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- / ISBN・EAN: 4527427659063
感想・レビュー・書評
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WOWOWで録画して観ました。静かに、静かに。カチカチ、カチカチ。カチカチ、カチカチ。時計の針が進んでいく。ルオラン、ルーメイ、そして三浦春馬くん演じる良の時間が、カチカチ、カチカチ。とても美しい映画だったなあ。生き残ったのがルーメイだったのか?ルオランなのか?二人が本当の意味で一心同体になってしまったような、ラスト。
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難しいけど何かと、、、面白い
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上海で時計修理工として働くリョウ(三浦春馬)は、プールで見掛けた清楚(せいそ)な雰囲気漂うルオラン(リウ・シーシー)と出会う。リョウは知り合ったばかりの彼女に、ティエルン(チャン・シャオチュアン)と婚約中の一卵性双生児の妹ルーメイ(リウ・シーシー)への結婚プレゼントを選んでほしいと頼まれる。そのことをきっかけに二人は親しくなっていくが…。
上海の町並み、アンティークの時計屋、ネオンや逆光を使った長回しの映像が芸術的。時折挟まれる音楽もセンスを感じさせます。
ただ、ストーリーは途中からミステリー的展開が盛り込まれているせいでリョウとの恋愛や姉妹の葛藤の描写が疎かになっていますし、そのミステリーに関しても、ルオランなのかルーメイなのか判断を観客に投げかけているもののこれと言った伏線がないので消化不良。ラブストーリーとしてもミステリーとしても中途半端に感じてしまいます。 -
雰囲気が好き。この季節に観るに相応しい雰囲気。
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邦画全体に言えることだけど、画面が暗い。美男美女は観ていて楽しい。
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わかるわからないじゃなくて、雰囲気が好きだな。
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三浦春馬主演。リウシーシーが美しい。会話は中国語がメイン。でも相当簡単な単語だけで、会話も最低限ということで、さすがに字幕がなくても問題ない。
時計職人の主人公良に、ある日女性が贈り物を探してくれと頼んでくる。彼女はルーメイ、そして双子のルオラン。
「時計は、人に贈らないものよ」と言われて、何を言っているんだ?という顔をする。この辺は、中国ならでは。優しく語りかける彼女の話し方は、台湾系の魅力的なところ。上海が舞台だけど、喧騒と幻想的な夜の上海。異世界にいるなという感覚。
内容としては、中国の金持ちと言えば、ゴルフ。そんな感じの違和感をうまく押し出している。三浦春馬が全てではないが、中国人が日本人に対する印象の一つは、こうした映画から生まれている。寡黙で、雰囲気を身にまとう。言葉だけでなく、気持ちを伝えることができる。不思議なくらい感傷的な中国。この感覚は住んでみないとわからないだろうけど。
この映画の面白さは、本多孝好の原作にある。真夜中の五分前。時計職人。この時間のズレがキーになる。モーリシャスに旅行中に事故があり、生き残って帰って来たのは姉か妹か。渡した時計の針は、今を指している。 -
ペソアの詩が印象的な形で使われています。
三浦春馬の北京語も素晴らしい。