デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(2) (ビッグコミックススペシャル) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 話が進むこどに徐々に異質な雰囲気が感じ取られる。
    特に謎の少年らしき人物は絶対に「侵略者」と呼ばれる存在なのだろう。
    この異質な雰囲気が増してくればもっと面白くなるだろう。

  •  目に見えるところに大きな「異常」があろうがなかろうが、だいたいのヒトにおいては、ただ日々の生活を送るものだし、それに惑わされるヒトにとっても、その「異常」は異常を含んだ日常にすぎないのだなぁとか、そんなことをぼんやり考えながら、門出たちの生活を追っていっていたところ、「異常」が突然具体的に目の前に出てきて、あたふたしている。え? どうなるの、これ。

  • 何かが起きそうで何も起きない展開がまだ続く。
    とは言え時間は動いているのでもうそろそろ始まる予感。
    浅野いにおのこの雰囲気があんまり好みじゃないのでギブアップしちゃうかもしれないとは毎回思う。
    でも、読み慣れてくると結構癖になって面白いんだよなあ。

  • 東京の真上に現れた巨大UFO。多くの犠牲者を出した「8.31」以降もUFOは空中にとどまり続け、「A線」汚染の影響で人が入れない地域も存在し、異星人との小競り合いも日常的に起き続けている。今にも破裂しそうな状況に慣れを感じる人々、声高に危険性を叫ぶ人々。そんな現代日本の危うさを増幅したような世界での少女たちの群像劇。

    浅尾にいおは頭が良すぎるのか、マンガとか読者とか物語とかいうものを信頼しきっていないキライがあるように思う。しかし、描き手としては円熟期に入りつつあるようで、この作品での設定、キャラクターの魅力、物語展開、絵そのもの、全てが非常に高いレベルで推移している。しかも以前のような、サブカルの入った実験的・前衛的なものではなく、幅広い読者を狙った、物語の王道を行く展開(今のところ)。「震災後の日本」を真正面から捉えている作品としても、文学を含め、最前線に位置する作品と言えると思う。願わくば王道を突き進んで完結させて頂きたい。

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著者プロフィール

1980年生まれ、漫画家。1998年、デビュー。日本の青年誌漫画を牽引してきた作家のひとり。主な作品に、『ソラニン』『おやすみプンプン』『うみべの女の子』『零落』など多数。『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を連載中。

「2019年 『漫画家入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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