持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎単行本) [Kindle]

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著者 : pha
  • 幻冬舎 (2015年5月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (114ページ)

持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎単行本)の感想・レビュー・書評

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  • 著者は京大卒のニート。『ニートの歩き方』の続編。この本もおもしろかった。

    仕事や生き方について少し悩んだとき、しんどいなと思ったときに読むのおすすめ。こんな考え方もあるんだなと気づかされる。型にはまった働き方、生き方以外にも多様なやり方でやっていける時代なんだと思った。


    『要は、多くの人が普通にこなせないものを、「普通の理想像」として、しまっているから、みんなその理想と現実のギャップで苦しむのだ。』

    『どの生き方が偉いとか、正しいというものはない』

    『社会が目指すべきなのは、家族であっても家族でなかったとしても、いろんな形で人と人が繋がりやすくなる環境だと思う』

    『他人と自分を比べても平気になるためには、「自分の価値基準」をはっきりと持つことだ』

    『人間が人生の中でやることって結局、大体七割くらいは「居場所を作るため」の行動じゃないかと思う』

    パワハラ、自殺、いじめ、差別、こういうのを無くすには、こういうゆるい考え方がもう少し拡がるべきだと思う。

  • 新しい社会観、価値観の提案。
    定職に就かず生活している著者の、現代社会でゆるく生きるために必要なことが、如何にも本人の言葉であるなあ、という文体で書かれている。

    著者自身が「自分の生き方を人に勧めるものではない」と書いているが、むしろ万人が出来る生き方ではない。
    何故なら、ゆるいように見えてかなり骨太な「生き様」がそこに存在しているからだ。
    過去や物に執着しない、自分の絶対的価値基準を持つ、ストイックにインプットとアウトプットを続ける……。
    少なくとも、今の自分には真似のできない生き方だ。
    例えば、会社勤めをすることが「だるい」と著者は書いているが、自分にとって会社勤めはむしろ「ラクな生き方」である。
    著者も指摘している通り、人間は何かをせずにはいられない生き物だ。
    会社に所属していれば、一日の予定は会社中心に回る。仕事の予定こそあれど、出社して帰宅するまでの行動は「仕事をする」ということが埋めてくれる。
    「人生とは死ぬまでの暇つぶしである」という言葉があるが、毎日会社に行くことも、暇つぶしと言える。
    同じ暇つぶしなら、無為に会社勤めをするよりも、日々を自分が大切だと思う行動に費やした方が有意義である、というのが著者の考え方だ。

    はっきり言って、そんな生き方、憧れこそすれど、怖くて真似が出来ない。
    本能・理性の両側面から、不安や恐怖を忌避するのが人間だ。
    会社に勤めていれば、少なくとも会社を辞めたり会社がなくなったりしない限り、時間と引き換えに給与という形で日々の生活が保証される。
    会社を辞めてしまったら、最初こそ悠々自適を満喫出来るかもしれないが、次第に収入がないことの不安に苛まれることは目に見えている。

    しかし、著者はそれを承知しながらも、なんとかなるの精神で、定職に就かない生き方というのをやってのけている。
    定職に就かないながらも、社会への参加を放棄しているわけではない。
    ブログや書籍執筆による発言、OSSコミュニティへの参加、人が集まる場作りなど、むしろ積極的とも言える自己発信を行っている。
    “直接リターンを取るとしなくても世の中に何かを提供し続けていれば、そのうち何かが巡り巡って自分にもどってくるものだな、ということを思う”という一文にあるように、定職に就く以外の方法で社会参加を続けてくということの大切さを、著者はその人生を通じて実現している。
    生きることに正直であること、それが著者の生活につながっている。

    社会の基本的な枠組みを無視し、自分の価値観を第一に尊重して生きる。
    改めてその大切さと難しさを認識させられる一冊だった。
    繰り返しになるが、著者の生き方は多くの人には真似のできたものではない。
    ただ、著者がその生き方に至るまでの精神、人生におけるミニマリストであることは、大いに参考になると思う。

  • 家以外に、気軽に立ち寄れる場所があるといいよね。

  • そんなに頑張って生きていかなくても良いやって思える本。

    色んなところに居場所を作って行くべきという話が一番良かったです。集まっているのは人間だから変化することが多く、居心地がいい状態がいつまでも続くわけではないから、居場所は変化させて持って行くべきという話がとても印象に残りました。

    お金や時間、家族などの人に縛られずにもっと優しく生きたいと思う本でした。

  • 便利さに振り回されて不便になってることって、結構あるよなーと再認。
    自分なりのペースの取り戻し方については、あたかも森田療法のよう。自分のレジリエンスを、とても自然なカタチで大事にしていて良い。

  • 働いているときに読み始め、退職までの有休消化期間に読み終わった。
    読み始めは何だこの貧しい生き方は…とあまり共感できず途中でしばらく放置してしまったが、有休消化期間に入り、時間に追われない生活の中で続きを読んでみると中々染み入るものがあり色々な意味で面白かった。
    どのような状況になっても精神的に幸福でいられるよう、多様な発想・選択肢を持っておこうと思った。

  • 個人的にふむふむとおもった。
    私もゆるい生活が大好き。ゆるくても良い!!と思えた

  • これまでの生き方や働き方の価値観から解放してくれる感じの多様性を示した本。この通りに生きるのは難しいことかもしれないけれど、無理することなく生きることは大事だなと思えた。

  • <kindle>pha氏が本当に語っているかのような本。読みやすかった。

  • タイトルは「持たない」だが、実際は多様性についての論だと思った。家族を持つのも持たないのも選択の自由。ハードワークするのもゆるく働くのも選択の自由。そしてその間を行ったり来たりするのも自由。
    また、「居場所」の重要性も筆者は指摘。ゆるくつながるのが簡単になった時代。なるほどと思わされた。
    ゆるい文体に確かな説得力はさすが。

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