最強のふたり スペシャル・プライス [DVD]

監督 : エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ 
出演 : フランソワ・クリュゼ  オマール・シー  アンヌ・ル・ニ  オドレイ・フルーロ  クロティルド・モレ 
  • アミューズソフト
4.08
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感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427659049

感想・レビュー・書評

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  • 最初から最後まで笑いっぱなしだったんだけど私がおかしいのかな?
    フランス風のブラックジョークがあちこちに散りばめられてあって、いや絶対これ日本じゃできないよなと。
    チョコをくれと言うフィリップに「これは健常者用」と言うドリス。障害者の性はタブーかと思いきや「あっち方面はどうしてる?」と聞いちゃうとこ。
    ドリスの介護は少々型破りだけど、フィリップを楽しませたいという思いが根底にあるんだよね。だからフィリップも心を開いた。車椅子を高速仕様にしたり、マリファナを吸って甘いものを食べるとか、性感帯が耳と聞いてセクシーなお店に連れてって耳をマッサージしてもらうとか、海の見えるテラス、パラグライダーの聖地にも連れてっちゃう。いろんな人種、LGBT、経済格差問題なんかもさらっと挟まれてて良かった。
    フィリップの楽しそうな表情がまたいいんだよね。
    髭剃りのシーン。やるぞやるぞと思ってたらやっぱりチョビヒゲきたしーーー!笑
    要は、対障害者としてではなく、ヒトとして向き合うこと。これって介護だけじゃなくてすべてのことに言えるよね。

  • パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)。
    彼の新しい介護人募集の面接にやって来たスラム街の黒人青年ドリス(オマール・シー)。
    失業手当をもらうための不採用の証明書がほしいという彼のふてぶてしい態度に興味を抱き、思いつきで採用してしまうフィリップ。
    ところが、障がい者相手にも遠慮することなく本音で接するドリスは、他の誰よりもフィリップの心を解きほぐし、いつしか2人は固い絆で結ばれていく。
    主演2人の演技が世界中で絶賛された感動のヒューマン・コメディ。
    実話を基に、首から下が麻痺した大富豪と、その介護人となった黒人青年が真の友情を育んでいく姿を感動的に綴る。

    最初、気分良く車のスピード出し過ぎて警察に捕まりそうになったところを2人が病院に行くところだと小芝居して乗り切るシーンから、気難しく皮肉屋なフィリップと開けっぴろげでやりたいことや自分の気持ちに正直なドリスの対照的な2人が本音剥き出しでぶつかりながらも強い友情で結ばれていく展開をハートウォーミングでコミカルで時にシリアスなタッチで描いていて、母親との関係が上手くいっていないドリスの苛立ちや四肢麻痺であるフィリップに友人が同情するのに我慢ならないやるせなさもしっかり描いていて、堅物だったフィリップがくだけた言い回しが出来るようになったり、ドリスの影響でロックやポップスが好きになったり、ドリスが絵の才能を発揮したりフィリップと文通相手の恋を取り持ったりする成長も描いていて、人間が必要なのはありのままの自分を受け止めてくれる、ありのままの自分を見せられる信頼出来る真の親友だなぁと、大笑いしながら感動出来る傑作です。

  • 最高。

  • めっちゃ笑った。フランスのユーモア。いろいろ抱えててもあれだけポジティブに生きる姿勢、見習いたいものです。

  • いい映画。思いやりと思い込んだ行動は思いやりじゃない。人の気持ちってわからないものよね。

  • 頸椎損傷で首からしたが動かない富豪の介護人になった、スラム街の黒人青年と、その富豪との”介護”生活を描く。ズバズバモノ言う青年とのやりとりで生き生きとしてくる富豪、その様子にひきこまれる。

