チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(初回限定版) [DVD]

監督 : デヴィッド・コープ 
出演 : ジョニー・デップ   グウィネス・パルトロー  ユアン・マクレガー   オリヴィア・マン  
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2.72
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本棚登録 : 256
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462095343

感想・レビュー・書評

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  • 近年観た映画の中でもダントツでつまらなかったです。徹頭徹尾つまらなかった。途中で観るのをやめようかと何度も思ったけどなんとか最後まで観ました。

    監督のデヴィッドコープは私の中では「90年代くらいで終わってる脚本家」という評価ですけど、その「脚本家に監督をさせてる」のが本作です。面白くなる可能性は低いと思う。

    プライムビデオでも視聴可能なので、時間を無駄にしたい方、怖いもの見たさで興味を持たれた方はぜひどうぞ。(と書くとハードルが下がって「そうでもなかったよ」って思う人がいると思う。私はけっこうな衝撃を受けた駄作でした)

  • MORTDECAI
    2015年 アメリカ 106分
    監督:デヴィッド・コープ
    原作:キリル・ボンフィリオリ『チャーリー・モルデカイ(1) 英国紳士の名画大作戦』
    出演:ジョニー・デップ/グウィネス・パルトロー/ユアン・マクレガー/ポール・ベタニー

    英国貴族のチャーリー・モルデカイ(ジョニー・デップ)は、裏ではインチキ美術商の仕事をしている。豪邸に住んでいるが実は借金がかさんで破産寸前。急にチョビヒゲを生やして本人はご満悦だが愛妻ジョアンナ(グウィネス・パルトロー)は吐き気がするほどヒゲが嫌いで夫とのキスすら拒否。そんなある日、絵画修復士の女性が殺され、修復中のゴヤの絵が盗まれる事件が起こる。調査にあたったMI5のマートランド警部補(ユアン・マクレガー)は大学時代の同級生で美術界に精通しているチャーリーに協力を求め…。

    序盤はなかなか面白かった。チョビヒゲでうさんくさいけれど軽妙なジョニーのチャーリー・モルデカイ、奥さんに頭が上がらず、しかしお気に入りのヒゲを剃りたくない、二人の攻防は可愛らしい(いちいちオエってやるのは途中で飽きたけど)。チャーリーの旧友であるマートランド警部補は学生時代からジョアンナに憧れていたがチャーリーに奪われた恨みがあり、今も隙あらばジョアンナを口説こうとしている。ジョニーとユアンが恋敵役で共演、なんて豪華な!とワクワク。

    奪われた絵はゴヤの幻の絵「ウェリントン公爵夫人」で、その絵を狙っているのは、資金難のテロリストのストラーゴ、絵画収集が趣味のロシアン・マフィアのボス、同じく絵画収集家のアメリカの大富豪の3組。このうちテロリストとロシアン・マフィアは、チャーリーが盗まれた絵を持っていると勘違いし彼を拉致したり襲ってきたりする。そんなとき頼りになるのがモルデカイ家の忠実な従僕ジョック(ポール・ベタニー)最強ボディガードの彼はどんな敵からも必ずチャーリーを守ってくれる。頼もしい!

    チャーリーが事件に巻き込まれている裏で、ジョアンナは夫の行動を怪しみ、自分に気があるマートランドから極秘事項を聞き出し独自の調査を始める。やがて殺された絵画修復士の恋人だった老公爵から、盗まれた絵はもともと所有者から第二次大戦時にナチスが奪い取り、絵の裏にナチスの財宝の秘密口座の番号が書かれていたということがわかる。借金を返したいモルデカイ夫妻は、なんとかこれを利用しようと画策しつつ、絵を狙ってくる敵と対峙していくが…。

    設定だけならものすごく面白くなりそうなのに、中盤くらいからなぜかどんどんつまらなくなってきて、だんだんモヤモヤし始める。基本的には絵画ミステリー、そしてコメディなのに、まずコメディ部分で笑えないことが多く、ミステリー部分は種明かしや目的が曖昧でスッキリしない。まずコメディ部分で笑えなくなってしまったのは、チャーリーの変人ぶりに非人間的な要素があるから。常に飄々として軽口ばかり叩いているのはかまわないけど、親しい人間が目の前で殺されても平然とふざけてるのはどうかと思うし、ジョックをやたらと誤射して怪我をさせているのだけど、これも全然笑えない。結構な大怪我をさせているのに、なぜこれを面白いジョークと思えるの?ユアンのキャラも中途半端で、ぜんぜんクスっとできる微笑ましさがないんだよなあ。

    ミステリーとしても、たぶんこれは脚本の問題だと思うけど、三つ巴の名画奪い合いがあまりスリリングに感じられず、ナチスがらみの展開になったのに、その使い方も中途半端。結局、絵を欲しがってる人たちは、ゴヤの名画が欲しかったのか、ナチスの財宝が欲しかったのか目的が曖昧。アクションも、ジョックがカッコイイ以外はイマイチ。せっかく豪華キャスト揃えたのに全体的に何かが惜しい。あとちょっと何か上手く作用すれば名作になったろうにという感じ。

