シャイニング(上) (文春文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 初めてスティーブンキングの小説を読んだけど、言い回しがなんかすごい。読みづらくて時間がかかった。

    映画では描かれてない部分を知れてよかった。
    (というか全然違う)

  • 上巻読了。
    映画のイメージで読み出したが、基本的なストーリーは同じでも、全くの別物と考えた方がよさそう。
    下巻が楽しみ。

  •  著者の作品は初めて読みますが、登場人物の心理がとても細かく描写されています。同情できる部分もあれば、理解できない部分もあるのですが、映画の「シャイニング」からは読み取れない心の動きが詳しく描かれています。ゆえに映画に比べると、物語の展開は遅く感じられるので、じっくりと心理描写を読むことになります。好きな人には好きな内容だと思います。

     キューブリックの映画とキングの小説の内容は、ほぼ別物として鑑賞したほうが良いと思われます。映画には映画の良さ、「音」、「人物の表情」、「映像の美しさ」が存分に発揮されており、これはこれは素晴らしい作品ですが、一方の小説の方は人物の育ってきた環境や、過去の出来事、考え方など、内面的な描写が生々しく描かれていて、映画では表現しにくいものが、深く盛り込まれているように感じます。

     本書の物語の内容は、いわくつきのホテルが、主体的に登場人物に干渉をしているようでもありますが、登場人物の性格や精神、あるいはシャイニングと呼ばれる能力によって、そう感じられるだけとも解釈できるようにも読めます。つまり夢か幻のような何かを見せるだけ、というだけのことだと。しかし、上巻の最後の方ではついにホテルの呪いが、登場人物へ物理的な干渉をしてくるのか?といったところで、その先は下巻に持ち越されます。つい下巻を手に取りたくなる展開です。

     映画とは内容が違うため、結末も違うかどうかもわかりません。じっくりと続きを読み進めていきたいと思います。

著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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