滝を見にいく 【DVD】

監督 : 沖田修一(『南極料理人』『キツツキと雨』『横道世之介』) 
出演 : 根岸遙子  安澤千草  荻野百合子  桐原三枝  川田久美子  德納敬子  渡辺道子  黒田大輔 
  • キングレコード
3.65
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本棚登録 : 146
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003831691

感想・レビュー・書評

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  • ツアーで滝を見に行くだけのはずが、添乗員が道に迷って参加者を置き去りにして失踪してしまったことからドラマは始まります。おばちゃんばかりの寄せ集めツアー客7人は果たして生還できるのか?メンバーはもちろん見ず知らずで不協和音ばかりが目立っていたので、初めは空中分解かと思いましたが、最年長のおばちゃんがふんわりとしたリーダーシップを見せてメンバーをばらけさせず不安を与えずまとめていきます。ふと、脱出映画のCUBEを思い出しました。あれは強引で専制的な男がリーダーシップを取ろうとしてチームを危うくしていました。本作は集団における男女の違いについても示唆的でしたね。

  • 「横道世之介」の沖田修一監督作!山で遭難してしまった7人のおばちゃんの運命は!?
    見どころ
    食料もなければ寝床もない山の中で、突然サバイバル生活に放り出されたおばちゃんたちの奮闘を描くコメディ。演技経験のない素人を含む7人のおばちゃんたちの好演に注目!
    ストーリー
    幻の滝を見に行く温泉付き紅葉ツアーに参加した7人のおばちゃんたち。ツアーガイドの菅の誘導で山道を登っていたが、道に迷ってしまったらしい菅が行方不明に。山の中に置いてきぼりにされたおばちゃんたちは、思いかげずサバイバルを強いられることに…。

  • オリエンテーリングの感じを思い出した。

  • おばちゃんたちのキャラが立っていてとても可愛くてほっこり。
    野宿のシーン最高に可愛いです〜

  • 本当にタイトル通り、ツアーで一緒になったおばちゃんたちが「滝を見にいく」だけの話で、大事件も何もないんやけどめちゃめちゃ面白い。
    逆に言えば大事件(=ストーリーの盛り上げ)がないのにこれだけ面白いってことは、撮るべきものを過不足なく撮っているからで、それはつまり人間そのものの面白さなんかな。
    88分と短いのに、面白みがぎゅーっと詰まった作品。おすすめです。

  • なんとなく最後まで観てしまった。こういうの嫌いじゃない。

  • みんないくつになってもいろいろあるよね!
    いい歳こいて失恋したっていいじゃんねー

  • じゅんじゅん。

  • バスツアーに参加した7人のおばちゃん。不慣れなガイドが「先に行って見てきます」と言ったきり帰ってこないので、自分達で滝を探しに行くことに。

    ちょっとイラついてる人はいたけど、全体的には攻撃し続ける人がいなかったので楽しかったです。
    色んなおばちゃんがいて、なんとか一晩山で過ごせちゃうからすごいw

  • この人ら、ただものじゃない。

  • 不思議な空気感を持つ映画だった。自分でも何故これを観ようと思ったのか、最後まで観てしまったのか、よく分からないけれど、なんとなく気になって最後まで観てしまった感じ。

    名もない素人なオバちゃん役者さんを使って、視聴者をこの空気感に呑み込ませてしまえるっていうのは、沖田修一監督の腕なんだと思う。

    歳を重ね、良くも悪くも沢山の経験を積んで、どこか諦めにも似た達観性や荒んだ心を持つ、そんな7人のオバちゃん達が、森の中で迷い、徐々に少女のような童心に返っていく過程。それぞれの個性や持ち味が生かされて、一人一人が必要で大切な存在なんだということ。
    そういうことがほんわりと集約されていたように思える。

  • 201612
    独特の空気感で良かった
    おばちゃんたちはみんな(?)素人だったのね

  • 「南極料理人」「横道世之介」の沖田修一監督が、オーディションで選ばれた演技経験のない7人の女性を主演に据えて描く異色のコメディ・ドラマ。幻の滝を見にいく紅葉ツアーに参加したおばちゃん7人が山中で遭難し、予期せぬ過酷なサバイバル体験に右往左往するさまをユーモラスに綴る。幻の大滝を目指す温泉付の紅葉狩りツアーに参加した7人のおばちゃんたち。頼りないツアーガイドの菅に導かれ、大自然の山道を登っていく。ところが途中でコースを確認に向かった菅とはぐれてしまい、見知らぬ山中で完全に遭難してしまう。最初はどうにかなるだろうと思っていた7人も、次第に事態の深刻さに不安が募っていくが…。
    製作年:2014年

  • この監督、女同士までとってもリアルな距離感。
    期待通りで感動。
    自然とくすっと笑えた。

  • いろいろなトラブルがあったけど、最終的には楽しかった、終わるのが寂しいなっていう雰囲気が良かったです。
    ほとんど名前の知らない舞台役者さんや素人の方が織り成す演技アンサンブルが新鮮で、こういう小さな作品も大事にされる沖田監督に好感が持てました。

  • 現代のヘンゼルとグレーテル。ただし、主人公は健気な兄弟ではなく、かつてヘンゼルとグレーテルを童話として読んだ少女たちが40年程時を経て、すっかり童心など忘れてしまったかのような、たくましくも切なく生きているおばちゃまたち。

    本当は、遭難があのように楽しい事などなくて、無事全員で下山出来るなんてあまり考えられないのですが、そこは、現代のメルヘンストーリーであるが故に、許されてしまいます。

    シビアな現実と戦い続けて、疲れ切った女性たちに捧げてくれた、大人のための童話のような映画でした。

    おばちゃんたちが、これまで生き抜いてきた技と知恵を振り絞って山の中での生活も切り抜けていくすばらしさが、どこかコミカルで、素敵で、ほほえましい。
    怖くて泣いてしまうのも、楽しくて笑ってしまうのも、夢で涙を流してしまうのも、どれの姿も人として何か素朴な気持ちに返らせてくれます。悩んでついてしまった額のしわも思わずほどけてしまいそうな。
    泣くまいとかみしめていた奥歯が、思わず緩んでしまいそうな。

    ものすごく感動する訳ではないのですが、かといって、表現が乏しすぎる訳でもなく、ちょっとした癒しの時間が過ごせるほのぼのとした映画です。

  • おばあさんと少女は紙一重ですね。

  • 沖田監督の魅力は、それぞれの役者の良さを奥から引き出すこと…と思っていたので、素人のオバちゃんばかり集めて果たしてどんな映画なんだろうと 正直期待もそこそこにDVDになるまで待ってしまった。

    結果、1週間レンタル期間に2度見た。

    ゆるっとした空気感や人間同士の些細な感情をいつもどおりとらえていて、さりげなくスポットを当てる。
    やはり、この監督の映画にハズレはないと確信した。

  • 面白い映画を観れて幸せです。邦画だと尚更。夜のシーンと花飾りをあげるシーンがとても好き。

  • どんな状況下でもポジティブに楽しめるって凄いことだ!セッキーが亡くなった旦那さんを追いかける場面で涙出た…演技経験ゼロとは思えなかったなー

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