ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか7 (GA文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    今回もダンジョンから離れて他ファミリアとの抗争。何度も貞操の危機に陥りつつ、一人の少女娼婦、春姫救出に奔走します。
    娼館が舞台ですが、あまりエロいシーンはありません。(ラノベの宿命か)
    春姫が娼婦だけに、彼女の妖術の呪文が、笑える。

  • いやもう、王道も王道。
    相変わらず、期待を裏切らないよね。
    面白かった!

    あらすじを読んだときから、もちろんベルが春姫を助けにいくことは分かっていた。
    いわばこれは囚われの女の子を助け出す男の子の物語。
    数ある王道の中でもっともこれぞ王道という物語。
    だから、これが面白くないわけがない。

    でも、もちろんその魅力は展開だけじゃなく、想いの部分なのだ。
    英雄に憧れて、英雄になりたくて、英雄みたいな人に憧れて、追いつきたいと思うベルが、彼女を助けないわけがないのだ。
    迷うベルの心に祖父の言葉が蘇る
    『おなごの一人も救えずに、なにがおのこじゃ』
    だからベルは言うのだ
    『たとえ娼婦でも、破滅が待っていても、英雄は見捨てない。そんな英雄に憧れた僕があなたを守って見せます!』
    うん、男の子だねえ。
    そしてベルは春姫に告げるのだ。
    『あなたの本当を教えてください』
    彼女が答える。
    『助けてください』
    その一言がどれだけの力をベルに与えたか。
    そんなこと言われたら、けっして負けることなんか、諦めることなんか出来ないよね!
    この展開、この想い、もう、最高!

    そして全てが終わったあと男の子は女の子に告げるのだ。
    『貴女を助けに来ました』
    ああ、もう、なんて王道なんだろう!
    うん、満足。

    今回はある意味、新しくファミリアに加わった命の紹介回でもあった。
    命さん、ヘスティア様には及ばないけど、なかなかいいものを持っていらっしゃるなあ(笑)

    物語的には、終盤、ベルの戦いとファミリアどおしの戦いを行ったり来たりする構成は、ちょっと没入感がそがれる場面もあって気にはなったけど。

    新たな仲間が加わって、またひとつヘスティア様とリリには頭が痛くなったことだろう(笑)
    さて、この物語はどこへ向かっていくのか?
    これからも楽しみだ。

  • (2023/218)美の神として男神達を虜にする女神フレイヤが気に入っているようだという理由だけでベルを我が物にしてやろうとする、フレイヤに対抗心を燃やすもう一人の美の女神イシュタル。オラリオの歓楽街に君臨するイシュタル・ファミリアとの戦闘と、ベルに手を出そうとするイシュタルを潰しにかかるフレイヤと。ベル君、あっという間にLv3まで駆け上がったな。剣姫の出番はなし、と。対人戦が続く。

  • 春姫を救う。熱い英雄譚の回

  • ダンまちを読み始めてみた。
    圧倒的ダンジョンファンタジーの名にふさわしく、面白かった。

    1巻 プロローグ。ベルの強さの根源。憧憬一途。
    2巻 ポーター、リリとの出会い。
    3巻 トラウマであるミノタウロスの撃破。
    4巻 鍛冶のヴェルフとの出会い。
    5巻 中層からの脱出。アイズさんの水浴び
    6巻 アイズさんとのダンスとアポロンファミリアとのウォーゲーム
    7巻 イシュタルファミリアとの抗争。

    この作品も、ゲームのステータスやスキルがなぜあるのか、という世界観の追求から世界設定がされた物語。
    なぜその世界があるのか、その世界では人の営みはどのようになされているのかがしっかり考察されていて、物語に背景がしっかりとしている。

    イシュタル「なぜ娼婦を忌避する?体を重ね、快楽に身を委ねることは真正だ。男の獣性を鎮め、女は世界の安寧の柱となる。」
    「この下界では雌雄が交わることで新たな命が誕生し、豊穣に結びつくのだろう。多くの男と交わることは決して不浄などではない。」

    昨今のポリコレの嵐が吹きすさぶ世の中ではかなり危険なセリフであるが、真理の一端をついている。きれいごとだけで世界は理解できないし、世界は回らない。ダンまちの世界では確かにあまたの人間が生きていることを感じさせるセリフだ。

  • 電子で読んでると想定外に長い。
    冒険モノとして王道の楽しさ、安心して読める。
    春姫が仕事してなかったのは作者の趣味か、ターゲット層にあわせてなのか。
    娼婦は救いの対象外という通念をせっかく否定したのに、実は誰とも関係もたずに生きてこれました、では、救われたことさえもママゴトめいてしまう。
    ラノベに求めることではないが、街の暗部である歓楽街を書きたくて~とあとがきにあったので、それにしては半端なことが気になった。

  • 立て続けにトラブルに巻き込まれるベル君。
    今回は、娼館が舞台になり普段と少し違う雰囲気で、少ないメンバーでトラブルに対処することになって大変です。

  • 何やら背徳的な表紙、そして、舞台は娼館❤️
    でもここにあるのは純然たる男の英雄譚「女子の一人も救えず、何が男だ」の熱き魂の物語。
    女神の魅了が通用しないベルを巡る二人の女神の嫉妬が混乱に拍車をかける(笑)

    娼館に捕らわれの春姫「娼婦は破滅の象徴、自分は英雄の横には立てない」と言う。

    ベルは想いを熱くする
    「なろう、あの人の英雄に」
    「僕はあの人を助けたい」
    それは英雄憧憬ではない強き「切望」の想い!
    神娼殿に乗り込んできたベルに、アイシャは言います。
    「男が女を連れ去っていく時は力ずくと決まっている」と!
    死闘の末にベルは「あなたを助けに来ました」と春姫に告げる。
    そして殺生石の破壊は、希望であり閉ざされた心の解放となるのだ。

    アイシャが語る、春姫の仕事っぷりは安心なオチ♪また、◯娘なんだそうだ(笑)


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  • 変わらず熱い展開。
    しかしダンジョンには潜っていない。

  • ・bookwalkerにて。
    ・ベルくん、色に迫られ童貞喪失の危機。
    ・総合して、ベル君が漢というか英雄資質を見せるお話でした。英雄色を好むというか天然ジゴロというかなんというか!はやくアイズたんがその気持ちに気づいたりしてくれるとむっちゃおいしくなるなこれ!とか思ってまう。

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著者プロフィール

第4回GA文庫大賞で【大賞】を受賞、GA文庫『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』でデビュー。

「2023年 『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか19 ドラマCD付き特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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