薄氷の殺人 [DVD]

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監督 : ディアオ・イーナン 
出演 : リャオ・ファン  グイ・ルンメイ  ワン・シュエピン 
  • ポニーキャニオン (2015年5月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013256781

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薄氷の殺人 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 白日焔火
    BLACK COAL, THIN ICE
    2014年 中国+香港 106分
    監督:ディアオ・イーナン
    出演:リャオ・ファン/グイ・ルンメイ/ワン・シュエビン
    http://www.thin-ice-murder.com/

    1999年の中国、地方都市の工場でバラバラ死体が発見される。遺体の一部とともに発見された身分証明書から、その工場で働いていた計量係の男が被害者とされるが、犯人の容疑のある男が刑事を殺して射殺されてしまったため迷宮入り。その現場に居合わせて同僚二人を失い自らも怪我を負って左遷された刑事ジャンが主人公。5年後の2004年。かつてのバラバラ殺人とそっくりな事件が2件続発、どちらの被害者も5年前の事件の被害者の未亡人ウー・ジージェンと親密だったことがわかり、飲んだくれていたジャンは捜査に乗り出す。

    連続バラバラ殺人というと猟奇的な響きだけれど、残虐場面はほとんどなく、バラバラにしたのは単に死体処分のためで犯人の嗜好に猟奇性はないので、そういう怖さはありません。ゆえに普通のサスペンスとして見れましたが、犯人捜しの面では、正直意外性はとくになく(そもそも登場人物が最小限だし)、やっぱりね、という感じ。そもそも、1999年の時点でバラバラ遺体のDNA鑑定をしていない、というのが、アメリカとかならありえなさそうだけど中国だからなあっていう。

    中盤でどんでん返しというか、さらなる真犯人がいる展開になりますが、これもまあ想定内なので、トリックや動機に関しての謎解き面ではとくに目新しさはないので、見どころはむしろジャンと未亡人の、本気なのか策略なのか微妙な恋愛駆け引きのほうでしょうか。ただしかし恋愛ものとして見るにはあまりにも刑事役の俳優さんが泥臭いのであまり共感はできないかも(苦笑)

    未亡人役のグイ・ルンメイはすっごくキレイでした!満島ひかりと波瑠を足して、さらに薄幸にしたような儚げなスレンダー美女で、彼女のためならそりゃ殺人も起こっちゃうよね、っていう説得力がありました。

    好きだったシーンは、彼女と並んで歩く元旦那が、手を繋ぎたいんだけど、できなくて、背中にまわした手をグーチョキパーってして紛らせてる場面。彼女のために人生を棒に振ったのにまだ彼女を愛している(自分から触れられないほど大切にしている)男の悲哀が切なかった。彼の純情に比べたらジャンはちょっと(苦笑)

    映像、カメラワークは緊張感があってなかなか良かったです。

  • 金熊賞を獲った作品と聞いていたのですが、個人的に退屈な映画でした。
    女優さんはとても綺麗な方ですが、お人形さんみたいであまり感情が伝わってこない。殺人に関しても悲しみも憎しみも後悔も感じられませんでした。かといって悪びれているわけでもなく。。犯行もすぐ認めてしまって拍子抜けでした。
    主人公の刑事が彼女に惹かれていく展開かと思っていたら、単に下心丸出しのおっさんでしたし。少しは葛藤して欲しい(笑)
    ただ映像や雰囲気にこだわっているのは分かりました。そこが評価されて賞を獲ったのでしょう。

  • 一昔前の日本映画にありそうな、なんか切ない話でした。

  • 中国映画もやるなぁと感心しました。バラバラ殺人事件のサスペンス、犯人の追跡劇、そしてヒロインの謎と3つの場面展開に、刑事のメンタルも変わったりして、一本調子になりません。フランス映画を思わせる映像が入ったりして、監督は繊細な感受性の持ち主ですね。ヒロインの透明感のある美しさも印象に残りました。

  • ミステリーなのだけれども、本筋から外れたところがいろいろと変わっていて面白かった。主人公の刑事が、容疑者の女性を助けると言いながら裏切るところがいい。

  • コピーがよくて期待してたんですが・・・
    よくわかりませんが映像面の評価が高いようですが・・・ストーリーがいまいち。
    この手を放さなければよかったというほどの絆がどこにあったのかわかりませんでした。

  • 2015/10/30 何だか…重い映画なのか?シーンが中途半端に次のシーンにいってしまいつつも流れは遅く 薄氷の殺人 ってタイトルも結局 何だか 違うような ラストの白昼の花火 ってタイトルにしたほうが しっくりした感じだった 期待してたより面白みは なかった 残念

  • 中国の映画はとても好きだ。
    何でもありというか、何があっても不思議じゃない感じ
    混沌とした感じがたまらない。

    この映画にもそれがあった。
    カルチャーショック。
    食事、住処、クリーニング、遊園地、スケートリンク
    警察、車、バイク・・・そして電車。
    電車のシートは普通にあの状況なのか。

    グイ・ルンメイという台湾の女優さんに
    気持ちが持っていかれた。
    謎めいていて儚げで手を差し伸べたくなる。

    脚本において、説明のセリフは皆無といって良い。
    それが映画全体の深み、味わいを増しているように感じました。
    確かに分かりにくいし、なんでこのシーンがあるんだと
    思う部分も少なくない。
    でも映像で語るという姿勢は大好きだ。

    最後のシーンも何も説明なしでぶっつりと終わる。
    あれは何だったんだろうとしばらく呆然とした。

    見終わった反芻が面白い映画です。

  • かつて捜査の失敗で同僚を失い、生きる目標を失った元刑事と、夫を失った疑惑の女。という筋立て自体はどこかで見た感満々だけど、洗練された映像と演出、アンニュイな雰囲気で、悪くない感じに仕上がってます。
    容疑者が肩にかけたスケート靴のブレードだとか、女が遺骨を木の根元に埋めるのを車の中から見てる場面とか、全体を覆う倦怠感の中にも、緊張感をとぎれさせずにひっぱっていく腕はなかなか。
    しかしこの主人公、刑事として真相に迫った瞬間に、男として彼女を抱いてしまうくせに、そして彼女にのっぴきならぬ事情があった――というより、ある意味では男たちによる支配の犠牲者でもあったことを知っていながら、最終的に彼女を切り捨て、刑事として男たちとの絆を回復する方を選んでしまうのだ。これから彼女に起こることをまるで知らないかのように彼女と別れたあと、刑事たちと酒席で談笑する主人公の姿。その裏切りの苦さを演出するラストシーンの「白昼の花火」で男の姿を映さないのはいい選択だとしても、主人公のもつ矛盾やずるさを、女をファム・ファタルの位置に置くことで、男の甘い感傷に回収してしまう。
    スタイリッシュな映像だけでなく、そういう男のずるさを隠しこんでしまう感傷的な物語の構造までが、ハリウッドものの路線にぴったり添いすぎているあたり、ちょっとどうなんだと思ってしまうわけです。

  • 個人的に状況が分かりづらくて、主人公と謎を解いて行くような、サスペンスものの流れじゃなかったのが物足りないし、映画的な感情の表現や見せ場の演出が少しわざとらしく見えた。前半わりと好きだったのに・・・。でも俳優の演技は良かった。特にグイ・ルンメイ綺麗!

  • タイトル的にはサスペンスなんですが、内容はそうでもないです。
    いや、サスペンスなんだけど、謎解き的な要素は全くなく、観念的な話です。
    なんですが、なんとなく綺麗な映像と、出来すぎていない妙なストーリーに魅了される不思議な映画です。

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