルドが徐々にツボに入る。

    ゲンズブールがグループセラピーに行って、
    「わたしはセックス依存症じゃない!色情狂なのよ!」
    というシーンは何でもかんでも『依存症』とくくる(私も含めて)世の中に異を唱えているようで、スカッとした。
    『色情狂』としてのプライドだな。

    ラストの「お前もか!」のシーンは皮肉っぽくてニヤリ。
    でもこの作品、どこかの雑誌にハードコアと書かれていたが、本当なのかな。

  • 相変わらずサイコー
    今回はごりごりの喜劇だと思うんだけれど、腕組みして真面目な顔して観てる人たちばかりだった。
    前半の3+5やら、聞いてもないのに豆知識入れてくるのやら あぁもうバカばかりで鬱陶しい。
    音楽も良かったー
    登場人物が並んだパッケージも好き

  • vol.1
    オープニング早々、デスヴォから始まったことに地雷を踏んだかと思ったのも束の間、ものすごくちゃんとつくられていたことに驚いた。

    vol.2
    前編とは一変し、物語は一気にシリアスへ。
    ニンフォマニアックである彼女を観るのがただただつらかった。

    前編がわりと受け入れやすいだけに後編の重たさが堪える。
    しかしながら、この映画の存在は貴重ではなかろうか。

  • NYMPHOMANIAC: VOL. I

  • (前編)どんなもんかなってずっと気になっていたけど、この題材にしては楽しめた。
    彼女がどう育ってきたか、なぜあの姿で倒れていたのか、おじさんと一緒にわくわくしながら聞いて(観て)います。
    ミルクティーを飲む姿を眺めながら、ほうじ茶で煎れるミルクティーのこと考えてました。
    牛乳で煮だして、お砂糖を入れて、熱々で甘い。
    それから、こんな終わり方されたんじゃ続きも観るよ。

    (後編)おっさん(セリグマン)何かしらやると思ってたけどさあ、そっちか~。
    個人的には、ワルサーで自殺するのかなって薄っすら思ったのだけど違ったね。
    あの部屋を出た後、ジョーはどう生きていくのだろうか。
    所々に文学的なチャチャが入るので、そこも面白さのポイントだったのかなと思います。

  • あんまエロくなかったな。

    依存性じゃなく色情狂だって事だけど、お父さんが死ぬ下りは、あれは依存性しか考えられん気がするけどな〜。

    なんかニンフォについて哲学的やったけど、Vol.2になると、一人の女性の数奇な人生って感じになってない?(笑)

  • 長かった…すごく長かった。
    vol.1のがずっと面白いです。シャルロットゲンズブールの演技は素晴らしいのだけど、重すぎる。SMとか観てて不快でしかなかった。
    それに若きし頃のジョーが可愛くて。ビッチすぎても可愛いから。幼児のころから性に目覚めていて、初体験は超早漏。早漏すぎてまじ笑った。しかもでかでかと数字でカウント。フィボナッチ数列だとかなんとか笑。友人とチョコレートを賭け対象に列車に揺られ何人とセックスできるか勝負してみたり、初体験の早漏と再会しさらには結婚して妊娠までして子供ができて…そしてその早漏最後にはさらなる屈辱を浴びせられる、またまたお出ましフィボナッチ数列笑
    そしてこの長い話を聞いてくれていた初老のじいさん、まさかの童貞。そして最後の最後、性に目覚めることがなかったじいさん、ジョーを犯そうとし、撃たれるって!!!!
    ラースフォントリアー、最強だなと思った。不快すぎて謎すぎてウケる。

    アンチクライスト、メランコリア、そしてニンフォマニアック。
    わたしは断然、メランコリアが大好きでした。

  •  路上でぶちのめされ倒れていた女を自宅に運び介抱する男。女は自分の色情狂としての人生を章立てて語り始める。

     色情狂っぷりの半端なさがとてもおかしくとても痛々しい。特にシャルロット・ゲンズブールが演じる後半生がその枯れっぷりとあいまってほんとに衝撃的。
     『アンチクライスト』『メランコリア』に続く鬱三部作ということで、途中まではこの作品って鬱か?と思ったが、抗うことのできない色情狂というのは確かに鬱なのかもしれない。
     ただ、5時間見てあの最後のオチはなぁ。。。。

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