本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘II」 (TOブックスラノベ) [Kindle]

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  • TOブックス
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感想・レビュー・書評

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  • 4.7

  • 知らない世界に来てしまった主人公目線だから徐々にこの世界を知っていく様がワクワクする。じゃがバター食べたくなっちゃった。

  • 中世ヨーロッパ風の世界に転生したマインの奮闘の物語の2巻目となる本作です。紙や本が希少なこの世界で、マインは本作りのために、商人見習いとして紙の開発に成功しました。大商人ベンノの出資を得て工房を開きますが、彼女の前に立ちはだかるのは、身食いという重い病です。身食いによって、ここぞという時に、マインは命の危険に晒されることになってしまいます。この病は、魔力が高すぎる者が魔力を消費しないと、自らの肉体を魔力で侵食してしまうというもので、マインはその症状に苦しんでいます。

    そんなマインの本に対する情熱は、ただの本好きのそれを遥かに超えるものです。本がなければ作ればいい、という強い意志と、前世の知識を駆使した発明家としての才能が、彼女を突き動かしています。彼女は身食いに抗うために魔道具を必要としますが、それは貴族のみが手に入れることができるものであり、平民の彼女には遠い存在です。しかし、彼女は諦めず、家族や友人たちの支えを受けながら、本作りへの道を切り開いていきます。特に、彼女の父親や母親、妹のトゥーリ、そして幼馴染のロッツやフリーダなど、マインにとって大切な人たちとの絆が、この物語の魅力の一つです。

    本書のテーマは、マインの本への深い愛と、前世の知識を活かしたものづくりにあります。この世界では、紙や本は貴重品であり、一般の人々には手が届きません。しかし、マインはその常識を覆し、紙や印刷技術の開発や商人としての交渉など、様々な試行錯誤を重ねて、本作りに挑戦します。彼女の行動一つ一つが、この世界で関わる人たちに新たな発見と驚きを与えるのです。そして、マインが生み出すものは、周囲の人々の文化や価値観にも大きな影響を与えます。まるで異世界の歴史そのものを変えていくかのように、マインの冒険は続きます。

    総じて、この作品は、本好きにとってはまさに夢のような物語であり、本好きでなくとも、マインの情熱や創造の旅には心を動かされること間違いなしです。私はこの作品を読んで、マインの本への愛に感動し、彼女のものづくりに興味を持ち、彼女の成長に応援したくなりました。このレビューを読んで、ぜひこの作品に手を出してみてください。きっと、素敵な体験が待っていますよ。

  • この巻のルッツとの話は、初めてweb版読んだときから本当にずっと心に刻まれてる。これがあったからこそ今のマインとルッツがいるんだよな~としみじみ思う。ルッツってスゲー男だぜまったく(笑)さて次は身食いから始まるのか~

  • 巻末の短編が良い。お母さんの小話の方が好き。

    中身はやっとマインとして生きていこうと収まった話につきる。
    最初なんて性格良くはないわ、常識ずれてて皆無だわ。
    居場所が定まって浮世離れした人から変な子供に落ち着く
    過程を書いた巻だなと改めて感じました。

    あと少しずつ話出てきましたけどこの物語は、魔法が土台にある
    ファンタジーな世界の小説です。

  • オーディブルで読了。
    異世界ものというよりも、お仕事小説の色が強い巻だった。
    1巻で巻いてきた種が開花しつつも、身食いというバッドエンドを作ることによって、話にドライブ感を出しているのは上手いと思った。

  • 前世の記憶を頼りにみたいなものがうまく行ったり行かなかったり。
    3巻も楽しみ

  • マインちゃんどんどん進歩してます…!子供らしい部分と、大人の部分があるのが可愛い。テンポが良いので、すぐ読み進められて良いです。

  • 2022.09.オーディブル

  • マインが作った!マインが作った!っとアルプスの少女ハイジ名場面『クララが立った』風に表現してみました。紙作りに悪戦苦闘、皆んなの協力でなんとかなりますよね、きっと(笑)

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著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

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