掟上今日子の推薦文(単行本版) 忘却探偵 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 前作で本格的な表現の仕方に好き嫌いがわかれるかも、みたいなことを書いたような気がするんだが、今作を読んで、それともまた違った印象があった。登場人物の自分語りが妙なほど説明くさいことと、悦に入った感がなんとなく違和感(キャラとしてはいんなネガティブなので、喜んでるような感じは全くないが)。

    探偵小説に登場する助手役の人は一定の役割があるわけだが、このシリーズ(この時点では2作を読み終え、3作目を読み中)においては、その役割が非常に大きく感じられる。寝たら忘れるというファンタジー設定だから、登場人物のキャラクターも変でかまわないということはあるのかもしれないんだけども、助手役で出てくる人みんなが似たようなキャラに見えてしまうのは、もったいないのかなぁ。

    主役のキャラを大事にするためにはそうせざるを得ないという側面はあるんだろうな。

    ストーリーとしては、推薦文ってこういうことかーっていうオチも含めて、好み。

  • 謎解きも読んでてよかったですが、救護のシーンがドキドキさせられました。
    スピード感があるんですねー

  • このシリーズは結構いいですね。ミステリーという軸がぶれないことや、今日子さんのキャラクターも良いです。今回はややミステリー分弱めですが、結構きれいに着地します。戯言みたいになんでもありにならずに(それはそれで面白かったのですが、)シリーズとしてもミステリーとして着地することを希望。

  • 今日子さんは変わらなくても、周りを固めるキャラクターがどんどん変わっていくのは少しびっくり、ってきり厄介さんが定番かと思っていた。

  • 前作のほうがストーリーは良かったかなと思う。今回の探偵の相方がなにもしてないし、キャラが前回より薄くなってるのが原因かもしれない。

  • 前作に比べるとちょっと衝撃が少ないかなと
    最速の探偵を語るんだったら1冊で事件1つは少なすぎる!(単純に自分が欲しがりなだけかもしれないが…)

    あと今回は若干、読者を置いてけぼりな推理だったなぁと。刺された位置とか書かれてなかった気がするし
    まぁ、推理小説って言うよりは、掟上今日子って言うキャラクターを楽しむ作品だったね。今回は。

  • 前作に引き続きサクサク読めた。ミステリーとしてのストーリーは前作に劣るものの、キャラクターが魅力的で良かった。

  • 2015/09/23購入・09/29読了。

    このシリーズは毎回主人公が変わるのだろうか。今日子さんは、なんだか、寝るたびに生まれ変わっているかのような性格だ。

  • 忘却探偵シリーズ2作目。1作目の短編集の方が面白かったが、本作もそれなりにまとまっている。美術館や美術品を題材にしているため、小ネタが参考になる。
    今日子さんは、前作の隠館厄介くんを忘れ、今回は親切守くんをワトソン役にしているので、ちょっと寂しい気もする。このままこのシリーズがどこに進んで行くのか気になる。

  • 面白い。
    親切君がびっくりするほど何もしていない。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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