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感想・レビュー・書評
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2008年01月07日 17:19
読む時期を間違えたのか、何かついていけなかった。
高校生の会話に。
中学生でも通るような会話とも思えるんだけど、
やはりこれは、高校生の会話なんだろうか。
そう思っていたら、自分は“高校のときの友達”というのがいないということに気がついた。
だから分からないんじゃないか。とも思った。
“失われた3年間”
そんな言葉も浮かんできて、ややブルーに。
逆に、他では得られない得たものって何だろうと考えてみたけど、
具体的に答えが見つからなかった。
小説の内容にしても、ただ歩くだけというのがどうも読んでいて疲れる。
それは、作者の思うツボなのかもしれないけど、
案外、僕自身が高校生のときに読んでいればどういう感想を持ったのだろうかと思う。
残念ながら、僕が高校生のとき、この本は生まれていない。
しかし歩くということだけで、これだけの長編、会話パターン、エピソードを織り交ぜることができる作者はすごいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
特に感想というほどのものはないけど、高校生や大学生の時に読んでたら感動したかも。
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「歩行祭」という高校でのイベントでの出来事。
全校生徒が夜通し歩き続けるので夜のピクニック。
主人公、貴子は異母兄妹との思いを胸に歩く。
歩行際のイベントより、主人公の心情を中心に描かれている。 -
高校時代最後の特異なイベントでの出来事を描き切った青春ストーリー。本屋大賞、傑作だとは思う。しかし、私には合わない何か違和感を感じながら読んだのも事実。なんだこの違和感は。進学校の生徒たちの話で私は三流高校出身だからか?ロック好きのキャラが出てくるが、当時ロック大好きだった私や仲間たちにあんなのはいなかったせいか?いや…読み進めていくと本文中に答えがあった。少女漫画的なのだ。風景の描写も展開もキャラ設定も。腑に落ちた。全く好みじゃない。読書も趣味にと考えてから早々に有名でも合わない作品に出会えたのは幸運。