    これはフランス映画だが、アメリカ映画には黒人のステレオタイプがあって、無知だが心優しく白人の都合の良いアンクル・トム型かな、と感じた。

    2011フランス
    2018.5.6BSプレミアム

  • 介護する人とされる人、恵まれた環境にいる人とそうじゃない人……環境や状況が相反する立場にいる人たちが、心を通わせて相手のことを思い、自分の出来る事を模索し、行動に移すときこの行動が一番難しく、相手を怒らせたり幻滅させてしまうことも多々あるかと思うのですが、この2人はそこがうまい。掛け替えのない関係で距離感で。この作品を観て差別と区別と個性の違いを考えてしまいました。
    実話に基づいた話だそうで、ラストでモデルとなった2人のその後と映像が少しあったのですが、ぐっときました。

  • ただのお涙頂戴映画ではなく
    生まれも育ちもかけ離れたふたりの友情や絆を描いた素晴らしい一本でした。
    ふたりのやりとりにぶっと吹き出してしまうこともあるくらい、ユーモアに溢れていて
    見終わった後は清々しい気持ちに。

  • これが実話をもとに作られていることが驚きだ…!
    障碍者への向き合い方とか、人の可能性とか、色々考えさせられたのでした。泣きはしなかったけど、良かった。

  • 同情しないということ

  • フランス映画にしては素直で明るい。

  •  生まれも育ちも肉体も対称的なふたりだからこその間柄。同情はときに人を傷つける。なんでも言い合える、気が置けない関係だからこそ楽しいと思えるのかもしれない。
     障害者とその介護を中心とした話ですが、いわゆるお涙頂戴系の作品ではありません。むしろユーモアたっぷりに笑わせてくれます。観ていてこんなにも楽しくて真剣で心に刺さる映画だとは思いもしませんでした。
     ふたりはあらゆる要素がまったくの正反対であり、お互いの人生においては出会うはずのなかった存在だったのかもしれません。フィリップとドリスはお互いに憧れていたのでしょうか。生活も趣味もまったく異なるふたりはお互いに刺激を受け、生き方も考え方も大きく変わったように見えました。
     最高に相性のいいふたりが出会ったことで最強のふたりになる。人が変化するときとは、自分とはまったく異なる人間に出会えたときなのかもしれませんね。

  • 元気出るタイプの映画。無神経だけど身体障害者に絶対同情もしないたくましい移民の若者と、特別扱いされたくない金持ち白人の老人がひととき人生を通わせる。セレブのクラシックコンサートでブラックミュージックかけてみんなで踊るシーンが良かった。

  • 心でつながるということ。じわじわくる久しぶりにあたりのフランス映画。

  • 体のほとんどの機能がマヒしてしまったお金持ちとその介護人の人の話。
    介護ってかわいそうっていうのではなくって、一人の人間としてみること、そして楽しむことが、人生の豊かさになっている。
    いい映画だったな

  • 実話に基づく感動作と聞いていたのでちょっとそういうのが苦手な私は構えてしまっていたけれど、要はこれ、私の好きなバディものなんですよね。遠慮しない二人の関係が微笑ましい。ちょっとした悪いことやって笑い合ってる悪ガキのような二人。本来なら貧困だとか障害だとか重くなりがちなテーマだろうけれど、お互いに遠慮なく踏み込んでいくのが素晴らしい。同情は時に相手を傷つけてしまうことを教えてくれるけれど説教くさくない、明るく楽しい映画です。

  • 最高に良かった。

  • とっても感動する。
    面白い。

  • 今日、3度目となるが、やっぱり良かった。
    粗筋なんかは、ネットで調べられるから詳しく書かないけど、とにかく見て。

    身体の不自由な富豪と、貧しい生まれの青年の交流の話。

    青年を雇おうと思った富豪の方の心の器が大きかったんだろうなと思う。それとも、毎日、自分の顔色をうかがってばかりのお手伝いさんに飽き飽きしていたのかも。

    人生は、素晴らしいと思える。

  • いろんなことが詰まった作品。ルドヴィコ・エイナウディさんの音楽がほんとうに魅力的。

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