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感想・レビュー・書評
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尾上作品の中では、わりと賛否両論の作品。感じとしては、一穂ミチ「off you go」に近い。BLだけどBLではない。でもすごく良かった。
メインのカップルと同じぐらい、若田という元新聞記者が登場する。彼は我々に近い存在だと思った。
最後二人が幸せになったのかはわからない。読者は二人を見送ることしかできなくて、物語のラスト『若田の病は、不治となった。』で全ては作者と読者の手を離れていったように思う。
賛否両論なのは、BLでこの終わり方が決して王道ではないことが原因と思う。岩井俊二のリリィ・シュシュを思い出した。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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