黒い家 [DVD]

監督 : 森田芳光 
出演 : 内野聖陽  大竹しのぶ  西村雅彦 
  • KADOKAWA / 角川書店
3.40
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本棚登録 : 54
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111290793

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと古いと人の顔も忘れちゃうね。西村雅彦とか町田康とか大竹しのぶと気づくのに随分かかった。サスペンスながら一応ホラーなのかもしれんが、弱気な男性が主人公というのは少し珍しいね。「サイコパスは精神異常じゃない。普通なんだよ」みたいなセリフが重要な気がしていて、それによって動機のない異常性より、常識のない動機の方が遥かに恐ろしいことが伺える。あんま集中して見なかったせいか、追憶のシーンが異常性とどう絡むかクリアにならなかった。

  • 大竹しのぶが凄すぎ…「乳しゃぶれ」ってたぶんこの映画でしか聞かないパワーワード。相変わらず邦画特有の音声バランスで、字幕で見ないと何言ってんのか全然わからない。

  • 怖すぎる

  • ★★★★
    昔本読んだが記憶になく。
    20年前とかの作品で、やはり時代を感じるがとにかく大竹しのぶがぶっとんでてすげえ。
    まじでいかれた役、ぴったり
    保険金で殺すってやつ

  • 昔見た時は怖くなかった事しか記憶になかったけど、今見たら恐怖しかない。ホラーより怖い。10代前半で理解が追いつかなかったのかもしれないけど、初見時に怖く感じなかった事も恐ろしい……。病んでたのかな…!

    怖いのに、テンポの良さとコミカルな表現と大竹しのぶの華やかさに夢中になって見てしまう。怖い……どうなるんだろう、怖い……けど気になる……!のループ。

  • 星5にしても良いほど恐かった。
    夫婦のやばさがどんどん明らかになっていって、「もう勘弁してくれ!」って思いながら最後まで観た。
    過去に観た邦画の中では最高レベルの作品ではないだろうか。

  • 主人公の追い込まれていく心理状態を表すカラフルな色彩と、トリッキーな映像と、極端なほど滑稽に人物を描写することにより、これから起きる事への不安感よりも、先を知りたいと興味をそそる作りとなってる。
    絶対後味悪そうなのに、怖いもの見たさ。
    そして罠にハマった。

    普通の人間にとって一番怖いのって
    ①常識が全く通じなそうなやばい相手に対して説得しなきゃいけない状態。
    ②そしてそのやばい相手に逆恨みされること。
    だと思うんです。
    そしてこんな類のやばい人間を演じきるって1つ間違えるとかなりわざとらしくなってしまいがち。西村さんの演技とかは始めこそまぁ若干、ふざけてる感?があるものの、そのコント的演出にも結果的に意味がちゃんとあって後から考えて少しだけぞわっとする。

    巷のニュースを見ていても、保険金が絡む事件が最も人間の闇が渦巻いていると思う。
    だから物語の題材として保険金詐欺ってよくあるものの、これはよくあるそういう類のものからも大きく道を外れたトラウマ級の心理サスペンスホラー。
    いや、昔から怖い怖いと聞いていたものの、こんな感じの怖さだったとは、、、大竹しのぶさんの顔、夢に出てきそうだし、大竹しのぶさん暫く見れない。
    そしてこんな役こんな風に演じられる女優さんって日本にどれくらいいるのだろう?と感心しました。

    それにしてもいつからだろう?幼い頃はこの世で一番怖いのは幽霊だって思っていたのに、いつの間にか人間の闇の方が恐ろしい事に気がついてしまったのは、、、。
    そんなこと知りたくなかったのにな。

  • 保険会社に勤める若槻慎二(内野聖陽)は保険金の説明に訪れた女性の家でその女性の息子の首吊り死体に遭遇する。警察は自殺と判断し、それに基づいて保険金も支払われることになった。しかし、両親の態度に不審なものを感じた若槻は自殺に疑問を感じひとり調査を開始する。そして、夫婦の保険金をめぐる異常な行動が次第に明らかになっていく…。

    大竹しのぶのサイコパスっぷりは秀逸ですが、「乳しゃぶれ〜」を始めとした不要に思える脚色、西村雅彦の挙動不審っぷりや内野聖陽のビビりっぷりなど過剰と思える演出が鼻につきますし、演者がボソボソと喋っててセリフが聴き取り難いシーンも多々あり、終始ストレスを感じる映画でした。

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著者プロフィール

1950年、東京都渋谷に生まれ育つ。日本大学芸術学部放送学科卒。81年、「の・ようなもの」で監督デビュー。「家族ゲーム」で数多くの映画賞を受賞。以後、「それから」「失楽園」「阿修羅のごとく」など次々とヒット作を放つ。2011年12月、急性肝不全のため死去。享年61。

「2015年 『小説 の・ようなもの のようなもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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