美貌格差―生まれつき不平等の経済学 [Kindle]

  • 東洋経済新報社
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感想・レビュー・書評

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  • 外見、特に顔の見た目が個人に対して経済的にどのような影響を与えるのか、様々な研究から解説した本。

    うっすら皆が気がついていることだが、ブサイクな人は収入が低い傾向がある。受けている教育の質や量、その他の収入を左右する要因を調整した上でもやっぱり低い。顔のできで収入が左右されるなんて、やはり実力も運のうちでは。

    本書では顔が不自由な人は、身体が不自由な人と同じように保護を与えるべきではないかと述べている。自分ではどうにもできない要素のために、経済的な不利益を受けているからだ。アメリカだと少数民族に対する保護もあることを考えると、確かにこれは一理ある。もしやるとしたら、顔の美醜を定量化するところから始まる必要がありそうだ。

  • たいして面白くなかった。

  • 美しさは、人生に幸せをもたらせるか?もちろん、これに対してYES。この本がすばらしいのはこれを統計的経済学を用いて数字にして見せること。綺麗に生まれるだけで数千万。汚く生まれるだけで、それよりももっと多いペナルティー。天とは、「人の上に人を作り、人の下に人を作る」ものだ。

  • ある人から見てどうしようもなくブサイクな人なら、まあだいたい誰が見てもどうしようもなくブサイクだ。美形かどうかの判断は、主観ではあっても、人それぞれとは程遠い。人の容姿は測れるのだ。

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著者プロフィール

ダニエル・S・ハマーメッシュ
テキサス大学オースティン校教授
テキサス大学オースティン校で経済の基礎に関するスー・キリアム寄付講座の担当教授、オランダのマーストリヒト大学では労働経済学の担当教授を務める。著書に『労働需要(Labor Demand)』、『どこでも経済学(Economics Is Everywhere)』などがある。

「2015年 『美貌格差 生まれつき不平等の経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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