オオカミは嘘をつく [DVD]

監督 : アハロン・ケシャレス  ナヴォット・パブシャド 
出演 : リオル・アシュケナージ  ツァヒ・グラッド  ロテム・ケイナン  ドヴ・グリックマン  メナシェ・ノイ 
  • アルバトロス
2.96
  • (1)
  • (12)
  • (21)
  • (8)
  • (4)
本棚登録 : 98
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4532318409528

感想・レビュー・書評

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  • タランティーノ絶賛のイスラエル発のサスペンス映画。

    タラは色んなもん絶賛しすぎ。

    彼が「今年の10本」とかに入れば絶賛扱い、
    劇場で見たあと、「面白かったぜ!」って言えば絶賛扱いの
    マスコミ・広報のせいもあるんだろうけど
    根っこは映画大好きなビデオ屋店員のあんちゃんなんだから
    あんまり彼の評価を過大視するのはどうかと思うんだぜ。

    …と思わされる一本が本作。

    いや、つまんなくはないんだけどね。

    幼女誘拐殺人犯として疑われた学校教師。
    こいつを犯人と決め付けて疑わない刑事。
    (それが何故か?証拠があるのか?とかは一切描かれない)

    刑事が教師を捕まえて吐かせようとしている様をたまたまガキが動画で撮影し、
    ネットに流したもんだから、刑事は休職、教師は退職。

    しかし、刑事は執拗に教師に迫る…を背後から見ていたのが娘を殺された父親。
    かねて用意した音漏れのしない地下室に教師を閉じ込め、拷問を開始。

    はじめは父親と共に教師の拷問に加わっていた刑事だが、
    指を折り、爪をはいでいく父親の異常な行為にドン引き、手を引こうとしたら
    自分までとらわれの身に。

    その後、父親の父親(以下祖父)が現れ、はじめは「そんなことはやめろ」とか
    言ってるんだが、すぐに父親に説得され、その後は
    「お前は甘い、何を軍で教わってきたんだ」と、バーナーを持ち出して教師の胸を焼き始める始末。
    このあたりの展開を見ると、本質的にはコメディ(ブラック・ジョーク)の類なんでしょうね。

    刑事の「やりすぎな取調べ」が可愛くなってくるくらいの
    エスカレート振りなんですが、ここで、あぁ結局こういう密室でのやり取りに終始するお話なのね…
    (そういやタラの一作目「レザボア・ドックス」もこんな感じで、奴の好きなタイプなんだろうな)
    とか思った時点でタイトルを振り返ればオチは明白で。


    やっぱりオチは思ったとおり。
    「衝撃の結末!」とか言ってバレバレなんでしょうもない…
    と、思ったんだけどこれ、最初の事件の犯人が教師かどうかはわかんないんだな。



    (ここまで書いてネタ書かないと未見の人は気持ち悪いだろうからオチ書いちゃえ。
     「ネタバレ」だからいいよね)



    教師が拷問で死んだ後、エンド直前には刑事の娘が教師の家の隠し部屋で倒れているのが映し出される。

    これが、

    ①教師=連続幼女誘拐殺人犯でした

    なのか、

    ②刑事の取調べのせいですべてを失った教師が復讐した(刑事の自業自得)

    なのかが不明、って事です。

    タイトルからすると①なんだけど、ブラック・ジョークとしては②であったほうがふさわしい気が…
    そこがスッキリしないあたりも、「結末ドン!!」なオチの割りにはモヤモヤ…。

    「アラブ人に囲まれた集落のイスラエル人」という状況(途中謎のアラブ人も登場)など
    社会的な背景もあっての作品だったりするのかもですが、
    それを理解しない自分には、煽りの割には面白いとは思えない作品でした。

  • イスラエル映画
    サスペンスもの、欧米によくあるストーリーで日本人には馴染まない感がある。

  • 結構グロイシーンが多い。 どんな攻撃を受けても自分が犯人だとは言わない犯人。次第にこいつは、本当は、犯人ではなくて、勘違いなんじゃないか?と思わせる。

    でも最後に主人公の男の娘が 隠し部屋に閉じ込められて横たわっているシーン。 やっぱ、あいつ犯人だったんや!死んでくれて良かった!でも主人公の娘は、助かるってゆうストーリーにして欲しかった。

  • 善良そうな容疑者
    過剰は被害者
    乱暴な刑事
    本当の‟オオカミ”は誰だ!?

    拷問シーンは苦手。
    物語としてはなかなかいい。

  • 個人的になかなか良作だと思った映画です。すごく惨いことが行われてるのに、どこか緊張感がなく、ユーモラスをいれてくる。これがなければただの拷問グロ映画になってたでしょう。被害者の父の父、つまりおじいちゃんも拷問に加勢した時の「何が始まるんだ!?」ってワクワク感はなかなかでした。何より、私は最初から最後まで、如何にも善良そうな教師を信じてたんですよ。タイトルにも「オオカミは嘘をつく」って書いてるのにです!それほど教師の善良そうな演技が巧妙だったというか……。ラスト、刑事の娘が犯人の魔の手にかかっていたと分かったシーンも、なかなか絶望感があっていいですね。シリアスとコミカル、二つを丁度7:3にした感じです。人にオススメは出来ませんが、私は面白かったです。

  • コミカルさは好みなんだけど、
    父親と祖父がコミカルになっちゃうのは…
    被害者そっちのけなのはひどい

    作りは好きなだけに残念

  • 何か書くとネタばれになるので(@@;)
    私の中ではラスト、まだ「?」な部分があって、ちょっと消化不良。
    原題のオオカミが複数形なんだけど…オトナはみんな嘘をつく、てことか?

  • タランティーノ絶賛。。
    私はタランティーノ苦手。。

    何も得なかった作品。

    いつも見ないようにしているパッケージの言葉を読んじゃって、、
    いつもはインスピレーションで借りるのに。。
    キャッチフレーズとかに騙されないためにね。

    久々に騙された私。。

  • 痛そうやしひたすら早送りでした。

  • 淡々と進むストーリー、暴力の中で飛び込んでくるユーモラスな描写、登場人物の個性、どれをとっても中々の出来ですが如何せん目新しさに欠けます。

    個人的にはこの手の作品としては中の上位の出来かと…
    タランティーノのコメントで興味を持つ人も多いでしょうが(私自身もその口ですw)、それほど期待を裏切らないのではないでしょうか。

    気になったのはゴミを出すシーン。
    視聴中ずっと気になっていたのですが…あれは…

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