オキュラス/怨霊鏡 [DVD]

監督 : マイク・フラナガン 
出演 : カレン・ギラン  ブレントン・スウェイツ  ケイティ・サッコフ  ロリー・コクレイン 
  • インターフィルム
3.45
  • (6)
  • (9)
  • (9)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 72
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547286112363

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 幼い頃に両親を無残に殺した呪いの鏡に、大人になった姉弟が挑む話。姉弟の幼少期の記憶をフラッシュバックさせながら、現在を映す手法を取っているのですが、切り替えのタイミングが好みでした。特にラストシーンの描き方は…悲惨さと物悲しさがあって…あの仕掛けは最初から嫌な予感しかしない。

  • 白塗りの女が襲ってくる呪怨フォロワーは多いが、家の中で時間軸狂う設定の影響受けた奴は初めてじゃないか?素晴らしい。

  • トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門観客賞受賞作品。

    古い鏡を買ってから一家が精神を病み、幻覚を見るようになる。
    夫婦は変死、残された子は精神病院に入れられる。
    11年後に過去を催眠療法で見直し、鏡が不幸の元だと気づく。
    ただ、催眠療法の問題点は過去の記憶を現実とは違うものに作ってしまうこととしていて、謎めいて終わる。

    時系列が交錯し、不思議な感覚の作品。

  • 現実と幻覚が分からなくなる。
    何度も観て確認しないと観ているこっちも混乱してくる作品。

    負のスパイラルに陥っているので結局弟も鏡の影響を受けているんだろうな、と思う。

    腑に落ちない点(あの鏡の女はだれ?等)も何ヶ所かあり、結局幻覚なのかわからないまま置いていかれる箇所もあり(電話してきた彼が本物?目の前の彼が本物?)からそれも回収して欲しかった所。

    ……といってももしかしたら、私みたいな視聴者を混乱させる事こそがこの映画の見せ所であり狙いなのかな?

  • いや、全然ギャグセンスないから。怖いから。もう久しぶりにおしっこ漏らすから。
    なんだろうね、いい感じに痛いのと怖いのを混ぜてきて、絶妙。
    しかしどうしてこういう話だと警察はいつも良い感じのタイミングでやって来るのか。現在編はともかく過去の方は説明つかなくね?まぁそれこそ超常現象ですな。
    そしてティムくんの悲惨すぎる人生には泣けるじゃないか。おしんもセーラもせつこ、ティムくんの報われないっぷりに比べりゃ月とスッポン、ハンカチとマーくんてなもんですよ。
    続編あっても良いよね。無限ループでティムくんの不幸っぷりを鑑賞しよう。

  • 曰く付きの鏡を相手に、姉弟が復習を試みるという設定が斬新で面白い。

    放っておけば良いのに…!と思うけど、姉弟は幼少期の出来事をずっと引きずって大人になったんだろうな。

    現代と子供時代のエピソードを交互に行き来するのですが、現実なのか幻想なのか曖昧になっていく雰囲気がとても好み。

    何とも理不尽で切ないお話です。
    途中で痛い電球シーンがあるので注意。

  • B級な作りながら、丁寧で完璧!
    これからもこの監督注目だわー

  • 4.5点だが思い切って5に引き上げる!

    登場するのは、
    ・過去→父。母。姉。弟。
    ・現在→姉。上司兼恋人。退院した弟。
    あの家にあのラッサーの鏡(過去400年のあいだに45件の不審死)を戻して、カメラやタイマーや外部との携帯電話やの綿密な計画で、鏡の魔力を証明した上で破壊する、という姉の計画。
    父が母を拷問殺害し、弟が父を殺した事件を、くつがえしたい。それが姉の執着、弟がいなす。

    が、鏡はあの手この手で現実に介入してくる。(林檎を齧ったら電球だった……!!)
    やがて現在と過去が絶妙にクロスオーバー。
    姉が食卓で漏らした、「お父さんの仕事部屋にいた女の人は誰?」を皮切りに、母は父の浮気を疑い狂う。チェーンで止めざるを得ないほどに。
    (新しい家には新しい家具が欲しい、帝王切開の傷跡など、伏線がある。「醜いメス牛が」と空耳? してから顔が刻々と歪んでいく……。)

    父母に襲われる姉弟。現在の幻覚が混じる。記憶の混濁。姉と弟で証言の食い違い。
    悪霊どもは目が光る。時折父母も。
    父が母を殺し弟が父を殺す過去のやり直し。家族殺し合い。
    碇で鏡を破壊、が、姉を貫く。

    @@@@@

    スターもいなければ派手なVFXもない。
    奇矯な設定もアートな映像でもない。
    ホラーは大抵出尽くした、パターンも習得している、そんな視聴者は斜に構えて鑑賞するものだが、ほんの数ミリでも従来のラインを越えれば、その工夫に喝采を叫ぶ。
    そして本作では、叫びたい。(アレクサンドル・アジャの駄作「ミラーズ」鑑賞後だけに)
    鏡は家族の不和や疑いそのもの。決して未経験の「不可思議体験」ではない。
    だからこそ見る側に切実さが齎される。だいたい、父母が錯乱する姿を見るのは、子供には恐ろしいよ。
    これぞ「ホラー式ファミリーロマンス」だ。
    ホラー映画の教科書の一端を担ってもいい。

  • 痛いシーン満載。結局負けちゃうところがイラッとするけど続編でリベンジしてもらいたい

  • 過去と現在、現実と幻覚が入り交じって、こっちまで変になりそうで怖かった。

全18件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×