AERA 2015年 4/13 号 [雑誌]

  • 朝日新聞出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910210120459

感想・レビュー・書評

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  • 理系とか文系とか言っている時点でナンセンス。そういう区分は日本にしかない。そもそも全てがハイブリッドな世の中に、そういう意味不明な区分をしているのが情けない。

  • 初めてのAERA。大特集「文系の壁・理系の壁」に興味が湧いて買ってみた。

    以前から竹内薫や藤原正彦の影響であまり文系・理系と分けるのは良くないと思っている。印象的な内容を書きとめる。

    提言1(松尾豊)より
    数学や理科でつまづいた人が文系に進み、つまづかなかった人が理系に進む。国語や社会は単元間の依存がさほど強くなく、どこからでも入れる。がんばる気になったときにそこからやり直せばいい。数学・理科は依存が激しいネットワーク構造。どこかがわからないと全体がわからなくなりがち。数学がわからなくなった時に、ちゃんとわかるところまで戻って教えてくれる人がいれば数学嫌いにならなかったのではないか。教育システムのあり方に問題がある。

    提言2(福岡伸一)より
    そもそも現在の日本の大学教育レベルを修了しているだけで、自分は文系だ、理系だと言うのはなかなかおこがましい。それはいずれかの領域が決定的に勉強不足の状態のまま社会に出ているということを表明しているに過ぎない。
    好きな分野にいくらでも進めること、あとになっても進路変更できる自由を保証することが教育制度に求められる。そして専門家も絶えず、自分の専門以外の分野を参照する努力が必要だ。

    新書大賞ベスト20がリストアップされるとそのほとんどがいわゆる文系的なテーマであると指摘している。うすうす感じていたけど、確かに!けっこうバイアスかかってるんだな。福岡伸一おすすめの新書が気になる。

  • 岡藤正広・伊藤忠商事は「男女」「早慶」という二つの軸で理系的かどうかを語り、松尾豊・東大准教授は、「東大対慶応」という観点から文系と理系の差を考えていて、面白かった。

  • 巻頭特集の扉絵、挿絵を辻恵子が制作しました。

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