ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」 (角川書店単行本) [Kindle]

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著者 : 川村隆
  • KADOKAWA / 角川書店 (2015年3月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (137ページ)

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ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」 (角川書店単行本)の感想・レビュー・書評

  • 私は、「部下の指導には、自分の持っている時間の二割を割け」とよく言っています

    自分が下っ端だった頃、こういう風に思って指導して頂いていたのでしょうか。今となっては定かではありません。

    今、自分が指導する立場になって見たところ、これ、かなり難しいと思います。どうしても自分でやったほうが早いと思ってしまいます。手綱の微調整がなかなかうまくいきません。

    前は結構手取り足取りだったので、今は少し放置気味です。これの正しさは現実でこなしていくしかわかりません。一歩ずつ、マネージャーの練習を進めていきたいと思います。

  • 良書。凄い覚悟、経験と知見。

  • 経営方針や経営計画のような大きな決断はトップダウンで下し、現場レベルの提案はボトムアップで吸い上げるという二つの働きが循環しているのが、企業として理想的な姿だ。日立では、現在でも、会社としての意思決定のうち、おそらく九〇パーセントはボトムアップで決められています。残り一〇パーセントの難しい意思決定、痛みを伴う意思決定をトップダウンで行わなければならない、ということでしょう。

    会社員の業務時間の二〇~三〇%、マネージャークラスになると、六〇~八〇%を会議に費やす。これでは、会議に出席するだけのために会社に来ているようなものです。

    日本の部長クラスは、数字は語れてもヴィジョンを語れないので、現地の人たちの求心力を失うという話をよく聞きます。  数字だけではなく、「なぜ必要なのか」「何のために必要なのか」「それを達成すると何が起きるのか」といった背景や将来を語ると、部下も「それなら私も実現させたい」と意欲がわくでしょう。日本人はチェック(C)、改善(A)は得意ですが、プラン(P)と実行(D)は弱い気がします。プランと実行にスピードがないので、PDCAのサイクルがうまく回らないのでしょう。

    部下を育てる立場の人にも、同じように五一点を受け入れる度量が重要です。また、「部下の指導には、自分の持っている時間の二割を割け」とよく言っています。

    リーダーは〝慎重なる楽観主義者(cautious optimist)〟であるべきだ」というのが私の持論です。  この言い回しは、フランスの哲学者アランの『幸福論』の一節「楽観は意志に属する、悲観は気分に属す」から考えたものです。よくあるたとえ話ですが、コップに半分の水が入っているのを見て、「半分しかない」ととらえるか、「半分もある」とポジティブかの違いがある。ラストマンはそのどちらでもなく、「水が半分も入っているけれど、コップいっぱいになればもっといい」と考える人でしょう。そしてコップをいっぱいにするにはどうすればいいかを考え、みんなを引っ張っていくのです。

    トップが社員に「このまま赤字を解消しないと会社は潰れます」というメッセージを送るのは、社員を失望させる効果しかありません。たとえ同じ状況であっても、「赤字部門を縮小して、利益率を二年間で五%上げれば、黒字に転じることができます」という明るく前向きなメッセージなら、苦しい中でも一筋の希望、モチベーションになる。

    結局私が経営者としての人生のプロジェクトに取り組み始めたのは、四〇歳を過ぎてからでした。もう少し早く始められていたら……という思いが今はあります。 人生のプロジェクト・マネジメントを始めるのは、早ければ早いほうがいいでしょう。

    カール・ヒルティの『幸福論』には、一仕事終わったら、きちんと家に帰りなさいと書いてあります。 「必ず晴耕雨読の生活に戻り、再び俗世界に呼び出されたときは、あまりグズグズ言わないで行きなさい。あいつは仕事をしてくれるだろうと期待されて声をかけられたのだから、グズグズ言わないで応じて、しかるべくちゃんと働いて、そのプロジェクトが終わったら帰りなさい。帰って晴耕雨読の生活に戻りなさい。なぜなら晴耕雨読の生活が人間の一番理想とする形だから」といった意味のことが書いてあり、こちらも現代の生活に通じるものがあります。仕事に役立つかどうかばかりを考えず、さまざまな本を読むことをおすすめします。

    仕事上でコミュニケーションをとり、成果を出せているのであれば、それで充分ではないでしょうか。職場の仲間と良好な関係を築くのは大事ですが、必要以上に群れると柵が生まれ、内向き志向になるので却って危険です。 職場の外に出会いを求め、職場にいると知り得ないような情報に触れられる場をつくるほうが、自分のキャリアアップ... 続きを読む

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