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- / ISBN・EAN: 4988105103658
感想・レビュー・書評
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夏秋冬、と見てきて、率直な感想として、食うために生きてるな、と思った。最終章である春の終盤のほうに、地域の伝統舞踊のようなものをいち子たちが演じるシーンが流されるが、そこまで見終わったとき、たしかに食うことは生きることだし、食うためにはその恩恵を与えてくれる自然の一部となって、その結果その地域で同じように自然の一部となっている地域の人々と生命を共有するんだと思った。運命共同体という表現よりは、皆等しくその土地に根を張った植物のようで、巨大な自然の一部となって一つのうねりの中にいる、といったほうが適切な感じのするイメージ。田舎の生活というのは何につけても窮屈で排他的だと思っていたけど、それはつまるところ一つの大きなエコロジーがあるからかもしれないな、と感じた。
母の手紙に書かれていた円とらせんの話が印象に残ったのと、上司の悪口を言うキッコに対し祖父が「人のことを悪く言うのは、自分の中にもそういうずるい心があるからだ」と叱りつける場面も感じ入るものがあった。が、総じてやはりストーリーうんぬんはおまけのようなもので、とにもかくにも映像の美しさにどっぷりと浸かり、日本的な四季それぞれの花鳥風月を思い出し噛みしめるような楽しみ方を提供してくれる作品ではないかと思う。
ただ個人的には、こういうストーリー性の希薄な作品というのは、あまり入り込むタイプのものではないせいか、鑑賞中も画面の中の人間の営みからふと我が身のことを対比的に考えてしまって、そしてなんとなく自分が悲しくなって、しばしば現実に引き戻されて集中できず、雑念たっぷりの鑑賞となってしまったのがややつらかった。雑念にまみれた汚れた存在の私が悪いのですが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夏・秋の方が好み。
母の存在と、夫の存在を交換したって感じてしまって★4かな。 -
夏秋同様、映像も音も綺麗で、季節それぞれのいいところをよく感じられた。
でも終わり方は思ったより荒めだったかな。4時間使った映画なんだし、もうちょっと時間をかけても悪くないと思うんだけど。
(良い意味で)ストーリーも薄目だし、セリフも多くないから、とにかくいい環境で映像と音を楽しんだほうがいい。 -
すごくよかった
食物を育て、収穫した食物を丁寧に調理し食す。
これだけけのことがただ淡々と描かれているだけなのに、
あきさせず
その暮らしぶりに
なぜか心が落ち着いてスーッとやすらぐのは
なぜなんだろう。
自分が同じ暮らしにあこがれているわけでもなく
できるわけでもないのに
人が丁寧に暮らしている様、厳かな美しさを感じ感動してしまう。
東北の小さな村で自給自足で生活する主人公の話。
自然の景色を四季の移り変わりが美しくて
食すという営みが美しく感じる -
映像がきれい ご飯おいしそう 雪が積もってる時の空の色が独特だった
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誰にも文句言われることなく自分のことは全部自分でやって1人で生きられたらいいのにね
でもたぶんそれは不可能でそんなの強さなんかじゃなくてただ寂しいだけ -
日々の生活、生き方を考えてしまう。
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雪景色いいわー。