    わからないけど、もっとコメディやアクションの得意な監督が撮れば、オシャレで痛快な作品に仕上ったろうし、原作はどうやらシリーズものらしいので、これがヒットしたら続編もアリだったんだろうけど、それもこの仕上がりではなくなってしまったようで勿体ない。

    余談ですが、べろべろに酔ったチャーリーがジョックにお姫様抱っこされて空港に現れ、怒ったマートランド警部補が「べろべろに酔って授賞式に現れた俳優じゃあるまいし」的なことを言って罵倒するのは笑いました。べろべろに酔って授賞式をぶちこわした俳優=ジョニー自身ですよね(笑)

  • ジョニー・デップさん今回の役はチョビ髭の紳士ですが、これがのん気というかとぼけた人で中々良かったです。
    ジョック役のポール・ベタニーさんも良かったです。
    下ネタも多いし少し下品でしたが面白く観れました。

  • 先日、BS日テレの『2夜連続ジョニー・デップ特集』で放映していた『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(原題:MORTDECAI)/2015』を観ました。

    -----story-------------
    この“ちょびヒゲ”に、気をつけろ!

    「ジョニー・デップ」が奇抜な口ヒゲがトレードマークの皮肉屋でちょっぴりドジなインチキ美術商を演じたアドベンチャー・コメディ。
    70年代に人気を博した「キリル・ボンフィリオリ」のユーモア・スパイ冒険小説“チャーリー・モルデカイ”シリーズの1作目を映画化。
    共演は「グウィネス・パルトロー」、「ユアン・マクレガー」、「ポール・ベタニー」。
    監督は『シークレット ウインドウ』、『プレミアム・ラッシュ』の「デヴィッド・コープ」。

    イギリス。
    貴族にして美術商の「チャーリー・モルデカイ」。
    ロンドンの郊外に大きな屋敷を構え、優雅な暮らしを送っている。
    しかし、その実態は火の車で破産寸前。
    そんな「モルデカイ」のもとに、MI5の「マートランド警部補」が現われ、修復中に盗まれたゴヤの幻の名画を捜索して欲しいと要請する。
    高額な報酬につられ、最強の用心棒「ジョック」と共に名画追跡に乗り出した「モルデカイ」だったが…。
    -----------------------

    イギリスの貴族である「チャーリー・モルデカイ」は、裏社会でインチキ美術商を営んでいるが、実はイギリス政府に対し800万ポンドの借金を抱え破産寸前という危機的状況に瀕していた… 彼の愛する妻「ジョアンナ」と、「モルデカイ家」に仕える忠実な従者である「ジョック」は、邸宅の美術品を売るなどして何とか破産を免れようとするが、一方の「チャーリー」は家の状況には無関心で、最近生やし始めた口髭ばかりを気にしていた、、、

    そんなある日、絵画修復士の「ブロンウェン・フェルワージー」が何者かに殺害され、「ゴヤ」の名画が盗まれるという事件が発生する… 絵画を盗んだ男が国際テロリストの「エミル・ストラーゴ」だと判明したため、MI5の「アラステア・マートランド警部補」は美術品の知識があり裏社会にも顔が利く「チャーリー」に絵画の捜索を依頼する。

    一方、「マートランド」から絵画の話を聞き出した「ジョアンナ」は、借金を返済するため独自に絵画の捜索を始める… 「チャーリー」は「ゴヤ」専門の美術商「グレアム」から情報を聞き出し、自動車修復士の「スピノザ」のところに向かうが、「エミル」に命を狙われて襲われ、「ジョック」や「マートランド」に助けられる、、、

    「ブロンウェン」の家に向かった「チャーリー」は、彼女が撮影した写真に写っていた絵画を見て、「ゴヤ」の幻の名画『ウェリントン公爵夫人』だと判断した… 『ウェリントン公爵夫人』は第二次世界大戦中に「ゲーリング」の手に渡った後、彼の莫大な財産と共に姿を消しており、絵画の裏地にはスイス銀行の秘密口座の番号が書かれていた。

    だが絵画の正体に気付いた直後、「チャーリー」はロシアン・マフィアに拉致されてしまう… 同じ頃、「ジョアンナ」は「ブロンウェ」ンと恋仲だった「アッシャーボロードン公爵」と面会し、「バーニー」という人物が『ウェリントン公爵夫人』を所持していることを突き止める、、、

    モスクワに連れ去られた「チャーリー」は、絵画を狙う「ロマノフ」に拷問されそうになるが、危ういところを「ジョック」に救われ、そのままイギリス大使館に逃げ込んだ… 無事にイギリスに戻った「チャーリー」だったが、待っていた「マートランド」からロサンゼルス行きのチケットを渡され、絵画を手に入れた「クランプ」のもとに向かうように指示される。

