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- / ISBN・EAN: 4988105070424
感想・レビュー・書評
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ドラマ「さよならマエストロ」が始まった。
映画「マエストロ」と同じベートーヴェンの運命の演奏会。
劇団員が指揮者によってどんどん団結力が増していき、素晴らしい演奏が引き出されていく!
西田敏行さんと西島秀俊さんのアプローチは全然違うが、目に見えない力が大きく働いているという点は同じ。
劇場で観たとき、映画館がコンサートホールのように感じた。
佐渡裕さんとベルリン・ドイツ管弦楽団の演奏、恐るべし!あれ以上の演奏は聴いたことがない。
学生の頃、自分を奮い立たせるため第3楽章から第4楽章を繰り返し聴いたことを思い出した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2.5
誰かのために聞かせる音楽ってか -
可もなく不可もなく…
もっとなんかちゃらちゃらした映画かと思ったけど違ったなぁという印象。
こういう指揮者たまにいるなぁ。
リード折るシーンだけ、トラウマすぎる。 -
歳を取っても若くてもいつでもどんなときでも
情熱は全てを超える。
西田さんの映画はいつも情熱を感じる。 -
ちょうよかった……こういうの好きなのでたまらんです。
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西田敏行の破天荒な指揮ぶり。
それが、自然と まともに見えてくるから不思議だ。
耳の良さ、表現力。色々なものが問われる。
楽団員の生活を見ながら、なぜ上手くならないかを
諭していく。そして、それが 大きなハーモニーに。
松坂桃李が、バイオリニストとして、成長していく。
父親を乗り越えられない。
目指したのは、たった一人の演奏会。 -
毒舌マエストロがたった一人に捧げる愛の映画。主役は香坂くんと見せかけて、絶対天道さんだと思う。彼と奥さんとの短いワンシーン、演奏会のエネルギッシュなカメラワーク、そして天籟、静と動の印象的な挿入に胸が揺さぶられる。大事な人への想いの音が美しい音楽となるのだろう。
万人に受ける映画ではないかもしれないけど、何だか誰かと分かち合いたくなる、そんな映画。 -
素晴しい!
最初、楽団員たちが、あまりに鼻持ちならなくて、
かなりひいてしまったのだけど、でも、西田敏行さんの
登場から、がぜん、面白くなった。
それぞれが、変わっていく様子が、すっごい見応え。
そして、本番の演奏シーンは、まさにブラボー!
あの音楽は、劇場で聴きたかったな。
音楽は、確かに、「世界で1番美しいもの」(の1つ)だと思う。
それにしても、指揮者って、かなりの体力勝負のお仕事。
西田さん、大奮闘でありました。 -
べたべたの展開で、有村架純主演のリトルマエスラを思い出しました。オーケストラの練習場なんか、そのまま使ったのかと思いました。
それはそれはそれとして、西田敏行さんの演技は圧巻でした。流石だよなー。団員を罵倒?叱咤?する場面の台詞なんか、アドリブ入っているのか?でも、自然でした。
コンサート本番の”運命”は鳥肌が立ちました。”未完成”も良かったけどね。
こういう話はべたべただけど良いですね。 -
まずはこのオーケストラの楽団員という難しい役をこなした俳優のみなさんに大拍手ですね。
すっごい練習量だったと思います。
特に主役の松坂さん、miwaさん、西田さんは大変だったと思う。
西田さんの指揮者としての表現力はスゴイ。
死んだ親父と同い年ぐらいなのに、本当にスゴイと思わされました。
西田さん演じる天道の下品だけど真を突く言葉が
観ている人たちにも突き刺さったと思います。
自分のお気に入りは
「練習でも本番でも使えるチンポは一本だけや!」
(笑)まぁ~こんな感じの役柄です。
miwaさんは、あの歌手のmiwaさんだということが映画を観ている時は
分からず、この女優さん、すっごく明るくハキハキしたキャラでいいなぁ~
これからもっと出てくるだろうなぁ~と勝手に思ってました。
まさかmiwaさんだったとは・・・・。
初めての演技とは思えなかったです。
ストーリーとしてはちょっと途中に間延びした感じを受けるところがありますが
ラストの2日間のコンサート風景は圧巻です。
ネタバレになるのであまり書けませんが
違う雰囲気で行われた2つのコンサート。
2つとも無の状態で聴き入ることができます。
そして訳もなく涙があふれてきます。
本当にひいているわけではないと思いますが
役者のみなさんの演技力と音が共鳴した場面
これだけでもこの映画を観る価値は十分にあると思いました。 -
漫画で知っていたがやはり音があるといい。
当たり前だけど。
一番のメインのシーンがもっとすごいものを想像してたのですがいまいち若い人には聞こえてるのかな私には聞こえなかった。老化現象にせいかな。 -
