死者の代弁者〔新訳版〕(下) (ハヤカワ文庫SF) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 結局、物語に入り込めない違和感は最後まで続いた。つまらないわけではないのだけど、その分、理解不能な点にいらいらする。ノビーニャのあの態度には必然性があったのだろうか、ピボなどいろんな人にほかの選択肢があったであろうに、なぜとりえないような選択をしているのか、腹落ちしない。
    多くのシリーズが刊行されており、のめりこめたら当分楽しめるな、と期待したが、これ以上手に取ることはなさそうだ。

  • 構想も興味深いが、それよりも心理描写と思想が素晴らしい。名作。

  • ■ピギーが犯した不可解な連続殺人事件と彼らの隠された生態……ジスコラダ病がもたらす決定的な影響……ルシタニア星のあまりにも単純な生態系の謎……”死者の代弁者”という仕事の実態……エンダーとヴァレンタインの永別……窩巣女王復活の可能性……アンシブル宇宙に君臨する”ジェーン”という絶対的知性の存在……ノビーニャ一家の秘密と彼らの不幸からの救出………
    下巻の途中までは、「これは大変な傑作だ」と思いながら読んでいたのだが……。
    ■エンダーとピギーとの契約内容、どうしても「そんなんでこの先、うまいこと行くかぁ~?」と疑問に思ってしまった。だってジスコラダ病も未解決、”兄弟の木”は惑星ルシタニアから移植できない、スターウェイズ議会にとってはピギーたちがルシタニアを出ることなんて言語道断、にもかかわらず、ピギーたちは宇宙に飛び出す気マンマンじゃん。
    さらにピギーの他の部族(ルシタニア星全体にどれだけいるかわからないが)がひとつにまとまるなんて考えられない(地球人を見よ!)。
    さらにさらに、ここに窩巣女王が絡んできて(ピギーと窩巣女王との相性も正直どうなのかわからない)、バガーが増殖しだすとなるともうこの星、カオス状態になるんじゃないだろうか? 大丈夫かエンダー!
    ■ただし壮大な物語はまだまだ続く。ぼくは未読だが、上記の疑問は次回作『ジェノサイド』で解決されるのかもしれない。しばらく間をおいてから改めて手を伸ばすことにしよう。

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