- Amazon.co.jp ・電子書籍 (225ページ)
感想・レビュー・書評
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どうして資料をつくるのか、どんな効果があるのか、というやや抽象的な話から、エクセルでこの図をどう作るか、というかなり具体的な内容まで書かれていて参考になった。
しかも、その具体的な内容は難しいものではなく、実践しやすい。
以下個人的に参考なった点
・パレート図の作り方(数個の問題を取り除けば問題の8割が解決する。その8割の分岐点はどこか。図で示す)
・回帰分析(近似曲線がどれくらい当てはまっているか「決定係数(1に近づくほどに高い)」のエクセルでの表示の仕方)
・歩留まり率の表示
・プレゼン資料:読む人にこの図はどういう意味かなど考えさせない、スライドに書いてあること以外にほとんどの時間を費やす、ひとつのスライドに3つ事例や経験談などの枝葉の部分を考えておく -
ソフトバンクの元社長室長の三木さんの著書。
現状、特に問題点をありのままに可視化するためのパレート図や、議事録など、いくつかのシチュエーションごとにノウハウが具体的に書かれている。
しかし、表題に対して期待する内容に対し、実際の網羅性は欠けていると感じた。
この本と、より実践的な資料作成術を同じくソフトバンクで資料作成を一手に監修していた前田鎌利さんの「社内/社外プレゼンの資料作成術」で補完することで、ある程度ソフトバンク流の資料作成ノウハウを網羅的に学ぶことができた。
一番響いたのは、回帰分析をしないやつの話を聞かない!とある日孫社長が言い出した、という話。
改めて振り返ると、AI=推論、と断言している孫さんの原点のような思考がココからあったのかも。 -
ソフトバンクの社長室長を勤めてきた著者による、資料作成方法の解説。
著者がソフトバンクのサポート統括をしたりしていた関係で、事例がYahoo! BBのことだったりして、「ああ、こんなことあったなー」と思いながら読んだ。
業務処理報告書、プロジェクトマネジメントシートなど、計10種の資料の作り方を書いている。
* 本当に相手に伝えるべき内容を端的に伝えられるように
* あいまいな表現を使わない
* 定義をはっきりとさせる
* 責任範囲(アウトプット、担当者、期限など)を明確にする
全体に、上記の部分は資料の形式を問わず共通しているかなと思う。
そして、パレート図、回帰分析は業務に取り入れたいと思った。
しかし、孫社長の「これから回帰分析をしないやつの話は一切聞かない」この発言…。
こんなこと言われたら、回帰分析するしかなくなる。
ソフトバンクで仕事したら、かなり鍛えられるだろうな…。
その他の孫社長の発言もかなり面白かった。
「正しい数字を見ていれば正しい判断ができる」
「どんなものでも数字で把握せよ」
「最終的にはフォースでわかるようになれ!」 -
グラフの視認性を高めるテクニックについて学べた
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資料作成のコツだけではなくて、そこから何を伝えるのかという説明があって参考になった。
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プレゼン用の資料の説明が多いのと、企画書一枚で納得させられたらいいけど、大概は一枚だと通らないよね。
スピードはここまで求められてないなぁと。。。
事前準備の辺りとかにもっと説明を割いて欲しかった。議事録も極端すぎる。。。 -
ここで紹介される資料の作成方法はシンプルで、説得力が満載。いかに伝えたいメッセージ以外をそぎ落とすかがポイントだと思う。
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孫正義の付き人を務め、さまざまなプレゼンテーション資料をつくってきた著者。孫正義から受け継いだ、資料やビジネスの極意。
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資料のつくり方はもちろん、ビジネスの考え方においても参考になる一冊。「1スライド 1メッセージ」など、資料だけでなくても生かせる考え方だと思う。