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- / ISBN・EAN: 4988111290571
感想・レビュー・書評
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愛情のない父親を慕う少年の思いが報われることはない.だけどこの父親ある意味まだマシだ.もう来るなと冷たいようだが,その言葉が少年に次の一歩を踏み出させたと思う.またひょんな事で里親になったサマンサは恋人よりも少年を大事にしてくれてすごく素敵な人だ.
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ジャン=ピエール&リュックダルデンヌ監督作品
「少年と自転車」
トマ・ドレ
セシル・ドゥ・フランス
予備知識もなく、パッケージだけで選んだら、想像していたものとは違うものであった。
重い。
これはあくまでも私の感想だけれども、犯罪に手を染めるほど、父という存在を切望していたのではないかと思う。
拒絶の先に、まだ希望を持っていたに違いない。
そして、仕返しをされた後の潔さ。
主人公の彼は、してしまった事の重大さをちゃんと受け入れている。
それだけ願いは強かったのかもしれない。
大人の方がよっぽど汚い。
里親役のセシル・ドゥ・フランスは「スパニッシュ・アパートメント」シリーズのイメージが強いから、笑顔でサバサバしているという印象があったけれど、こういう役もとても合っている。
何故だか全てを受け入れる女性。
彼女のそうした態度は明らかにされていなかったし、ほんの少しモヤモヤしたけれど、関係の変化がとても良かった。
そういえば、細かくは覚えてないのだけれど、この監督の「ある子供」という作品も育児に関するもので、暗く考えさせられるものがあり、好きだったような。
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