音楽を少しやっていたから、少し共感するところもあって面白かった。バラバラな楽団が変な指揮者によって知らぬまに本物のオーケストラになっていく過程がよかった。大きなスクリーンで運命を聞いたら、もっともっと感動したかも。
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地元シネコンで鑑賞、翌2/1に駅ビルシネコン、2/14に地元シネコンでもう一度鑑賞。
好きな役者が出ている事とクラシックが好きなので観に行きました。
原作未読でしたが全三巻と言う事だったので映画にしてもおそらくさほど無理が無いのではないかという想像でそのままで。
結果として、原作がどういう流れかは解らないのですが非常にセリフ情報の少ない映画で、最初は少し戸惑いもありました。事情の分かりにくい部分もあって。
けれど無粋な言葉を紡ぐ以上のものを演奏と演技が語る映画だと回を重ねて観るごとに感じました。
……最初の二回は別々の人と見る予定があったのとファーストデーなのでまぁいいかという感じだったのですが、三回目はどうしてももう一度映画館の音響で聞きたくて、あと一人でじっくり観たかったので行きました。結果やはり三回目が一番深く色々感じながら観る事が出来て凄く良かったです。
コンサート初日で自分たちの音楽が客の歓声によって、演奏の満足度によって報われる事を感じた復活楽団員たちに訪れた二日目のあまりにもイレギュラーな公演。
最初はこれも少し無理があるのでは…?と思ったんですが、あれはやはり、ああでなければ彼らは自分たちの音楽が一回ごと一瞬ごと、その時にしか存在できない音であり、それを全身全霊で観客に捧げ尽す事を知らないまま、自分たちは力を得たと傲慢な演奏に溺れてしまったのかもしれないですね。
この二日間があったからこそ、中央響は本当に生まれ変わる事が出来たのだろう…と感じました。
テンション全開のベートーヴェン第五番第四楽章の迫力に気付けば涙が出ていたのは子供が何かにびっくりして泣くような反応で一人鑑賞ながらやや気恥ずかしかったのですが、未完成第二楽章では涙を堪えられないのも止む無しと感じました。
状況が状況というだけでなく、第一ヴァイオリンだけがオクターブを奏でる四回、最初は戸惑いと躊躇いを滲ませていたコンマス香坂が、三回目で縋るように問いかける様に天道の指揮をじっと見つめ、それに応える天道がこれまで一度も見せなかったような優しい笑みを浮かべる。
自分の賭けに必死で食らいついてここまで来てくれた彼らの想いを全て受け止め包み込んで、自らの悲しみも曝け出したような天道の表情に胸が詰まり、それに応えて覚悟を決めた四回目のオクターブを奏でた香坂の表情に涙腺決壊でした。
演技初挑戦のmiwaさんに関しては最初は話題作りで演技経験のない人を…と少し苦い思いだったのですが、変な作り込みのない内から溢れるような天真爛漫さを持つあまねを実に魅力的に演じていて、これは彼女で本当に良かったと思いました。それだけでなく時折見せる苦悩や遠い悲しみを語る部分も無理なくとても良く演じてくれていたように思います。最初に観た時に唯一我慢できず泣いてしまった(以降毎回ですが…)のはあまねのソロから回想にかけてのシーンでした。ここは主に子役の演技が凄まじいですが、成長したあまねもとても良かったです。
また困るのが全く同じ内容の筈なのに繰り返し見るとどんどん周りの楽団員たちへも愛着が湧いてしまい、彼らの今後を観たいという思いになることでした。
続編があるような性質の作品では無いのは解りますし一度きりだからこその全力投球の作品だというのもわかるのですが、作中人物の人生に想いを馳せる作品に出会えるのは嬉しい事です。
クラシックファンとしても、よくぞここまで演奏だけのシーンを大量に盛り込んだ贅沢な作品を作ってくれた、と感服しました。
役者も実際の演奏家さんも動きが見事にシンクロしていて舌を巻きました。
役者の演奏シーンをあんなに情け容赦なく映すとは…(笑)
殊に一番映る事が多いコンマス香坂役の松坂桃李君は相当な努力ですね…見事でした。
DVDが出たら購入したいので、是非撮影の合間に彼らがやっていたであろう練習風景なども見せてもらいたいです。 -
伝わってきそうなのにイマイチ感動できませんでした。
不幸な出来事や破天荒なマエストロとのやりとりで感動させようとしているのでしょうが、全体的に説明不足なこともあり「今感動させようとしているな」と分かってしまいました。
役者さんはかなり頑張っていたと思います。miwaさんは小さくて可愛いですが、ずっと聞いていると他の役者さんとの違いが気になりますね。今後に期待です。 -
これは・・・脚本の問題だと思う。
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小林聖太郎監督、奥寺佐渡子脚本、さそうあきら原作、2015年作。松坂桃李、miwa、西田敏行、嶋田久作、大石吾朗、宮下順子出演。
<あらすじ(ネタバレ)>
