脱広告・超PR [Kindle]

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.00
  • (0)
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 8
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (209ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 連鎖型IMCという手法を提唱する、PRと広告を一体で考え、人を「動かす」方法が分かる書籍。

    洞察:徹底した洞察から提案の糸口を見出す

    説得:+nの発送で「説得」のインフラを整備する

    拡声:話題を喚起する

    連鎖:情報が伝わる「連鎖」の仕組みを作る

    この順番で考えるべし、というアプローチは分かりやすい。

  • 広告費を抑えてPRに費用を当てようという内容かと思ったが、全くそんなことはなかった。
    「どうやって買ってもらうか」ではなく、「どうしたら動いてくれるか」を考えようって感じの内容です。

    現状商品やサービスに対する需要を感じていない潜在層を取り込むためには、本人たちに当事者意識を持たせるところから始める。現状を洞察し、トレンドを引き起こしうる要素を固め、大々的に発表する。新しい概念や言葉を作ることで市場が生まれ、大々的に取り上げてもらう。...etc

    良かった部分は大々的に発表する際に、マスコミが取り上げる口実を作ってやる(5月18日=ファイバーの日など)など、具体的な情報の経路を作る施策も書かれていたこと。

    微妙だと思った部分は、飲料・カレーメーカー業界が結託してその市場を盛り上げる、研究機関と提携するなど、あまりにも規模が大きすぎて、実用性に欠けること。

    潜在層へのアプローチは今日でも無限に議論の余地がありますが、テレビCMを打ち出すなど、予算があり余ってそうな事例ではなく、中小企業がどうPRしていくのか的な規模の話かと思っていたので、☆3つです。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

(Yamada Masaru)
株式会社インテグレート COO/株式会社コムデックス 代表取締役社長

1965年大阪府生まれ。1988年早稲田大学第一文学部卒業。1992年株式会社コムデックス入社。1997年常務取締役、2002年取締役副社長就任。2003年藤田康人(現・株式会社インテグレートCEO)とB2B2C戦略の立案に着手。2005年食物繊維の新コンセプト「ファイバー・デトックス」を仕掛け、第2次ファイバー・ブームを巻き起こした。同キャンペーンは、日本PRアワードグランプリ・キャンペーン部門賞を受賞。2007年5月IMC(Integrated Marketing Communication)を実践する日本初のプランニングブティックとして、株式会社インテグレートを設立、COOに就任。2008年株式会社コムデックス 代表取締役社長に就任。同年「魚鱗癬」啓発活動にて日本PRアワードグランプリ・日常広報部門最優秀賞受賞。著書に『脱広告・超PR』(ダイアモンド社)がある。

「2012年 『統合知』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田まさるの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×