ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して [DVD]

  • 44人登録
  • 3.22評価
    • (3)
    • (4)
    • (11)
    • (5)
    • (0)
  • 7レビュー
監督 : アルノー・デプレシャン 
出演 : ベニチオ・デル・トロ  マチュー・アマルリック  ジーナ・マッキー  ラリー・パイン 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2015年6月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113833165

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して [DVD]の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 1948年のアメリカ。
    モンタナ州に暮らすアメリカインディアンのジミーは、第二次世界大戦から帰還後に原因不明の体調不良に悩まされるようになる。
    カンザス州の軍病院に入院するが異常は見つからず原因は一向に分からない。
    そこで医師たちはニューヨークからフランス人の精神分析医のジョルジュ・ドゥヴルーを呼び寄せ彼にジミーの診察を依頼します。
    患者と医師として出会った2人の男が対話治療を重ねる中で次第に互いの方向を超えて強い絆で結ばれていく姿を描いた作品です。
    フランスの名匠アルーノ・デプレシャン監督がベニチオ・デル・トロとマチュー・アマノリックを主演に迎えて贈る感動の物語です。
    2人の演技が素晴らしく見応えのある映画でした。

  • \魂の中へ挑む静かなる冒険譚 /


    以下、WOWOWオンラインの解説欄より引用させて戴きます。

    //原因不明の心の病に苦しむアメリカ先住民とフランス人の精神分析医が、診療を通してお互いの魂に触れ合うさまを、A・デプレシャン監督が実話に基づいて描いた人間ドラマ。

    片や、第2次世界大戦後、戦場から帰還したものの、原因不明の心の病に悩まされるようになったアメリカ先住民のジミー。他方、彼と対話を重ねながら、その心の奥深くに潜む闇の解明に挑んだフランス人の精神分析医ジョルジュ。

    単なる患者と医師という立場を超えた2人の男の魂の交流と友情を、現代フランス映画界を代表する名匠、「クリスマス・ストーリー」のデプレシャン監督が実話をもとに映画化。「チェ」2部作のB・デル・トロ&「愛の犯罪者」のM・アマルリックという実力演技派同士の息詰まる競演は見もの。//


    ================================================================================




    内容は番組解説欄にあるとおり。  

    本作の劇場用予告篇に出ていたデプレシャン監督の本作に寄せていた言葉が実に印象的であったので本タイトルに引用させていただいた。  

    その言葉とは---「この映画はふたりの男の友情をテーマにした作品です。そしてひとりの男が別の男の魂に入り込んでいくという冒険譚でもあるのです」という表現。

    原因不明の病で視覚障害や激しい頭痛の発作等に苦しんでいるアメリカインディアンのジミー。
    そして流れ者の精神分析医であるジョルジュは「患者」と「医師」という関係で、ジョルジュはジミーの呪縛を解き放とう(解明しよう)と、あらゆる角度からジミーの回想の世界を聞きだしては、ありのままを熱心にメモに取っていく。  

    カンザス州の軍の病院に従事する医師たちはジミーの治療には八方塞りとして、ネイティヴアメリカンに精通している仏国人の分析医ジョルジュをニューヨークから呼び寄せるのだが。   

    その依頼電話を受ける時のジョルジュが如何にも胡散臭い。久しぶりに仕事に在り着けたという感じでルンルンな姿を見て、「大丈夫なのか、この医師!?」となったのだが…(笑)  

    医師役のマチュー・アマルリックも、ジミー役のベニチオ・デル・トロも、台詞の間合いや発音(お国訛り)、一挙手一投足その感情表現が実に見事で天晴れの一語に尽きる。   

    診察シーンの殆どは医師ジョルジュがジミーに質問(回想させる)する形で展開されるのだが、深追いはせず無理のないステップを踏んで聞き出していくジョルジュのスキルはなかなかのもの。 

    ジョルジュ自らも、ジミーの魂の隙間に自らの魂を重ね滑り込ませていることが、ジョルジュの《瞳の奥で真摯に輝くもの》として映し出されているのが分かった。    
    国籍と国境を超えたふたりが交わす《対話/セッション》を通じて、ジョルジュはこう語りだす ---

    「君の部族では夢は未来を告げるが--- 精神分析では過去を表すと考える。」、更に彼はこう続けた…  「君は一度も狂ってなどいない。《魂のケガ》君の魂は傷ついたんだ。」   
    そうジミーに優しく語り、診断を下すシーンが胸に沁みた。 

    明るい作品ではないが、実話をもとにしているということもあり強い説得力に惹かれてしまう。   
    ジミーを捕え続けていた心の足枷は彼に「魂のケガ」を負わせたのだった。   

    2016年の幕開けにオンデマンドで観賞させていただいた本作、《希望と勇気》《魂の接点で結ばれた者同士の友情と絆の素晴らしさ》が、我が心にも存分に振り撒かれた。   

    どこか『レナードの朝』に於けるロビン・ウィリアムズと、ロバート・デ・ニーロを彷彿とさせるパフュームを感じた。

    控え目なBGMも良く、何と言っても寡黙で穏やか、静かながらも激しく苦悶するジミー役のデル・トロと、アマルリックの名演技に納得の秀作であった。 

    灰汁の強い個性派男優の競演(共演)にStanding ovation!!となった。

  • 【メモ】
    自ら安らげるものは、相手とも安らげる。

  • 字幕: 寺尾次郎

  • レンタルで観賞。

  • 2015/7/17 2人の大物俳優は上手いし、雰囲気は良かったけど…フロイトを思わせる 夢判断や心の闇に迫る心理的な物語…そこにインディアンの人類学が どんな風に関係するのかは分からなかったけど…本当にフロイト式 心理的な作用で体調不良になるのは 本当なんだな って思わせてくれる物語。でも、医者と患者の関わりが大切なのも事実だなぁ〜と思った。地味な感じの映画でしたが、なかなか良かったです。

  • ベニチオ・デル・トロとマチュー・アマルリック、大好きな2人の俳優ががっぷり四つに組むなんて楽しみ、と思ったのですが。
    1947年に初めて「インディアン」を症例に報告できた人類学者/精神分析医はそりゃ興奮したでしょうけど、2015年にそのまま見せられてもね。しかもものすごい典型的なフロイト主義の夢解釈ですが、文化的要素についてどういう分析したんだろう。「僕は偏見なんか持ってないよ!」と言う人に限って・・・だもんな。
    結局、この映画が、異なる文化的民族的・階層的背景をもつこの2人の関係をどういうふうに描きたかったのかがほんとにわからない。2人の間に友情や信頼は存在したのかもしれないけど、けっきょくのところ今日残っているのは、医師として「事例」を報告する権力をもっていた一方の主観にもとづく記録でしかないのだから、映画がどういう新しい解釈をもたらすのかこそが重要なのに。
    まるでポストモダニスムなんか存在したことなかったような映画だったな。

全7件中 1 - 7件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して [DVD]を本棚に「観終わった」で登録しているひと

ツイートする