エクソダス:神と王 [DVD]

監督 : リドリー・スコット 
出演 : クリスチャン・ベール  ジョエル・エドガートン  ジョン・タトゥーロ  シガーニー・ウィーバー  ベン・キングズレー 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2.92
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本棚登録 : 94
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142079312

感想・レビュー・書評

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  • 旧約聖書の出エジプト記をスペクタクル映画に仕上げるとは、さすがリドリー・スコット監督。
    柔らかい光と明暗で作り出すショットの数々はルネサンス絵画のようで美しい。紅海が真っ二つに割れる場面は(一瞬引き潮かと思ったが)圧巻だった。


    そして主演のモーゼ役のクリスチャン・ベール。格好いいです。戦闘時はもちろん、落ちぶれて汚い姿になっても漂う気品がある。相当気難しい俳優らしいが、何をやっても存在感があるいい役者。


    よくわからなかったのは映画に登場したモーゼと話す小さな男の子。おそらくユダヤ教の全知全能の唯一神・ヤハウェだろうと思うんだけど、なぜ神を擬人化したのか。それも男の子として。
    ユダヤ教は偶像崇拝を禁じている。神を可視化してはダメだ。宗教教義の正確さより映画の演出を優先したのだろうか、と思わなくもない。
    おそらくエンドロールで「この映画を弟・トニー・スコットに捧げる」と記したところをみると(グッときたけど)、監督は史実やユダヤ教の教義を正確に描写するより、ただ兄弟愛とスペクタクル映画を作りたかったのではないかと思う。もちろんそれだけでも充分なものだったからよかったですけどね。

    しかし、観終えてなんとも言えない気持ちになった。
    ヘブライ人たちがエジプトを脱出して約束の地カナンに着いても、すでにカナンにいる人々にとっては侵略者にしか映らなかっただろう。
    紅海を渡りきるモーゼたちの姿に(事実かどうかは別に)現代のイスラエル・パレスチナ問題の源流を見るようで、なんとも複雑な気持ちになった。

  • 映画館で観て、今回2回目。今回もちょっと寝てしまった。やはりヘブライの神は好きになれない。十の災いはあくど過ぎる。こんなことができるなら、もっと早くに出来ることあったろうに。

  • エクソダスって何だろう…と思ったら『出エジプト記』のことなんですね。
    スピルバーグ監督の『太陽の帝国』で美少年っぷりを発揮していたクリスチャン・ベールさんがすっかり大人になってモーゼさんを演じていました。どんな美少年もやっぱりおじさんになるのだな…。

    そもそも『出エジプト記』自体が旧約聖書に興味があるとか、信仰がそっちとかの人以外には「・・・」といったお話。旧約の神様ってやたらと人間を試すし、合格基準がビックリするほど厳しいし…。
    なので、キリスト教徒じゃなくて旧約聖書にも興味がない人には、正直言ってつまらないのではないかと思います。ある程度知識で補完しないとわかりにくいところがあるし、日本の文化や歴史に興味がない人に長々とヤマトタケルの冒険を映像化して見せるような感じ?

    映像はキレイでした。
    紅海がモーゼさんの力でパッカリ割れるのではなかったのが意外と言うか、違うんだ…と思いました。
    出演者も映像も良かったので、あとちょっと脚本か演出を頑張って欲しかった作品です。

  • リドリー・スコット監督作で、
    期待しすぎたか。

    映像は綺麗だし、
    かの有名な海のシーンは美しかったが、
    なんだか薄っぺらい。

    あと仕方がないことではあるけれども、
    クリスチャン・ベールを見ると、
    もはやバッドマンしか連想しないw

    とりあえず、
    出エジプト記を読み返そうと思った。

  • これを見て思った。エジプト文明は過去に強大な力を持っていながら、なぜ、現代は力を持っていないのかという疑問に対する憶測。

    それは、もしかして、圧倒的な力を持っていて他と融合することが下手だったからなのではないのか。超保守派。しかし、その独自性ゆえに、エジブト美術は現代でも、奇抜な存在であるのかもしれないな、と思った。

    そして、出エジプトが国家没落の大きなきっかけでもあったのだろうな、そういえば…と思った。

  • [鑑賞方法:WOWOWシネマ録画にて]

  • むかし見たチャールトン・ヘストンの「十戒」の印象は鮮烈に残っていまるのですが、このリメイクをを見て驚いたのが、紅海が割れるシーンがない! 水が自然に引いただけ。モーゼを「超人」ではなく「人間」として描こうとしたのかもしれなせんが、現代のCG技術ではさぞすごい映像が見られるに違いないと期待しただけに、この落胆は大きいです。「十戒」が刻まれるシーンだって、最後にさらっと触れられるだけだし。リメイクになんの意味があったのだろうか…。。

  • モーゼの十戒の話だったんだー、と最後の最後で気付きました。

    神に選ばれしものの運命は本当に幸せなのか?という疑問を持ってしまった。
    沢山の人の命を守るという、大きな運命を背負っているのはただならぬ自分との闘いだからだ。

    ただ、一つ言えることは、生まれた時からその運命は決まっているということ。
    モーゼはその運命を受け入れる勇気を持っていた。
    内なる心の声にしたがって生きること。
    それが、神なのだと。

  • 色々と「十戒」と比較してしまうけど、「十戒」に比べて描写が駆け足で消化不良ぎみなところはあるにしても、自分たちが次の侵略者になる可能性を示唆するモーセはオーバーじゃないし、災厄の描写なども迫力があって、作品的にはこちらの方が面白かった。

  • いい評判を聞いていたので、拍子抜けました。CGは凄いと思いますが、それを期待していたわけでもないので。軽め薄めの神話劇という印象です。それにしても、「十の災い」ですか、ユダヤ教は容赦ないですね。

  • テーマが重たい。
    トップの周りの人間で、国は動くのかと思った。

  • モーゼの出エジプト記を映像化したもの。十の災いの部分はちょっとグロテスクですが、数々の見せ場があり、全く退屈しないです。

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