一度解散したプロの楽団が、指揮者の天道(西田)に言い付けられたあまね(miwa)の呼びかけで練習場の空き工場に再結集する。コンサートマスターの香坂(松坂)をはじめ団員らは天道の練習の仕方に反発、コンサートのスポンサーも降りたため一旦は解散になるが、あまねらを中心に再結集、初日のコンサートは満員の観衆に素晴らしい演奏をし団員は満足、ところが翌日のコンサートに客は来なかった。そこに天道が車椅子を押して登場。病気の妻(宮下)に音楽を聴かせてやるために楽団をまとめたのだった。
<コメント>
ストーリーを観る映画ではなく、音楽を聴く映画。
まず、音楽が素晴らしい。運命の演奏、迫力がありました。松坂桃李、上手ですね。演奏も演技も。声がいい。
天道のような指揮者も、言動を真に受けずにワンクッション置いて聞けばそれなりにいいアドバイスもしてくれるのだろうけど、団員は結集の経緯を知らせられないので、感情的に反発するのも無理はないところでしょう。
天道にいじめられる第一バイオリンの村上老人、エンドロールで知ったが、「コッキーポップ」DJの大石吾朗さんなのですね。ずいぶん爺さんになっていました。老けメイクだろうけど、天道の奥さん役の宮下順子さんも80年代のワイド劇場の頃の面影もなくこれもビックリでした。 -
もっと感動するべきだったかもしれないが、話が浅かった。感動するところまでこなかった。いじめられながらも、ついていくと、相手がかけがえのない存在だったことに気付く。
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□ 1623.
<観た日>
2016/10/9~2016/10/10 -
近直に読んでいたクラシック音楽を題材とした小説に出てくるあるキャラクターがあまりにも嫌いで、どうやら鬱々としていた模様。前々から気になっていたこちらを。
ざくっとした内容は、元オーケストラ団員(一応プロ、でも超一流ではない)たちが集められ、謎の関西弁指揮者の元、すったもんだを繰り返しつつ音楽を一緒に奏でるまで、といったところでしょうか。原作は、漫画です。
松坂桃李が、あのきれいな指でヴァイオリンを弾いています。撮影前に一年ほどかけてレッスンを受けたというだけあって、結構様になっています。さすが、俳優さんたち。楽器のケースを取り出すところなんかが、堂に入っています。
西田敏行演じる指揮者の天道さんが、破天荒な関西弁じじいで、下ネタをばんばか繰り出す、お世辞にも美しいとはいえない人なのですが、それがコメディになりすぎないのがいい。クラシック音楽家が抱える滑稽さを、上手く表現してくれていて、見ていて楽しかったです。オーボエのリード事件は、笑いました。誇張されていると思われる方もいるかと思いますが、あれは割と日常茶飯事。
でも、この世で一番美しいものは音楽でしょう?
の言葉は、音楽に携わるすべての人が共感できることなんじゃないでしょうか。この世から、お金というシステムがなくなって、賃金を得なくても生きていけるとしたら、そうしたら、音楽家は金銭の報酬などなしに演奏するかもしれません。と同時に、プロを名乗るひとたちは、金銭の報酬があってこそ、職人魂が鼓舞されるのかもしれません。
こういう映画を見て、クラシック音楽の演奏会に足を運ぶ人が一人でも増えればいいのになと願わずにはいられません。 -
話云々が筋が通っていないなどの細かい部分で疑問を感じるところはあったが、演奏するには何が大切か、音楽の意味、素晴らしさというのは映像を見たり音を聞いたりして十分に伝わってきた。変に茶化した話でもなく、個人的には良かったと思う。
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トレイラーにしてはイマイチ…
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指揮者の「過去」を原作から変えざるをえなかったために(おそらく海外ロケが不可能だったため)、クライマックスシーンへつながる必然性が原作よりも弱くなってしまったのが残念。シナリオも演出も非常にわかりやすい(わかりやすすぎる)映画で、ふだん映画を見慣れていない人に、あるいはクラシック音楽やオーケストラの知識がない人にも勧められる。配役で変なタイアップとかがなく、芸達者揃いなのは良かった。
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DV5 / 1676
1120167601 -
ンジャジャジャジャーン
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miwaさんの関西弁がカワイイ。
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困難を乗り越えて、最後は見事に演奏。
予想通りの物語。
知識ある人ならいろいろ突っ込みどころもあるだろう。
音楽素人なので、深く考えず単純にオーケストラ良かった。 -
今が最期だと思う生き方 潔い理想の生き方
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破天荒なストーリーですが、面白かったです。竹中直人がいい味出しています。