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- / ISBN・EAN: 4988061895475
感想・レビュー・書評
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「死ねない理由を見つけ出せ」
結成10周年にして10枚目のシングルだということで。
ユニゾンの曲はいつもそうだけど、こっちがする高い期待のはるか斜め上を行く。「斜め」上ということが大事。
表題曲は、ショートver.で聴いてたイメージをフルで聴いて完全にぶっ壊された感じです。もちろん良い意味でです。
普通に展開されてても良い曲なのに、そういう展開のさせ方するか!そりゃそうだこれユニゾンだ!
何かのインタビューでドラムの鈴木さんが「ガリレオのショーケース」を引き合いに出していて、あ~なるほどな~と思いました。確かに「ガリレオのショーケース」は今まで聴いたことのある曲の中で間違いなくダントツに変な曲だと思っている(笑)歌詞がまだ意味わかる分「シュガーソングとビターステップ」の方が普通だよ(笑)でも、歌も演奏もメチャクチャ難しいんだろうなぁ。
ユニゾンのシングルで毎度楽しみなのが、クオリティの高いカップリング。
「シグナルABC」も「東京シナリオ」も、なんで私のことわかるのってくらい最近の自分のことを言い得ているので驚いた。
特に「シグナルABC」の曲調が突然変わる2番。
「自分勝手にこしらえたハンドメイドで格子状の世界
動きにくくしてるのは多分君が君に縛られてるからで
過度の理想と強がりで塗り固めたら笑顔も隠しちゃうでしょう
寒くないけど決して暖かくもないわけで」
こんなドロドロした歌詞をあんな軽快な明るい曲調に乗せるセンスはほんと相変わらず。斎藤さんの歌い方や声と相まって、イヤな気持ちにならなくていっそ吹っ切れたようなすがすがしい気持ちになれるところが素晴らしい。ユニゾンの曲って、誰にも見せたくなくて押し込めた自分の弱いところや暗くてドロドロで泣きたくなるくらい嫌いなところを、こじ開けてくるんだけれども、それが冷たくないし怖くない。「君のダメなところをプラスに変えてあげるよ、一緒に頑張ろうよ」なんて押しつけがましいのでなく、「お前のことは認めてやるからあとはせいぜい自分で頑張れ」ていう感じ?
ダメだ上手く説明できないな、「言葉にしようものなら稚拙が極まれり」か(笑)
「東京シナリオ」みたいな曲、斎藤さん似合うよねぇ。言葉ひとつひとつを大事にする歌い方が本当に好き。
カップリングはいつも表題曲を食う勢いで、でも食うことはないこの絶妙なバランスがすごい。
ライブ盤も素晴らしいよ。おまけのクオリティじゃないよ。かっこよすぎ。Miss.サンディの前奏が大好きだから音源で持ち歩けるのすごく嬉しい!!
このシングルも大事に大事に聴いていきたいと思います。7月のセレクションベスト、楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
超名曲だわ
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ディスク:1
1. シュガーソングとビターステップ
2. シグナルABC
3. 東京シナリオ
ディスク:2
1. シューゲイザースピーカー
2. シャンデリア・ワルツ
3. Miss.サンディ
4. さよならサマータイムマシン
5. デイライ協奏楽団
6. サイレンインザスパイ
7. 何かが変わりそう
8. アイラブニージュー -
血界戦線ED。
軽快なリズム、歌詞。
帯の「死ねない理由を見つけ出せ」もとても好き。
特典DVDのライブ音源を聞いて、
ライブに行きたくなった。