少年と自転車 [DVD]

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監督 : ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ 
出演 : セシル・ドゥ・フランス  トマ・ドレ  ジェレミー・レニエ 
  • KADOKAWA / 角川書店 (2015年5月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111290571

少年と自転車 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • もうすぐ、12歳になる少年シリル。
    父親は彼を児童養護施設に預けたまま行方知れずに。
    シリルは自分が捨てられたとは露とも思わず父親を必
    死に捜し続ける。
    その過程で美容師のサマンサと出会います。
    シリルはサマンサに週末だけの里親になってくれと頼
    み二人で父親を捜し始める。
    愛する父親に拒絶された現実を受け入れられず心を閉
    ざしてしまった少年が偶然出会った女性の献身的な愛
    によって魂の壊れかけた心を回復させていくさまを描
    いています。
    名匠ダルデリヌ兄弟監督の心温まるヒューマンドラマ
    です。
    シリルを演じたトマ・ドレの切ない表情に胸が痛くな
    った映画でした。

  • こんなにも父親を求めている少年にありえないほど冷たい父親。父親が買ってくれた自転車を血まなこになって探す少年シリルからそれが痛いほど伝わる。
    それにしても、偶然しがみついた女性が運命の里親に将来なってくれる美容師サマンサでほんとに良かったね。
    あんな反抗的で悪い兄貴分(多分、父性を求めて)と犯罪までしても見放さないサマンサってどんだけ。

    恋人に”俺かその子がどっちが選べ”って突きつけられたときは恋人っていうんじゃないかとドキドキしたよ。

    この映画をみると血のつながりよりも愛情豊かな他人と暮らしたほうが何倍もいいと感じた。
    それにしてもあのシリル役の少年のやんちゃぶりは演技と思えないわ。

    The Kid with a Bike 2012年 87分  Wowow
    ベルギー 仏 伊
    監督 : ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
    出演 : セシル・ドゥ・フランス トマ・ドレ ジェレミー・レニエ

    ただ、一緒にいてくれたら、
    それだけでいい。

  • 少年の不安や葛藤をよく感じる描き方で、観終わったあとちょっと暗くなった。伝えたいメッセージが何なのかはあまりはっきりせず、特にエンディングは、「え、ここで終わり?!」という終わり方。フランス映画らしいフランス映画かも。

  • ☆☆☆☆☆☆最高!
    こんな表現で申し訳ないが、自分の幼少から今に至るまでの縮図を見せられたかのような感覚が残ります。
    この感覚は、少年期をもつ誰にでも当てはまるものなのではないかとも思える。

    ひとりではまだこの世の中で生きていくには不十分な存在の少年。
    そんな彼が自分を受け入れてくれない父親との絶望的な境遇を描くシーンはいたたまれない。

    自分が外の世界と繋がるために、外の世界を拡張するために必要な自転車へ、自分の唯一の信頼のできるものとしての愛情を無意識のうちに抱いていた。
    自分の信頼できるものが、周囲に存在しない彼には、自分がこの世で生き抜くための、信頼できる対象が必要だったのだ。
    母親に代わる女性への執着、男としての勇ましさの象徴の様に見えた不良の少年、そういった対象と交わりながら、試行錯誤を繰り返し、自分の信頼でき、心が休まる対象を獲得していく。

    でも、彼のそんな心のひだを感じ取る庇護者の女性は、彼女の恋人との将来よりも、この少年に自ら関わっていくことの方に自分の精神的充実をかけた。

    それは遠回りのようでだけど、物凄く意義のあることだということが、この映画を見終わって感じられた。

    「良い人生」とは豊かさや恵まれた環境に生きることではなく、自分に与えられた環境をいろいろな出会いと経験をとおして得られる雫のようなものを感じる感性のことなのだなぁ。

    男諸君には是非観てもらいたい映画。

  • どえらい映画を観ちゃった!ドキュメンタリー以外で、こんなに見応えのある映画は久しぶり。

    主演の男の子、すごい演技力だったな。
    里親と信頼関係ができるまでの、強張って丸まった小さな肩が痛々しかった。心に寄り添ってくれる人のいない子どもにとって、人生は恐ろしい重圧だ。
    もし透明な自分を特別な存在にしてくれそうな誰かと出会ったら、すがりつかずにいられない。透明な子どもにとって、自分を見てくれる人は、溺れる人がつかもうとする藁なんだ。

