- Amazon.co.jp ・電子書籍 (1106ページ)
感想・レビュー・書評
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雑誌なので、気になるものだけ読みました。
●短篇 小説の肌触りを堪能
「ワン、ツゥ、スリー……パッ。」重松清
⇒二人称あなたで語られる、故人の葬式までの話。『あなた』と呼びかけられているような、妙な気分になった。自分は亡くなった父親なのか?w面白かった。
「不適切な死」若竹七海
⇒葉村晶シリーズ。ミステリ。しばらく読んでなかったら、晶が古本屋店員になっていた。が、探偵はしていて、なかなか際どいこともこなしている。ラストはやはり驚くと同時に、若竹毒にぞっとした。
●力作中篇
「ぎゅうぎゅう詰めの殺意(前編)」倉知淳
⇒引退した大御所俳優が殺人事件に顔を突っ込むまで。後半で事件解決になるのかな。大御所のための主人公のの子の職種になるほどーと思った。後半が楽しみ。
●連作短編
「母の宿」花房観音
⇒なんだろう、主人公の生き方を否定はしないし、むしろほんの少しだけ羨ましく感じたけど、根本的にダメだ(-ω-;)娘ができすぎだったのが救いだけど、そうでなかったらこの主人公、今後も救いようのない?生活になるのかな?
「出かけなくてはいけない場所」加藤千惠
⇒結構生々しい描写があるのね(-ω-;)不倫されて「セックスしただけ」と言える旦那さんが凄いけど、そんな相手でも捨てきれないんだろうな。タイトルの場所は、物理的な場所ではなく、心理的拠り所の場所って意味なんだろうな~。主人公はこれからどうするんだろう。
●連載小説
「漂流銀河」初野晴
⇒連載5回目とか見ておきながら読んでしまったが、さっぱり理解出来ず。連載ものは最初から読まないとあかんと思いました(-ω-;)シェアハウスのシステムの発想は想像の範囲内だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示