アップル、グーグルが神になる日~ハードウェアはなぜゴミなのか?~ (光文社新書) [Kindle]
- 光文社 (2015年4月20日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (164ページ)
感想・レビュー・書評
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「自分が大人になるころには、車が空を飛び、どこでもドアやタケコプターを使うことが当たり前の時代になっていると思っていた。」と母は言う。
現在は、思い描いていたような未来ではないのかもしれない。車は空を飛ばないし、どこでもドアもまだ開発されていない。
しかし、目に見えない部分で、確実に技術が進化している。
この本は、現在どのように技術が進化しているかについて、わかりやすく記載がある。
また、この本の中では、個人でアプリの開発や技術の開発ができるようになったということも示されている。
未来はどのように進化し、変化していくのか。この先の5年を描いた本である。
この本を読むことで、未来に対してワクワクすることができた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
結論的にはプラットフォームを支配するアップルやグーグルが、IOTの時代でも有利になるという月並みな話だが、IOTの時代におけるハードウェアというものの価値やあり方を考えさせてくれる話が多くて面白かった。
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BLE界隈では知らない人はいない上原さんの著書。
IoTがブームになる前からずっとアプリ開発・ハードウェア開発に携わって蓄積した知見をもとに、現状やIoT(と呼ばれる)業界の未来について書かれている。
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「ネットから人間が見える」ようにする
データの見えざる手
リモコンに毛が生えた程度の使い方
IoT最大の課題はセキュリティ
別々のプラットフォームでは統一感のある体験はできない
TELESCOPEMagazine「ビジネスの『インタフェース』をデザインする」
日本の大家電メーカもグローバルでは中小企業
日本ではまだ「なんちゃってメイカームーブメント」が多い
ハードウェアはゴミ
製品の買い替えサイクルをきちんと設計しないとハードウェアで収益を上げられない
ハードウェア技術自体は差別化ポイントになりえない
電子工作としては面白くても、使い勝手は最悪
MisFitのシャイン
膨大な情報が蓄積 -
興味ない人には、内容はチンプンカンプンかも?
「内容が技術的に難しい」と言うことはありませんが、用語とか、その内容を理解できる基礎知識がないと厳しいかもしれません。
それでも興味ある方は是非に。
この本ではIoT(Internet of Things)はアップルが主導して行くと論じている。
それはアップルが主導でBLE(Bluetooth Low Energy)技術のiBeaconを推し勧めているから。
一般の人にはまだまだiBeaconのすごさが伝わってないと思いますが、確実に様々な店舗やイベント会場内などは使われ始めています。
もっともっと我々は技術を追いかけていかないと、取り残されてしまう。
しかもその「技術」の意味を履き違えてしまうと、我々の未来はない!
ユーザにとって「素晴らしい体験」を提供できなければ、生き残りはないのです。
時代は確実に変化しているのです!
(2015/5/10)