きっと、夢にみる 競作集 <怪談実話系> (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 夢にまつわる怪談集。

    そんなに怖くないうえに、添田小萩さんの話に出てきた『心底恐ろしかったとしても、夢は夢だ。』という一文で、結局それなんだよなと思った。

  • 文庫版を再読。発行されて割とすぐに買って一回読んだきり?だったので全く内容を覚えてなかった。中島京子の短編集等に未収録の短編が入っていたので当時買っておいた自分ナイス。
    実話系と言いつつもうまいこと脚色された話のほうが純粋に面白かったな…。最後の三編くらいは正直よく分からなかった。前半の方の話のうまくバランスをとっている「すっきりしなさ」は面白かったんだけど。

  • Kindleストアでなんとなく選んだアンソロジー。
    辻村深月の怪談が読めるんなら、と思って購入したのだけど・・・。

    この本、ハッキリと企画が失敗です、ええ。
    そもそも「夢もしくは夢見に関する実話」というテーマ付け自体が
    泥棒なかり集まる防犯会議みたいなモンだし、夢の話だったらそれ
    はどこまで行っても夢でしかないから、怪談まで昇華しない気が。
    辛うじて「薄気味悪い話をいくつか」程度の出来だと思います、
    どれもこれも。

    内藤了の「恋ひ塚」など、もうちょっとでホラーな作品もあるのだ
    けど、やっぱり夢というテーマに縛られてる所為か、オチが弱い。
    というか、全部夢オチになっちゃうのだから、そこを期待するのが
    そもそも間違いなのかもしれない。

    あと、解説が引用ばっかりで作品群の解説になっていないのが最低。
    書いてる人は怪談の大家らしく、このシリーズの監修をしてる人ら
    しいのだが、残念ながら才能無いと思います。
    他は読まないな、きっと・・・。

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著者プロフィール

1964 年東京都杉並生まれ。小説家、エッセイスト。出版社勤務、フリーライターを経て、2003 年『FUTON』でデビュー。2010 年『小さいおうち』で第143 回直木三十五賞受賞。同作品は山田洋次監督により映画化。『かたづの!』で第3 回河合隼雄物語賞・第4 回歴史時代作家クラブ作品賞・第28 回柴田錬三郎賞を、『長いお別れ』で第10 回中央公論文芸賞・第5 回日本医療小説大賞を、『夢見る帝国図書館』で第30 回紫式部文学賞を受賞。

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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