響~小説家になる方法~(1) (ビッグコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 小学館
4.00
  • (35)
  • (27)
  • (23)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 375
感想 : 31
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (208ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 天才になって認められたい! そんな著者の声が聞こえる気がする。

    雑だし、登場人物に表情がないし、人物も描き分けが出来ていない。
    漫画家としては二流以下かな。

    話の展開から考えて、著者はラノベくらいしか読んだことが無さそう。
    突然出てきた天才少女が天下とっちゃうという、YAWARA!みたいな展開。(読者か?w)
    チラとしか書かれていない本棚の背表紙にラノベっぽいタイトルしか無いをみて
    「文芸部バカにしてるのかなぁ?」
    と思ったのは私だけだろうか。

    確かに、文章を書く才能があれば、エッセイや詩で認められる作品が書けるだろう。
    小説はそうはいかない。

    この作品を支持する人たちの中には、
    響は自分の心に素直に行動しているだけだとか、
    性格と才能は関係ないだろうという人がいるかもしれない。
    確かに人間としてはクズでもいい。
    それでも素晴らしい作品が書ける人もいるだろう。

    しかしながら、小説は総合力なのだ。
    自分や他人の心に対しての洞察力がないと読み手の心を揺さぶるものは書けない。
    これは性格の問題ではなく、感受性や想像力の問題だ。
    トラブルになるたびに「何故?」と思うような幼稚さしかなく、
    自分の行動がその後にどんな結果をもたらすかも想像出来ず、
    思うようにならなければ暴力を振るうのは、
    自分の気持ちや思いを言葉で伝えられない乳児のような行動。
    そんな人間に書ける「素晴らしい作品」とは、果たしてどんなものなのだろうか?
    暴言に対して、言葉での反撃が一切無く、手が先に出てしまうような人間に、
    他人を感動させるような文章を書ける能力があるとは思えない。
    そんな響が書いているのが「純文学」って・・・無理じゃないのか?

    どこかに、その答えが出てくるのかなと思い、8巻まで読んだ。
    でも、相変わらず響はただのガキのままだ・・・。
    そろそろ収拾がつかなくなってきているのかも知れない。

    そして、最も危惧しているのが以下の想像。

    純文学=良さがわからないけどすごい物
     →よくわからない天才少女=響

    こんな認識で著者がこのストーリーをつくったとしたら、
    これはもう最悪

  • 作品は知っていて、順番逆ですが、龍と苺の作者さんなんですよね。
    そうか、ちょっとネジがおかしい天才を描く感じなんですね。

  • punk!

  • 遅まきながら、この名作を読み始めました。主人公 響 の暴力性にヒヤヒヤしながらも、彼女の才能が生かされるようにと願って、読み続けています。
    https://www.honzuki.jp/book/246755/review/283413/

  • 本好きの女の子が主人公。思ってたのと違う印象。なんというか危うい(?)感じがする。説明難しいです。ストーリーはおもしろかった。

  • 「大人買いの女王」の爆買い本が読み友さん経由で回ってきた

  • 単純なことをしている響がただカッコいい

    したいことをする、質問に答える、無礼には暴力(!)…
    こんな単純なことができないのはなぜ?と
    不思議になってしまうくらい単純な論理。

    その論理を続けられる力があるから物語になるんだけど、
    才能が非才を斬り進んでいくのは残酷だが、
    ここまで単純だと爽快。

    (全巻読んだけど1巻だけ登録)

  • 久々に本読みたくなった。
    村上春樹は純文やったんか〜

  • 純文学を真っ正面から(?)取り組んだマンガ。
    文芸離れどころか活字離れで出版不況は全く出口が見えない。
    そんな中、「小説 木蓮」編集部に送られてきた直筆原稿。送り主は「鮎喰(あくい)響」。
    彼女がそんな現状を打破する救世主になるのかもしれない。
    そんなリードで始まるのだが、登場する響の常軌を逸した行動に出る直情型文学少女だった。
    高校入学初日、響が向かった文芸部の部室は、煙草を吸う不良たちのたまり場になっていたのだが……。
    「文学」という単語からはかけ離れたシーンの連続なのに、そこには確かに「文学」がある。
    ひょっとすると「文学」っていうのはそういうことなのかもしれないと思わせる妙な説得力に満ちている。
    これほど面白い「文学」マンガがかつてあっただろうか。
    最高の「文学」をありがとう。

  • 正直、響の書く文章をめちゃくちゃ読みたいけれども、存在し得ないというところがいい。だって小説読んであんな反応する人達見たことないもん。
    ともあれ、小説読みたくなる。

全31件中 1 - 10件を表示

柳本光晴の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×