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制作 : 花塚 恵 
  • ダイヤモンド社 (2015年4月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (192ページ)

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  • ◾️参考になった部分
    いまから20年後、あなたは、やったことよりもやらなかったことのほうに失望する。だから、もやい綱をはずそう。安全な港から船を出そう。帆で貿易風をとらえよう。冒険をしよう。夢を持とう。何かを見つけよう。 マーク・トウェイン(作家)

    心理学によると、人が日々さまざまな行動を取る理由は決まっているという。 心理学の研究の多くは、人間のモチベーションの源は「獲得」(利得を得たい)と「苦痛の回避」(損失を回避したい)の2つに分けられるという意見で一致している。

    ゲインのモチベーションに駆られて行動すると、ペインを避けたいというモチベーションに駆られたときよりも、自分のプライベートや仕事のためになる成果が生まれる。

    実際、調査によると、社員のやる気を最も鼓舞するのは、昇給や昇進の約束ではなく、意義ある目標に向かって毎日進歩していると実感することだという。この感情が、高い創造力や質の高い仕事を生みだすのだ。 進歩している実感や達成感を味わえないと、地道に仕事を続ける気力を失い、徒労感を覚えるようになる。 たとえ少しずつでも前に進んでいれば、仕事だけでなく人生全体のバランスが取れ、生活の質が向上する。仕事とプライベートのバランスを取ろうとする必要はない。仕事もプライベートも、どちらもあなたの人生なのだ。 本当に必要なのは、今日を生き延びることと、より良い明日に向けて進歩することとのバランスだ。人生のどこかの部分をつねに良くしようとしていれば(どんなにささやかなことでもいい)、必ずバランスの取れた状態になる。より良い人生とバランスの取れた人生を求めて歩み始めるカギは、ゲインの機会を見いだすことにある。 それができたら、次は、優先順位とスケジュール。

    また、何をするときも、ゲインタスクの2番目の性質を思いだそう(第1章参照)。 ゲインタスクは「義務」ではない。 ゲインタスクは、満足を覚える結果や、人生に大きな影響を与える結果を生みだすために行うことであり、それは、自分のアイデンティティを形成してくれるものである。人生に「記憶」「感情」「目に見える成果」として残るものであり、人生に「進歩」「成長」を与えてくれるものであり、人生を向上させてくれるものだ。 ゲインのために行ったことは、1年、5年、10年、いや、一生覚えている。 その一方で、やり遂げたところで5分と覚えていないこともある。しかし、多くの人はそういうタスクをゲインタスクよりも優先する。 そうなるのは、ペイン回避タスクの実行が習慣になっているからだ。それに、自分の目標については、放っておこうと思えばいつまででも放っておける。

    消費ゴールは、休暇や折にふれての(ご褒美的な)散財などを意味する。高級レストランでの食事や高価な腕時計の購入などがそうだ。

    創造ゴールは、第1章の最後で書きとめてもらったようなことを指す。 1年、5年、あるいは10年かかるかもしれないが、実現すれば、いまとは違う人生、いまよりも素晴らしい人生になるような目標のことだ。 たとえば、昇進する、学歴を高める、起業する、大切な人との関係を修復する、ボランティア団体の一員になる、人付き合いの幅を広げて人脈をつくる、物理的な面や精神的な面から生き方をシンプルにする、といったことがあげられる。 目標の内容は、本当に人それぞれである。どんなものであろうと、人生を前に進め、今日よりも明日を良くするものであれば、それは創造ゴールだ。私を例にするなら、この本を書き上げるということが、大きな創造の目標である。

    バランスの取れた状態を保ち、燃え尽き状態に陥らないようにするためには、消費ゴール、創造ゴールの両方を目標として掲げる必要がある。

    消費ゴールと創造ゴールでは、人生に与える影響が変わってくる。創造ゴールは、長期にわたって人生に影響することで、自分にとって重要なこととして記憶に残る。一方、消費ゴールは、楽しく高揚した気分にさせてくれるが、その影響力はあっという間に消えてしまう。

    それは自分しだいだよ、ハリー。自分の能力よりもはるかに優れた真の自分を出すかどうかは、自分自身で決めることだ。 J・K・ローリング(作家)

    エンドルフィンの本来の目的は、苦痛を和らげて高揚感や幸福感を高め、前に進み続けられるようにすることである。現代において体内でエンドルフィンが分泌されるのは、生存という最も基本的な本能を助けるときだけではない。 運動、刺激物(香辛料やチョコレートなど)、恋愛、鍼治療、光(人工的な光も含む)などで物理的な刺激を受けたときや、ジェットコースターなどでスリルを味わったとき、他人から注目される、笑う、競う、達成感を得るといった精神的な刺激を受けたときにも分泌されることが明らかになっている。 このなかで本書に最も関係が深いのは、「達成感を得る」行為だ。

    モチベーションは、「不安」から生まれるものと、「欲求」から生まれるものの2種類に分かれる。私たち人間は、「しなくてはいけない何か」をしない場合に生じる苦痛を恐れる。そして、自分の人生にプラスをもたらすものと動きをもたらす何かを欲する。

    創造ゴールは消費ゴールと違い、目標を実現した後でしか報酬を手にできない。 目標を実現すると、その達成感からエンドルフィンが分泌される。努力に見合った報酬が得られると感じれば、その高揚感を使って実現まで一歩ずつ近づいていける。もうすぐ成果が得られ、自分の人生が良くなると実感できれば、気分は最高だ。そういうとき、「しなくてはいけないこと」もすべて乗り越えられる。 ペイン回避タスクに取り組むエネルギーは、ゲインのための行動から生まれるのだ。

    やりたいことはいますぐ始めなさい。永遠には生きられないのだから。私たちにあるのはこの瞬間だけだ。それは、手のなかにある星のようにきらめいて、雪の結晶のように溶けていく。 フランシス・ベーコン(哲学者)

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