ソラリス (ハヤカワ文庫SF) [Kindle]

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制作 : 沼野 充義 
  • 早川書房 (2015年4月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (248ページ)

ソラリス (ハヤカワ文庫SF)の感想・レビュー・書評

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  • 書かれていることを書かれているままに読み、わからないなりに楽しめた。ソラリス学のところとかわたしにはしんどかったけど、読み終わってみれば、あの辺にあれがあるからいいんだと思える。太陽が二つあって、そのうちの赤いやつが微妙に色を変えつつ海に照り映える描写が好き。「お客さん」とか「鬱になって自殺しちゃう人がいる」くだり、もうちょっといくつか実例出して、パターンを見せてくれた方がわかりやすかったよなあ、と野暮を承知で言ってみる。にしても、主人公の男、身勝手すぎやしないか。なんか途中から急にセンチメンタルな感じで愛を追求しはじめたけど、なんなの?それにひきかえ「お客さん」であるところのハリーが健気で可愛すぎるんだけど、それも男の願望を映す鏡なのかもしれんし。メロドラマのパロディなんだったら、許せなくもないけども。あと、「コンタクト」については、子どもの頃、本に出て来る火星人のイラストなんかを見て、デフォルメされてるにせよ、宇宙人も頭と胴と手足があるってどうして言えるのだろうか?などと考えたものだけれど、ざっくり言うとそういうこと? 事情により、最後の方急いで読まなければならなかったのですが、本当はもっとじっくり味わいたかった。でも、タイミングよく、今月の『100分de名著』はこの『ソラリス』なので、これから番組を観つつ、いろいろ考える時間をもちたい。
    追記:100分de名著第2回を見て、サルトリウスに子どものお客さんが来ていたことを読み飛ばしていたことが判明。他にも実例ありましたね。反省。

  • 理解できるだろうかと恐る恐る読み始めたけど、思った以上にリーダヴィリティを感じた。ソラリスのステーションで何が起きてるのか全く分からない状況で、狂ってるとしか思えないスタッフの描写や、主人公ケルヴィンが直面する事態に何度も「こえ~」って声が出た。科学者たちが、惑星ソラリスを何とか理解しようとする執念が感じられる研究の記述は、なかなか頭に入ってこなくて何度も読み直した。理解できたとは言い難いが、結局ソラリスのことは何も理解できないけど、宇宙には人類には決して理解できないことも有り得るということを作者は言いたかったのかなと思う。理解できなくても、知りたいという欲求を持ち続けることが大事だと。訳者の解説を読んで、その感想が的外れでないことを知って安心した。

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