ジヌよさらば ~かむろば村へ~ [DVD]

監督 : 松尾スズキ 
出演 : 松田龍平  阿部サダヲ  松たか子  二階堂ふみ  西田敏行  片桐はいり  中村優子  村杉蝉之介  伊勢志摩  オクイシュージ  モロ師岡  田中仁人  宍戸美和公  近藤公園  荒川良々  皆川猿時 
  • Happinet(SB)(D)
3.03
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感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953064225

感想・レビュー・書評

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  • サダヲさんの手をスズキさんが取ったときにときめいたのは私だけだろうか

  • 2015年 日本 121分
    監督:松尾スズキ
    原作:いがらしみきお『かむろば村へ』
    出演:松田龍平/阿部サダヲ/松たか子/二階堂ふみ/西田敏行
    http://www.jinuyo-saraba.com/

    過疎化が進む東北の小さな村「かむろば村」に東京から越してきた高見武晴=タケ(松田龍平)は、もとは銀行に勤めていたがお金アレルギーになってしまい、ここで自給自足、一円も使わず生きていく決心をしていた。荒っぽいところもあるが面倒見のよい村長・天野与三郎(阿部サダヲ)その美人妻・亜希子(松たか子)らの世話になりつつ、タケは新生活を始めるが…。

    松尾スズキ監督なので、キャストの大半は大人計画のメンバー。ドタバタコメディだろうと思って見始めた。序盤は予想通り、お金を見ると失神するほどのお金アレルギーとはいえ、電気も水道もガスもいらない、と厳寒の東北の寒さを舐めきっていたタケが現実を思い知ったり、そういうちょっと非常識なところもある不思議ちゃんのタケが、村の唯一の旅館・伊佐旅館の美人女将・奈津(中村優子)、実は村長の種のその息子、村の人たちから神様と呼ばれている奈津の父・なかぬっさん(西田敏行)、旅館の板前で顔に大きな傷のあるいかにもワケアリの勝男(オクイシュージ)、亜希子のスーパーで働くハーレー乗りのいそ子(片桐はいり)など、なんやかんやで親切な村の人たちのおかげで新生活に馴染んでいくさまがコメディ風で進む。

    少子化が進む村で貴重な女子高生・青葉(二階堂ふみ)は、東京から来てお金を使わないために貯金がたくさんあるタケに目をつけ言い寄ってくるし、ヤクザの青木(荒川良々)が実は青葉を使った美人局をたくらんでいたり、そのせいで事故が起こったりくらいまでは波乱万丈ながらも笑える範囲だったのだけど…中盤で、怪しい男・多治見(松尾スズキ)が村にやってきたことで様相が一変する。

    面倒見がよく人望厚い村長には実は元・警察官で、ヤクザの多治見、そして板前の勝男とは過去にある因縁があり…。このへんが明らかになるにつれ、急に映画が暴力的になって戸惑った。ほのぼの田舎生活コメディだと思っていたのに、妙に残虐な過去の事件、勝男の傷の理由などがエグい。さらにここに、隣町との合併を企む青砥(皆川猿時)や助役の佐藤(村杉蝉之介)らの思惑も重なって、事態は思わぬ展開に。

    村長が逮捕され紛糾する村で、町長選挙の時期が始まり、なりゆきでタケが立候補することになるが…。終盤は一応大団円なのだけど、前半と後半の温度差にちょっと驚いた。ザリガニが降ってくるシーンは好き。

  • 二階堂ふみのパンチラがエロい。コメディだがコテコテではなく、シュールさがあって意外と良い。ゴリゴリのヒロインがいない分、役者が揃っているのも良い。

  • ギャグセンスとテンポはかなり好き。
    でも下ネタが度々出てくるので品がなく人に勧めづらいし、何度も見たくならない。
    ラストのオチは特にひどく、出演している子供があのセリフを聞いたかと思うと引く。
    お金アレルギーの男に始終苛つくが、周りがいい人だからプラマイゼロかな。

  • 元銀行マンで金アレルギーの主人公が限界集落へ。
    プロットは面白いけど、そんなでも無かった。

    物語の半分くらい村長の過去だけど、要らなかった。
    田舎のテキトーさと時間がゆっくり流れてる感じ、微妙な人間関係等は良かった。

  • 松尾スズキ作品ということと、お金が嫌になってド田舎に移住する若者という設定に惹かれて鑑賞。おもしろかった。都市労働やら資本主義やらにうんざりする気持ちがなくはないし、ド田舎で暮らせるかな、みたいな妄想がなくもないので、この設定は自分にマッチしていた。主人公の松田龍平はボンヤリしててヌボーっとしてて覇気がなくて自分みたいで他人とは思えない感じ。

    ちょいちょい入れてくる笑いの質が実に松尾スズキらしいと思ったけど、思ったよりストレートに寓話的な話だとも思った。昔何度か松尾スズキの演劇を見たことがあって、エログロダークデンジャラスでひねくれていて、わかりやすい話にまとめることへの照れがある印象だった。年を経て変わったのか、それとも観客への親切か。

    時には自分を捨てて人は何かをせずにいられないし、人生は思わぬ望まぬ形でなんとかなるものだ、という話にケチを付けるつもりはない。みうらじゅんさんも「自分を捨てろ」みたいなこと言ってたなあ。原作がどうだったか知らないけど、神様に直接それをしゃべらせるのではなく、もうちょっと別の暗喩的な表現はなかったのか、とも思う。観客に親切な表現なのは間違いけど。神様もうちょっとなんとかならなかったのかなあ。いなくても良かったんじゃないの神様は。いや西田敏行は全然悪くないんだけど。遠野物語的な世界観を実写映画でポップに表現したかったんだろうか。そのへんは演劇で上演できたら松尾スズキの得意技かも。

    いや、でもおもしろかった。あと松たか子と旅館のおかみ(中村優子?)がとても魅力的だった。

  • 終始クスクスと笑い通しだった。荒川良々が出ているだけで、もはや映画の出来なんて、どうでもよくなる。

  • 2017.9.19

  • 役者陣はみんな好きなのに、
    ところどころ面白いのに、
    全体としては何故か印象が薄く、
    つまらない。

  • 松尾スズキ監督•脚本、いがらしみきお原作(かむろば村へ)、2015年作。松田龍平、阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行出演。

    <あらすじ(ネタバレ)>
    仕事の失敗から金アレルギーになった銀行員の武晴(松田)はお金を一切使わない生活を目指しかむろば村に来たが、村長の与三郎(阿部)に諌められつつ世話になる。村長選を控えて与三郎には元妻を殺した疑いがかけられ身柄を拘束され、後任村長候補に武晴を推すも要を得ない。が、妻殺しの真犯人が現れ、与三郎は再立候補する話し。

    <コメント>
    ストーリーはつまらない。村長があんなに人を殴るか。コメディなのだがそんなにおもしろくはない。
    なんだか実態のない映画。
    出演者はよく演技していた。

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著者プロフィール

作家・演出家・俳優

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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