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- / ISBN・EAN: 4589921401166
感想・レビュー・書評
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ティム・バートンにしては幻想要素が少ないと思ったが、テーマのビッグ・アイズ自体が彼の好みど真ん中なんだろうな。マーガレットがノイローゼ気味になると現実の人の顔までビッグ・アイズに見えてきてしまう描写はティム・バートンらしかったです。自分の作品は、自分のものって強く言わないと、搾取する奴がいつの時代もいる。それが夫だなんて最悪だな。奈良美智にも影響を与えていそうな画家の話を知れてよかった。
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基本的に実話に基づいた内容のようです。
2014年のこの映画のクライマックスはなんといっても裁判シーンです。
夫が弁護士役と証人を一人でコミカルに演じたり、それを裁判官がたしなめたり・・今までのシリアスな雰囲気から一挙にコメディタッチに。
どちらが絵を描いていたのか・・それは法廷で2人に絵を描かせればわかるわけで、でも夫は急に腕が痛くて筆が持てない、もちろん裁判はマーガレットの勝ちになりましたが、2000年に死ぬまで彼は自分が描いたと主張して死んだそうです。
映画の最後には主演のエイミー・アダムスと本人の2ショットが映し出されます。 -
思っていたストーリーではありませんでしたが、最後まで楽しめました。佐村河内事件を連想しますね。おそらく彼の営業力や宣伝力がなければ、あの絵は売れてなかっただろうし、彼には彼の言い分があるのかなとも思いました。
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火を放つウォルターの狂気がバートンらしく表現されていると感じました。ホラ吹き人間の哀れさも織り込んであります。
絵が売れても孤独を深めていくマーガレット。
彼女がアトリエで絵を描いている時、背後の絵の女の子がこちらを見ているような構図にドキッとさせられます。
映画を通して背景や光の色が豊かで見惚れました。 -
◎ いつものバートンにしては美術控えめ。けど、虐げられる弱者の負のエネルギーの描き方がバートンっぽい。
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別途
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芸術の才能はあるけどなんだか頼りなげな奥さん。見境ないけど口が達者、売り込みや商売の才だけある旦那。どっちもどっちじゃないだろうか。女性が正当に評価を得づらい時代のせいもあったのかな?ただ皮肉にも、この男がいなければ、ここまでこの絵、シリーズは注目を浴びることもなかっただろう。これが実話って面白い。