    そんな子どもが直面する困難を正面から描きながら、希望を予感させるラストを迎えるのが嬉しい。
    小さな希望の火を胸に感じながらも、この希望を手に入れるために必要だった勇敢さと幸運や、これからの人生で彼が直面するだろう困難を思うとめまいがする。

    日本の大人は彼の行動に眉をひそめて、親が親だから…と簡単に見放すだろうな。あの子がどうしてそういった行動を取らざるを得ないのか、ほんの3分でも考えようとしないだろう。
    日本の子どもの話が元になった映画だけれど、パッケージに書かれている「日本で生まれ」って文章は大げさすぎる。人の手柄を横取りしようとするみたいで、なんか嫌。

    年上の密売人に利用されるシーンで、「ナゲキバト」を思い出した。久しぶりに読み返そうか。

  • 物凄く淡々と話しが進みました。

    無責任で卑怯な父親が全ての元凶。
    まあそのおかげでシリルとサマンサは出会えたわけですが。

    終わり方が「えっ終わったの?」って感じでした(゜o゜;

  • 少年の父親を求める痛々しいほどの思いが、伝わってきた。父親にも事情があるのだろうが、なぜ…と思わずにはいられない。幼い子供の親を求める気持ちは、純粋でまっすぐだ。それほど切羽詰ったものを感じたら、すれ違いざまに抱きつかれて、里親になってって言われても、ほっておけないかもしれない。終わり方はフランス映画的に淡々としているけど(まさにセラヴィという感じ)これからの人生、美容師さんや周りの人の愛情で、少年がまっすぐ育つといいと思う。

  • ジャン=ピエール&リュックダルデンヌ監督作品
    「少年と自転車」
    トマ・ドレ
    セシル・ドゥ・フランス

    予備知識もなく、パッケージだけで選んだら、想像していたものとは違うものであった。
    重い。

    これはあくまでも私の感想だけれども、犯罪に手を染めるほど、父という存在を切望していたのではないかと思う。
    拒絶の先に、まだ希望を持っていたに違いない。

    そして、仕返しをされた後の潔さ。
    主人公の彼は、してしまった事の重大さをちゃんと受け入れている。
    それだけ願いは強かったのかもしれない。
    大人の方がよっぽど汚い。

    里親役のセシル・ドゥ・フランスは「スパニッシュ・アパートメント」シリーズのイメージが強いから、笑顔でサバサバしているという印象があったけれど、こういう役もとても合っている。
    何故だか全てを受け入れる女性。
    彼女のそうした態度は明らかにされていなかったし、ほんの少しモヤモヤしたけれど、関係の変化がとても良かった。

    そういえば、細かくは覚えてないのだけれど、この監督の「ある子供」という作品も育児に関するもので、暗く考えさせられるものがあり、好きだったような。

    #少年と自転車 #LeGaminAuVélo
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    #セシルドゥフランス #CécileDefrance
    #映画

  • 第64回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝き、史上初の5作品連続で主要賞受賞という快挙を成し遂げた、ベルギーのダルデンヌ兄弟監督による人間ドラマ。03年に彼らが来日し、施設に預けられた少年が親が迎えにくるのを待ち続けていたという話に着想を得て製作された。

  • 誰かに必要とされたい少年の気持ちが痛々しいほど胸に響きます。
    こういう映画好きです。
    少年の演技がとても良かったです。

  • タイトルに惹かれて録画。父親に捨てられ施設に預けられた少年シリルの話。
    タイトル通り少年が大事にしている自転車に乗るシーンが何度か出てくるが一つ一つその心境にあったシーンで、自転車に乗っているシーンだけ繋げても何か込み上げてくるものがある。特に里親のサマンサと並走して走るシーンは勝手にドバーッと涙が出てきた。
    自分のことを大事に思ってくれる人がいるということは大事。印象的、心に残る映画だ。

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