別冊文藝春秋 電子版1号 (文春e-book) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 雑誌なので、気になるものだけ読みました。

    ●短篇 小説の肌触りを堪能
    「ワン、ツゥ、スリー……パッ。」重松清
    ⇒二人称あなたで語られる、故人の葬式までの話。『あなた』と呼びかけられているような、妙な気分になった。自分は亡くなった父親なのか?w面白かった。
    「不適切な死」若竹七海
    ⇒葉村晶シリーズ。ミステリ。しばらく読んでなかったら、晶が古本屋店員になっていた。が、探偵はしていて、なかなか際どいこともこなしている。ラストはやはり驚くと同時に、若竹毒にぞっとした。

    ●力作中篇
    「ぎゅうぎゅう詰めの殺意(前編)」倉知淳
    ⇒引退した大御所俳優が殺人事件に顔を突っ込むまで。後半で事件解決になるのかな。大御所のための主人公のの子の職種になるほどーと思った。後半が楽しみ。

    ●連作短編
    「母の宿」花房観音
    ⇒なんだろう、主人公の生き方を否定はしないし、むしろほんの少しだけ羨ましく感じたけど、根本的にダメだ(-ω-;)娘ができすぎだったのが救いだけど、そうでなかったらこの主人公、今後も救いようのない?生活になるのかな?

    「出かけなくてはいけない場所」加藤千惠
    ⇒結構生々しい描写があるのね(-ω-;)不倫されて「セックスしただけ」と言える旦那さんが凄いけど、そんな相手でも捨てきれないんだろうな。タイトルの場所は、物理的な場所ではなく、心理的拠り所の場所って意味なんだろうな~。主人公はこれからどうするんだろう。

    ●連載小説
    「漂流銀河」初野晴
    ⇒連載5回目とか見ておきながら読んでしまったが、さっぱり理解出来ず。連載ものは最初から読まないとあかんと思いました(-ω-;)シェアハウスのシステムの発想は想像の範囲内だった。

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