    「チャーリー」は「クランプ」に譲る予定だったロールス・ロイスとともに彼の豪邸を訪れた… 「クランプ」はロールス・ロイスの車体から絵画を取り出し、美術コレクターを集めてパーティーを開くと言い出し、「チャーリー」はパーティーの間に絵画を盗み出そうと考える、、、

    パーティーに参加した「チャーリー」は、そこで「クランプ」の娘「ジョージナ」に言い寄られ、そこに自分の浮気を警戒して追って来た「ジョアンナ」と出くわして逃げ出してしまう… 何とか「クランプ」の部屋に侵入した「チャーリー」だったが、既に絵画は「エミル」に盗まれ、「クランプ」も殺されていた。

    「エミル」は相棒の「ジョージナ」と共に逃走し、「チャーリー」は「ジョアンナ」や彼女を追って来た「マートランド」と共に追跡する… 「エミル」と「ジョージナ」は、アジトで秘密口座の番号を確認しようとするが、追って来た「チャーリー」たちと揉み合いになった際にガスバーナーが酒瓶に引火して爆発してしまい、絵画は燃えてしまう、、、

    依頼に失敗した「チャーリー」は借金返済のために屋敷を手放そうとするが、絵画の所有者「バーニー」の正体が「アッシャーボロードン公爵」自身だと知り、「ジョアンナ」と共に「アッシャーボロードン公爵」の屋敷に向かい絵画を手に入れる… 2人は金を手に入れるため、元々オークションに出品していた絵画と『ウェリントン公爵夫人』を摩り替え、「ロマノフ」に競り落とさせようとするが、それを聞きつけた「エミル」や「マートランド」がオークション会場に現れる。

    「エミル」たちとの格闘の末、絵画は無事に「ロマノフ」が競り落とし、「エミル」は「マートランド」に逮捕された… 「チャーリー」と「ジョアンナ」は3,000万ポンドを手に入れるが、その金は手数料や借金返済に取り上げられてしまい、手元には2,642ポンドしか残らなかった、、、

    しかし、「ロマノフ」に渡した絵画は偽物だったため、「チャーリ」ーと「ジョアンナ」は『ウェリントン公爵夫人』を手に屋敷に帰った。


    コミカルな作品で、何度も笑えましたね、、、

    「ジョニー・デップ」が奇抜な口ヒゲがトレードマークの皮肉屋でちょっぴりドジなインチキ美術商「チャーリー・モルデカイ」をうまーく演じてました… こんな役を演じさせたら「ジョニー・デップ」の右に出る役者はいないでしょうね。

    でも、本作品のイチバンのヒーローは「チャーリー・モルデカイ」ではなく、「ジョージナ」ですよね… 印象深いキャラでした。



    -----staff/cast-------------
    監督:デヴィッド・コープ
    製作:アンドリュー・ラザー
       ジョニー・デップ
       クリスティ・デンブロウスキー
       パトリック・マコーミック
    製作総指揮:ジジ・プリッツカー
    原作:キリル・ボンフィリオリ
       『チャーリー・モルデカイ(1) 英国紳士の名画大作戦』(角川書店刊)
    撮影:フロリアン・ホーフマイスター
    プロダクションデザイン:ジェームズ・メリフィールド
    衣装デザイン:ルース・マイヤーズ
    編集:ジル・セイヴィット
       デレク・アンブロージ
    音楽:マーク・ロンソン
       ジェフ・ザネリ
    出演:
     ジョニー・デップ チャーリー・モルデカイ
     グウィネス・パルトロー ジョアンナ
     ユアン・マクレガー マートランド
     オリヴィア・マン ジョージナ
     ジェフ・ゴールドブラム クランプフ
     ポール・ベタニー ジョック
     ジョニー・パスヴォルスキー
     マイケル・カルキン
     ウルリク・トムセン

  • 内容云々よりも、ジョニーのコミカルな演技が好き

  • 僕にはよくわからないけれど、登場人物の階級ごとに話し方を誇張しているような気がする。

  • 酷評されているらしいけど、個人的に結構好き。間抜けで下ネタばかり喋るジョニー・デップが面白い。

  • ふざけた口ひげの貧乏な富豪が名画を求めて車に引かれたり騒いだり絶倫の用心棒と一緒に色んなとこ行って妻と幸せなキスをする話 簡単にいうと真面目に不真面目かいけつゾロリ!みたいな雰囲気の映画 キャラの濃さに話がついてこれてへんけどゆる~く観てゆるく楽しむやつ オセロしながら観よう!!ジョニデのふざけた口ひげキュート (^┏┓^)♡

  • 映画はいまいちだが、原作はおもしろそうだ。

  • huluにて。こ、これは…。

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